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加計学園問題に重大な関心をもつ2017年05月28日 15時03分07秒

戦後最大の政治スキャンダルと言えばなんでしょうか? いろいろな意見があると思いますが、ぼくがリアルタイムで経験したものはロッキード事件です。

ロッキード社は航空機の製造メーカーです。日本では丸紅が販売代理店を務めていました。
丸紅はなんとかしてロ社の航空機を日本に買って欲しかった。そこで、「ワイロ」という手を思いつくのです。
丸紅はロ社に5億円のワイロを出させます。そしてそれを、当時の総理大臣であった田中角栄さんに渡します。田中さんは行政指導という形で、全日空にロ社の航空機を買わせます。

丸紅にしてもロ社にしても巨額の利益が転がり込みますから、政治家に渡す5億円なんて軽い物です。
一方、政治家にしてみれば「総理の意向」としてちょっと口利きするとたちまち5億円を手に入れられる訳です。

さてこの事件によって誰が被害を被ったのでしょうか?
ロ社の旅客機にはそれなりの欠点はあったようですが、ライバルの航空機と比べて欠陥品だった訳ではありません。つまり日本国民に直接的な害はなかった。
しかし問題の本質はそんなところにはありません。
事件の本質は、私たちが生きる世界が公平かどうかにあるのです。

私たちの社会には、いろいろな社会理念を持った人や、いろいろな経済力を持った人や、いろいろな政治思想・宗教的信念を持った人がいます。そうした雑多な世界が成り立っているのは、お互いがお互いを、相違はあっても信頼し合っているからです。
その信頼の土台を作っているが公平さです。

もし大金持ちがワイロを政治家に送って自分の欲を実現してしまえば、それはもう社会から公平性が失われ、私たちの社会は成り立たなくなってしまいます。
ロッキード事件は、社会の公平性を根本から揺すぶったのです。

現在、一部メディアで加計学園問題が大きく報道されています。日本の総理大臣は別にワイロをもらった訳ではありません。
県民・国民に何か直接的な害があった訳でもありません。
だが、加計さんは、首相の「腹心の友」と言います。友だちに対して、総理にしかできない常識外れの便宜をはかるというのは、社会の公平性を歪めるという意味においてロッキード事件の重大性とさして変わりません。
こんなことがまかり通るならば、日本人は総理の親友になるか、それが無理なら奴隷になるしかオイシイ思いはできないことになります。

加計学園問題は報道のあり方にも大きな問いかけを放っています。
報道の最も大事な使命、それは権力を監視することです。言うまでもないことです。
小さな出来事ですが、示唆に富む有名な例を挙げておきましょう。
1998年にアメリカ・カリフォルニア州の地方都市ベルで、地方紙が休刊してしまったそうです。すると市役所を担当する記者がいなくなってしまった。これをきっかけに、市役所職員は自分の給与を年収500万円から段階的に6400万円に上げたのです。ちゃんと議会の承認を得ていたそうです。
つまりジャーナリズムが存在しない社会には、不公平なこと、不正なことが起こるのです。

ロッキード事件の全容がなぜ解明されたかみなさんはご存じでしょうか?
それは丸紅の専務だった大久保利春さんがすべてを喋ったからです。彼は明治の元勲、大久保利通の孫だったのですね。
ワイロを送ったことをプライドが許せなかったのです。
加計学園問題でも、前川・前事務次官がすべてを喋っています。立派だと思います。それが彼のプライドなんでしょう。

ネット右翼の人たちは、朝日新聞の報道を売国的であるとメチャクチャに批判しますが、真の愛国とは何でしょうか? どういう行為が売国的でしょうか?
今回の報道を通じて、朝日新聞と毎日新聞が日本に(まだ)存在していて本当に良かったと思いました。
いずれ政治権力によって潰されるかもしれませんが。

社会の基盤は公平性です。これを破壊する為政者は、職を辞するべきではないでしょうか?

