「数字と踊るエリ 娘の自閉症をこえて」矢幡 洋 (講談社)2011年05月20日 12時41分15秒

数字と踊るエリ 娘の自閉症をこえて
現在、アマゾンの「闘病記」のカテゴリーでトップの売り上げになっていて、先日は朝日新聞で大きく取り上げられた「数字と踊るエリ 娘の自閉症をこえて」。

自閉症の娘さんを自分たちの力で療育していく夫婦、そして家族の物語です。

自分の娘が同じような状況だったら、どうするでしょうか?
皆さん、それぞれ考え方が違うと思います。
たとえばぼくは医者ですから、医者なりの考え方をするでしょう。
専門家にすべてまかせるのか、自分たちで可能なところまで行くのか。
そういう意味で、この本は、エリちゃんの物語でもあり、夫婦の物語でもあるでしょう。

臨床心理士のお父様は懸命に勉強して、エリちゃんと一緒に苦しい道を登っていきます。
普通のご家庭のパパはここまでできないと思います。

この一家の物語はこれからもずっと続く訳ですから、可能ならば10年後に、大人になったエリちゃんの姿を、ぜひ、雑誌「g2」で見てみたいものです。

本書の後書きから察すると、筆者は膨大なエリちゃんに関する記録を持っていたようです。
9年にわたる記録ですからね。
これが1冊のノンフィクションにまとまると、ものすごい量のファクトが消えていく訳です。
そういう意味で、ノンフィクションというジャンルは、本当に大変な作業です。
ある意味、捨てる作業。
その作業から残った文章の一つひとつを、多くの読者にぜひ感じてもらいながら、読んで欲しいと思います。
そういう良書です。

追記)この本は、タイトルとカバーデザインも大変すぐれていると思います。
本は中身だ! という意見もありますが、ぼくはそうは思いません。
タイトルやデザイン、字の大きさや紙の質まで、すべてを含めて一つの小宇宙だと思っています。
ちょっと大げさでしょうか?

ぼくは自転車ツーキニスト2011年05月21日 16時35分55秒

ぼく自転車
土曜日は交通量が、車も人も自転車も少ないので、クリニックまで自転車通勤をしました。
自転車ツーキニストです。

先週の日曜日に往復した距離ですから、ま、難無く行けるだろうと思っていました。
ですが、何かトラブルがあってはいけないので、7時50分に出発。
車道はあまり走らず、ほとんど歩道を走りました。
歩行者も少なかったので、人様の迷惑にはなっていないと思います。

さて、問題の「原陸橋」。
これもそんなに苦労しないで登ることができました。
ですが、これを越えた後の「殿山ガーデン」近辺の方が坂がきつく感じます。
クリニックに着いたのは8時25分。
最高速度は30Km/h。
平均速度は11Km/hでした。
うっすらと汗ばんだので、着替えをしました。

土曜日はしばらく続ける予定です。
この「ツーキン」がいつまで続くのかよく分かりませんが、問題は冬です。
ぼくは寒いのは大っきらいで、寒いと何もしたくなくなります。
暑さは我慢できるんだけど。

ぼくがクリニックに行っている間、家内は「ママチャリ」で6キロくらい走ったそうです。
ですが、とても疲れたと。
うーん、しかたないなあ、やはりもう一台、買わざるを得ないですね。

BromptonとBD-1、どちらがいいの?2011年05月22日 08時02分39秒

BD-1
BromptonとBD-1、どちらがいいの? といった感じで検索をかけると、たくさんのサイトが見つかります。
両者を比較したブログも多いし、どちらか一方を愛機として乗っているブログも多数あります。

http://ozunu.exblog.jp/
http://blog.so-net.ne.jp/cho_bike_brompton/
http://www.bd-wonderful.com/blog/
http://www.asahi-net.or.jp/~pk2k-hrsw/suisai/my_brompton.htm

だけど購入にあたってどちらがいいか、迷わなかった人はいないのではないでしょうか?
http://foldingcycletour.seesaa.net/article/54575148.html

スピードのBD-1、
乗り心地と折りたたみのBrompton、という図式は間違いないでしょう。
逆に欠点をあげると、
Bromptonは標準でギヤが3段しかない。
BD-1は、転倒しやすいという記事があってこれが気になる。
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/bd-1/bd_index.html
さらに、BD-1は折りたたみが若干複雑で、タイヤに触れる必要がある。
けれども、うまい人はあっと言う間にたたんでしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=ZAVfnwOZ_LQ&feature=related

すると結論は、どういう使い方をするかによって自転車を選ぶということになります。
だけど本当にそうでしょうか?
まず「好きな」自転車を買って、それに応じた使い方・ライフスタイルを選ぶという方法もあります。

またメインテナンスも大きい問題。
ぼくはいくら自転車を距離・時間でたくさん乗っても、メカ的な手入れはあまり好きにならないでしょう。
そうすると、プロのショップで面倒を見てもらうことになります。

現実問題として、Bromptonは、千葉から船橋まで行かなければ入手できません(Y's Road)。
一方、BD-1は、毎週のように行っているアリオ蘇我店で販売しています(Seo Cycle)。

こういうことも案外大事なような気がします。
皆さんはいかがお考えでしょうか?

