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「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」出足順調です2018年09月20日 21時48分58秒

発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年
(↑クリックで拡大・縮小できます)
「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」が出版されて10日が経ちました。
ぼくにとってこの本は8冊目の作品ですが、今までにない好評を頂いています。
中央公論新社のホームページでも、単行本のランキングの4位に入っています。
http://www.chuko.co.jp/tanko/2018/09/005115.html

Amazonでも売れ行き好調のようです。
http://amzn.asia/d/bNvRgFb

この本で描こうとしたのは、
1 自閉症とはどういう病気で、子どもはどういう生活を送るかという「自閉症の世界」を描写したいと思いました。
ややもすると、暗いイメージのする疾患(障害)ですが、自閉症児の中には豊かな世界が広がっています。それを多くの人に知って欲しかったのです。
2 そして同時に、自閉症児を育てることは楽な道のりではありません。自閉症は「コミュニケーション」と「こだわり」の障害ですから、社会に出ると様々な衝突があります。
親の苦労は筆舌に尽くしがたいでしょう。我が子の障害をどうやって受容して、家族として生きていくのか。そこを描きたかったのです。

自閉症に無縁の人でも生きづらさを抱えて生活しているご家庭は多いと思います。困難を乗り越えて、人生に目標を設定して生きていく勇気を最終的には表現したいと考えました。

自閉症児と母の17年の物語を、どうぞ読んでみてください。

いのちは輝く〜障害・病気と生きる子どもたち(26)2018年09月20日 11時06分32秒

連載第26回目を書きました。
今回も輸血拒否の話です。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180827-OYTET50009/

もしよかったら読んでみてください。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(内田 洋子)2018年09月17日 14時31分20秒

イタリアの田舎、本の行商人にまつわるエッセイです。
この本の中には、私たちの日常とは異なった時間が流れています。
異なった文化、異なった歴史、異なった土地で、古本という共通項の糸をたぐって内田洋子さんの世界に心を預ける時間を味わうことができます。
文章が良いのはもちろんですが、多数挿入された写真が実に良い。
またこの本自体の装丁も特筆すべき出来の良さです。

週刊読書人の最新号で2018年09月14日 20時18分09秒

選べなかった命(週刊読書人)
ノンフィクション作家の河合香織さんと対談しました。
河合さんが書いて、現在、ベストセラーになっている「選べなかった命」を巡ってです。
週刊読書人は大きな本屋さんには置いてあります。
またホームページからも購入可能です。
興味のある方は、手に取ってみてください。

http://www.dokushojin.co.jp/?pid=135053914

生命倫理に答えはありませんが、だからこそ答えを探し求めていくのが、生命倫理だと思います。

原民喜 死と愛と孤独の肖像 (岩波新書) 梯 久美子2018年09月13日 22時07分19秒

原民喜 死と愛と孤独の肖像
悲しみの文学者・原民喜の評伝です。
彼の死と愛と孤独について描かれています。

近代文学には死の匂いがまとわりついています。結核といった死病を初め、戦争や貧困などの命を脅かすものが日常の中に人々と背中合わせに存在したからでしょう。
そしてその死を美しく捉える文化が文学の中にあったように思えます。
そういう意味で、原民喜は近代文学の中にあって超メジャーではないにしろ、時代に強く張り付いていた作家であったのでしょう。

梯 久美子さんの筆は美しく、ノンフィクションが文学であることを文章を以て示しています。
そして資料の読み込みの深さ。どうやったらこういう作品が書けるのでしょうか?
ぼくには想像もつきません。
現在、ベストセラー。近代文学に関心のある方は必読です。

プレゼントのお知らせ2018年09月11日 21時37分07秒

ヨミドクターでは、現在、拙著「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」のプレゼントをおこなっています。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/matsubook/

締め切りは10月1日、5名様だそうです。
ぜひ、応募してみてください。

新著『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』2018年09月07日 21時22分12秒

発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年
新著のご案内です。
『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』(中央公論新社)という本を書きました。
知的遅れのある自閉症児の17年の成長を母親から聞き取ったものです。
お母さまの名前は立石美津子さん。幼児教育や子育てに関して著作活動や講演活動をしている女性です。
自閉症という言葉を知らない人はいないと思いますが、自閉症児の日々がどういうものか案外知られていないのではないでしょうか?
この本では、「自閉症の世界」を描き、我が子の障害を受け容れていく母の心理を描写しました。
立石さん親子の17年は大変ドラマに富んでおり、一気に読める作品に仕上がっていると自分では思っています。
Amazonでは本日から購入可能になっています。

http://amzn.asia/d/15HVTPb

また店頭には9月10日(月)頃から並ぶと思います。

知的遅れのある自閉症児を描くことは長年の僕の目標でした。ヨミドクターの「いのちは輝く〜障害・病気と生きる子どもたち」の連載をきっかけに立石さん親子に出会うことができ、じっくりとお話を伺うことができたことを、本当に幸運だと思っています。

自閉症に関心のある方もそうでない方も、ぜひ、本書を手に取ってみてください。
健常な子どもを育てていても、家族が生きていくという中には、さまざまな不条理な苦しみがあります。「普通である」ことを世間から強要され、また自らもそれを望むのが私たちの姿です。しかし、その「普通」という縛りを超えたところに、本当の家族の幸福があるかもしれません。

本書を応援して頂ければとても嬉しいです!