罪なき者がまず石を投げよ2016年09月18日 22時02分47秒

罪なき者がまず石を投げよ
ここのところの蓮舫さんの「二重国籍問題」報道には本当にイヤな気持ちになります。
17歳の子どもが、日本国籍を取得する事務手続きをとり、父親から「今日からお前は日本人だ」と言われて、それを信じるのはまったく当たり前の話です。
当然、台湾国籍から離れると思うのは自然なことです。

ところが台湾という「地域」に「国籍」が残っていた。
そんなことは、どうやって知ることができるでしょうか?
疑問に思わないことの方が自然です。

今回の報道には、相当な悪意があると断じざるを得ません。
もし、これが台湾籍(中国籍)でなく、アメリカ籍だったらメディアはこれほどスキャンダラスな報道をしたでしょうか?
この報道の背後には中国への根深い差別感情が潜んでいるのではないでしょうか?
あるいは、野党第一党の党首のイメージを落としてやろうとしたメディアはなかったでしょうか?

日本の法律では「二重国籍」は禁じられています。
しかし、罰則はない。
さらに、「しかし」を重ねると、罰則はなくても適法手続きを取るべきだったという非難があります。
ですがこれは、甘利元大臣の、「犯罪ではないが道義的責任がある」という事案と性質を異にします。
蓮舫さんは、「台湾籍」を残したことで、何一つ得をしていません。それどころか、これだけバッシングを喰らって損をしています。
日本国籍を取得した時に、台湾がちゃんと戸籍を抜いてくれればそれで済んだ話です。
蓮舫さんは、台湾に利益供与を図った事実はありません。

それでありながらメディアの批判はすごいものがありました。
魔女狩りですか?
そこまで適法適性に拘るならば、罪なき者がまず石を投げるべきです。
時の最高権力者と飯友(めしとも)であるジャーナリズムのトップが社説で蓮舫さんを批判するなどまるでマンガです。
ズブズブの馴れ合いをして、権力は批判せず、野党を批判し、新聞には軽減税率を適用させるなど、こんな様は恥ずかしくて自分の子どもには説明できません。

罪に汚れた人間が人を非難する姿は醜い。
日本人として恥ずかしいと思います。

進め一億、火の玉だ! 戦後レジームとは何か?2015年10月24日 22時35分29秒

戦国時代のことを学校で習っても、戦後70年の歴史を習うことはあまりありません。
勉強したい人は、「敗北を抱きしめて」(ジョン・ダワー)などを読むといいでしょう。
ルース・ベネディクトの「菊と刀」も参考になるでしょう。

さて、戦争というのはどうやって終結させるのかが、勝者にとっては実は難しいのではないでしょうか?
日本がアメリカに敗北した時、日本人はアメリカ人を恐れたと思いますが、アメリカ人はそれ以上に日本が怖かったと思います。
敵の国の本土に上陸する訳ですから、恨みを買えばテロにあう可能性が高い。
なにしろ日本は、「進め一億、火の玉だ!」とか、「一億、総玉砕!」という国です。
つまり日本人が大人も子どもも、老人も赤ちゃんも、全員死ぬまで闘うと宣言した国なのです。

だからアメリカは、徹底的に日本を民主化し、軍事力を奪ったのでしょうね。
その結果、日本は世界でも最も民主的な(形式の上では)国になった。憲法九条で軍隊は持たないことになった。
そして日米安保の名のもとに、アメリカは軍隊を日本中(特に沖縄)に残し、今にいたるまで軍事力で日本を押さえつけている訳です。
この姿こそが、本当の意味での「戦後レジーム」です。

しかしそれをやり過ぎると、革命が起こりかねない。
日本人を日本人によって治めさせるためにはどうすればいいか?
それは何と言っても天皇制を利用することです。
敗戦直後にアメリカには天皇制を廃止するという選択肢もありました。
それをやらなかった理由は、革命を恐れたからでしょう。
そして極端な民主化を抑えるために、右翼勢力の復権と、左翼陣営の弾圧をおこなってバランスをとったのですね。