太泉八雲さんに教わった Ori Bike2011年05月23日 20時50分02秒

Ori Bike M10
昨日は、BromptonとBD-1のどちらがいいか、などと書いていましたが、その直後にびっくりするような折りたたみ自転車を発見しました。

太泉八雲さんが書いているブログ「一路一会のぶらり、一筆」。
http://blog.ichiro-ichie.com/

このブログで、Ori Bike M10 の魅力がたっぷりと語られています。
この自転車は、もしかすると、BromptonとBD-1の「良いとこ取り」のようなものかもしれません。

一番気になるのは、ぼくのような身長も手足も短い人間が、この自転車に乗ることができるかどうかです。
太泉さんにお尋ねしたところ、早速返事が戻ってきました。
小柄な人でも大丈夫でしょうとのことです。

この自転車の魅力は、折りたたみがBD-1以上にきれいなこと。
http://www.youtube.com/watch?v=FYcBtDL8Wjc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=a3SRLzKIxHY&feature=related

そして10段変速で車体が、10.4Kgしかないことです。

うーん、こんな折りたたみ自転車があるとは!
現在はマイナーな車種かもしれませんが、そのうちに人気を集めるかもしれませんね。
値段も、BromptonやBD-1より安いんです。
東京のサイクルショップで試乗できるようです。
再来週あたりに行ってこようかな。

BCG予防注射を行う2011年05月24日 20時02分16秒

BCGハンコ
今日はお昼の「健診・予防接種」を行わず、千葉みなとに出かけてきました。
千葉市のBCG予防接種を行うためです。

もちろん、ぼくが接種を受けるのではなく、接種をするのです。
千葉市では生後4カ月の健診の際に、BCGを併せて行うのですが、何らかの理由で接種もれが起きる場合があります。
そして今日が、その予備日だったということです。

保健師さんとママの二人で赤ちゃんを上手に抑え、もう一人の保健婦さんが、赤ちゃんの上腕にポトリとワクチン液を落としてくれます。
写真に写っているアンプルに差し込んであるスポイトね。

ぼくは9針の管針の「つば」で液を広げ、「グイッ、グイッ」と2回、ハンコを押します。
16人ほどのお子さんがお見えでしたが、30分ほどで無事に終了しました。

さて、BCG接種後の跡のことでよく質問を受けます。
接種してけっこうすぐに跡が消えてしまったり、18個の跡のうち、半分くらいが消えていたりします。
大丈夫なんですか? と聞かれることがよくありますが、答えは大丈夫。
跡が残らなくても、針を強く押しつけた時に、ちゃんとワクチンの液は皮膚の中に入っていくようです。

今日の午前中は雨も強く、患者さんは10人くらいしかきませんでした。
しかしBCGが終わって夕方から診療をすると、けっこう患者さんがお見えになり、結局50人近くが来院しました。

明日は臨時休診。
源小学校へ学校検診へ出かけてきます。

君が代に起立を!2011年05月25日 16時51分54秒

大阪維新の会が、「君が代起立条例」を府議会に提出する流れになったようです。
人の心を条例で強制し、逆らえば懲戒免職になるというものです。
懲戒免職になれば、その日から、その人間は失業者です。
家族を養っていく収入がなくなり、「職場を馘首された」というレッテルが残ります。

この条例に対して、朝日新聞には二度にわたり、読者からの批判の投書が掲載されました。
愛国心を強制することの問題点が厳しく糾弾されていました。

「人間は自由の刑に処せられいる」という言葉があります。
自由というのは、それを貫き通すのが大変に困難で、時には自分の存在を賭することにもなります。
君が代に対して「起立しない」という行為もまさにこれにあたり、真にリベラルな人間にのみ可能な行為でしょう。
軟弱なぼくには真似ができません。

信念をもってリベラルに自由に生きる勇気のある人間。
こういった人物が教師に相応しくないとはぼくには思えません。
医学の世界でも、いやもっと大きな文化とか文明とか、そういった大きな世界の中で、歴史の歯車を動かしてきたのは誰でしょうか?
付和雷同する人?
買いだめ・買い占めする人?
東北の産品をエンガチョ扱いする人?
福島から来た人を差別する人?