消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々(広野 真嗣)2018年09月07日 20時51分29秒

消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々
昨年の小学館ノンフィクション大賞受賞作です。
よく取材しているし、資料もよく読み込んでいると思います。
ノンフィクションとして一定の水準をしっかりとクリアした良作ですね。
この本の最大の読ませどころは、「論の立て方」にあります。
国が世界遺産に長崎県の「隠れキリシタンの文化」を申請しようとした時、途中で、生月島の存在が消えてしまいます。
この島では正統なカトリックとは異なる土着の民俗宗教が江戸時から存在しています。
禁教が解かれた今も、信仰は続いています。「隠れキリシタン」ならぬ「カクレキリシタン」ですね。もちろん「カクレ」というカタカナには、揶揄の意味合いがあります。

なぜ、生月島は「消されたのか?」
このテーマを面白いと感じるか、そう思わないかで本作の評価は決まってくると思います。
その辺は読者によっていろいろな感想があるでしょう。

しかし、3人の審査員が全員激賞しているというのは何とも羨ましい。
ぼくの「運命の子 トリソミー」なんか、けっこう審査員からけなされたものです。
あれでよく大賞を取れたものです。
ま、運が良かったのでしょう。
森健さんの「祈りと経営」にかち合っていたら、絶対に賞は取れなかったと思います。
運が強いところが、ぼくの強みですね。これだけは誰も真似できまい。

本で床は抜けるのか (中公文庫) 西牟田 靖2018年09月06日 22時10分24秒

本で床は抜けるのか
メッチャ面白かったです。
本読みにとって、本の保管問題は永遠のテーマです。
プロの作家さんは、僕などとはレベルが異なり、本を保管するために相当なお金を使っています。
しかしながらいくらお金を使って蔵書の保管に苦労しても、床が抜けるのでは?とか、地震がきたら本で圧死するのではないか?と考えるのは必然でしょう。
電子化も当然考えるし、デジタルの欠点も言い尽くされていると思います。
ま、究極的な解決策はないということです。

先日、大雑把に自分の本棚の本の数を数えてみました。すると、およそ2700冊ありました。大した数ではありませんが、やはり置き場に困ります。
僕が読書を始めたのは小学3年生の時ですが、「大人の本」を読むようになったのは小学6年生の時からです。創元推理文庫ですね。それ以来、現在に至るまで本を読まない日はありません。
大酒を呑んで泥酔した夜でも本を絶対に読みます。
大学病院で勤務していた19年の間はさすがに読書量が落ちました(しかし英語論文を大量に読んでいた)。
しかし開業医になると自分の時間がたくさんありますので、読み放題といった感じです。
年間に100冊は読みますので、開業医の12年間だけで1200冊は読んでいます。
これをどう整理するかは本当に頭が痛い問題です。
我が家には、僕の書斎(6畳くらい)と12畳くらいの第2リビングのような空間があります。
書斎も第2リビングも壁に天井まで本棚を作り付けてありますので、大地震が来ても本棚が倒れることはありません。
定期的に本を売ってはいるものの、収納スペースがいずれゼロになることは間違いありません。
この問題を解決する唯一の方法は、本をすべて処分してしまうことです。
実は、僕は以前に段ボール箱15個くらいの本をまとめて捨てたことがあります。
お医者さんは若いうちに、医局人事で1年ごとにいくつもの関連病院を回るのですが、僕は転居しても荷ほどきはせず、アパートの中に段ボールの山を積んでいました。
で、静岡から千葉に転居した時、お嫁さんももらったので、(代わりに)段ボールを大量廃棄したのです。
ですからこれまでの人生で僕が買った本は、少なく見積もっても4000冊くらいでしょう。
で、最近思うことは、僕が死んだらこの本はどうなるかということです。
僕の子ども二人がこれらの本を必要とするとはとても考えられません。
子どもたちに本の処分を負担させるのは申し訳ない。
であれば、生きているうちに思い切って全部捨てて(売って)しまおうかと考える訳です。
う〜ん、難しい。
本は業が深いですね。

紛争地の看護師(白川 優子)2018年09月06日 20時14分31秒

紛争地の看護師(白川 優子)
ぼくの先輩の医師も「国境なき医師団」に参加しています。
この本は、手術室看護師として「国境なき医師団」に加わった女性の手記です。
ぼくの先輩もこの看護師さんも本当に立派で頭が下がります。
病弱なぼくにはとうていできない仕事です。
そのことは間違いないのですが、そのことと本の出来栄えはまた別に論じるべきでしょう。
本書は、戦争・紛争・内戦を描いた記録文学でありルポルタージュになっています。
そういう視点からは非常に貴重な文学作品になっていると言えます。
しかしそこで筆者自身が「看護師」としてどう考え、どういう「看護」をしたのか、そこの部分が少し足りないように感じました。
筆者は「国境なき医師団」として活動しても紛争は無くならないのだから、ジャーナリストになろうと思ったそうです。
結局その道は断念するのですが、そうであるからこそ、紛争地で「看護師」として働く意味をもっと突き詰めて欲しかったと思います。
本作はまさにジャーナリストが書く作品になっていて、書き手が看護師である必然性があまり感じることができませんでした。
つまりもっと良い作品に仕上げることができたのではないでしょうか?
ぼくの妻も「手術室の看護師」です。「手術室の看護師」は「病棟の看護師」とは、「看護」の基盤とか根本理念とかが別のところにそれぞれ存在するんですよね。
「紛争地の看護師」というタイトルにはとても惹き付けられますが、外科チームの一員として「国境なき医師団」に加わっているのであれば、自分が医師と違って何を達成したのか、もっと追求しても良かったと思います。