日本人は基本的に論理的に物事を考える力が弱く、感情や雰囲気や周囲の状況に流される民族です。
それは欧米と比べてノーベル賞受賞者が桁違いに少ないことでよく分かります。

自立することの苦手な我々日本人。
今度の大阪の条例もきっと成立するでしょう。
教師は全員が懲戒免職が嫌だという理由で、君が代に起立するでしょう。
だけどそんなことは、人類の100年、200年の歴史から見ていけば、ほんの些細な「反動」の一瞬に過ぎません。
いずれ必ず歴史は進歩します。
府知事の男は、歴史の波間に泡と消えていくでしょう。

追記)東京都の「君が代起立」の強制は、高等裁判所で違法であることが認定されています。
裁判の判例を無視する人間は、リベラルではなく、アナーキストです。

悲しい政治家の未来を見よ2011年05月26日 19時35分38秒

大阪府の維新の会は、そもそも選挙公約で、「君が代起立法案」を提出するとは一言も言っていませんでした。
彼らが主張していたのは、「市」と「府」の二重行政を改めるために、「大阪都」を作るという案です。

ところが議会で第一党になった途端、公約とはまったく関係ない「君が代」を持ち出しました。
こんなデタラメがなぜまかり通るのか、ぼくにはまったく理解できません。
そもそも府知事である男は、府知事選挙に2000%出ないと言っていたはずではないか?
なぜ、そんなウソを府民は許すのか?
そういったウソを平然とつく男が、君が代に敬意を表し、愛国心を育てるなんてことを言っても、チャンチャラおかしいとしか言いようがありません。

こんな男が大阪府では支持率が70%とか80%というのですから、大阪府の大多数の人間はいい加減な人間なんだと思います。
そういえば、横山ノックなどという性犯罪者を府知事を選んだこともありましたね。
なんて恥ずかしい。
衆愚政治とかポピュリズムとかいう言葉がぴったりです。

この男の独裁政治は、東京都の知事くらいの高齢になるまで、延々と続くでしょう。
大阪府の未来には一体何があるのでしょうか?

安全と安心は違う2011年05月27日 19時27分28秒

福島県の学校で、児童が1年間に被爆する許容量が1ミリシーベルトに設定されました。
これまで20ミリシーベルトだったので、大きな進歩です。

余計な放射線は少しでも浴びない方がいい。
それは当たり前です。
議論の余地もありません。

ですが、今回の事故をきっかっけに放射線のことを心配するならば、もっと外のことも心配して欲しいものです。

日本は先進国の中では異常に煙草の喫煙率が高く、煙草の副流煙は猛烈な発がん作用があります。
みなさんのご家庭では、パパもママも煙草を吸いませんか?
副流煙を大量に吸い込んでいるお子さんに、放射線の20も1も何の意味もありません。

また日本人は、医療検査を受けることが大好きな民族で、世界一の被曝大国です。
日本人の3人に1人はがんで死にますが、そのうちの5%は、医療検査による被曝が原因と言われています。

ところが患者さんは何かあればすぐに医者に対して、検査、検査と画像検査を要求し、検査漏れから診断が遅れようものなら、医者は激しく社会的な糾弾を受けます。
安心したいためだけの検査は、患者も医者も思いきって止めるべきです。

私たちが日常的にどれほど、不健康な煙草や不要な放射線を浴びているか、じっくりと考え直すのがいいでしょう。

馬刺しを食べた2011年05月28日 22時22分04秒

馬刺し
蘇我の「銀寿司」で馬刺しを食べました。
メンバーは、同じ釜の飯を食った小児外科の先輩と同級生。
今はみんな開業しています。

もちろん、馬刺し以外にも沢山食べましたが、美味しいのって何のって。

2週間、自転車を漕いだのがチャラになりそうです。
大満足です。

Bromptonがずらり2011年05月29日 19時21分47秒

Bromptonがずらり
娘(中学3年)の買い物に付き合って、東京・俵町まで行き、その後、お花茶屋へ回って自転車屋さんへ足を運びました。
折りたたみ自転車で日本で最も有名なサイクルショップのうちの一つです。

まずとにかく店員さんの対応が素晴らしい。
笑顔で丁寧で親切で。

写真はずらりと並んだBrompton。
美しいですね。
折りたたまれた小ささは、本当に芸術的です。

家内の目的はDahon mu p8。
雨が降っていたので、せめて跨がせてもらいたい。
ところがいろいろと説明を聞いているうちに、雨が霧雨状態に!
今だ!
家内はDahonとBromptonを試乗。
で、ぼくは、Ori bike m9とBD-1を試乗。
BD-1はハンドルが変に緩んでいて転倒しそうになりました。

分かったことは、小径車とは言え、ぼくのクロスバイクと同じようにビュン!と走ること。
Bromptonがそれ程、体が立った姿勢にならないこと。
BD-1は前傾姿勢がそれほどきつくないこと。
Ori bikeは「見た目」の魅力がちょっと薄かったこと。

悩みは深まる一方。
さてどうしようか。
駐輪場のサイクルポートも作ろうとしているので、そちらにもお金がかかる。
益々働かなくてはなりませんね。