右翼勢力とは、戦前からの天皇制国家主義です。
人より、国が大事だと考える。
権力者は国に同一化しますから、自分自身が天皇に準じた立場にたつ訳です。
軍事政権だった時の、韓国・朴正煕の発想と同じです。
日本で言えば、岸信介さんから佐藤栄作さんへ、そして現在の総理大臣にまでこの人脈は受け継がれています。

彼らにとって邪魔で仕方がない存在が、現在の憲法であり、学校の教師たちな訳です。
だから、安倍さんが戦後レジームと言った時には、それは憲法と日教組を指すのですね。
戦後レジームから脱却するというのは、リベラルな勢力や決まり事をすべて捨てて、超国家をつくるということです。

本当は、日本人は真の意味で戦後レジームを脱却する必要があります。
それは真の意味でアメリカから独立し、現在の憲法の原点に立ち返り、外国軍の基地のない日本を作ることです。
国を愛するとはそういうことではないでしょうか?

今回の安保法制の政治的争乱にあって、良かったことが一つだけあります。
それは、もう自民党は憲法改正ができなくなったと推定されることです。
現在の憲法を守り抜いているのは、実は、日教組などの一部勢力ではありません。
名も無き市井の人たちが、今の憲法を受け入れて、守っているのです。だから安倍さんの言う戦後レジームは、実は日本人全体ということになります。
これをひっくり返そうと思っているのであれば、それは権力者によるクーデターと同じです。
軍事力を持っていなくても、民衆の力はあんがい強いものです。
歴史の敗北者になるのはいったい誰か?
こたえは簡単です。

日本国の歴史の半分はアメリカ支配2015年10月05日 20時48分41秒

あなたの祖先はどこに住んでいてどんな仕事をしていたか知っていますか?
ええ、祖先というのは江戸時代の話です。
この問いに答えられる人はほとんどいないでしょう。
何故でしょうか?
答えは簡単です。
江戸時代には武士や貴族を除いて苗字が無かったからです。
庶民にもあったという指摘もありますが、ちゃんとした戸籍に氏名が記されることはありませんでした。
つまり大部分の日本人は自分の先祖を辿ることができない訳ですね。

戸籍が作られ、氏名が固まったのは明治維新によってです。
だからやはり明治維新というのは日本の歴史として非常に大きな転換点になっているのです。
日本人一人ひとりが独立した人間として認められた・・・と言ったらちょっとオーバーでしょうか?

その明治維新はいまからわずか147年前です。
極論を言えば近代日本の歴史は147年しかないわけです。
日本ではじめて電気が灯ったのは明治15年。今から127年前です。
ま、日本の近代歴史はこのくらいしかないわけです(世界中もほぼ同じですが)。

そして現在、戦後70年。
日本は戦争に敗れ、いまだに敗戦国の扱いを受け、外国の軍隊が駐留するという・・・ま、言ってみればアメリカの統治下にいまだにあるのです。
日米安保のおかげで日本は戦争から守ってもらっている?
まあ、そうかもしれません。ですが、やはり沖縄はアメリカに占領されていると解釈した方が正しいのではないでしょうか?
アメリカ軍の駐留は、戦後70年の歴史そのものです。
つまり近代日本の歴史の半分はアメリカの支配下にあるということです。
これってやはり異常ではないでしょうか?

経済のグローバル化がこれだけ進んだ現代において、大規模な戦争はあり得ません。
第三次世界大戦が起きる時は、人類が破滅するときです。

日米安保は未来永劫に必要なのでしょうか?
アメリカはどんなことがあっても、日本支配をやめないと思います。
しかし、この状態が当たり前と思うことを、私たちはやめた方が良いでしょう。

「日本が誇るソフトパワー」ジョン・ダワーの言葉2015年08月04日 22時39分14秒

朝日新聞の、ジョン・ダワーへのインタビュー記事は感動的でした。
http://digital.asahi.com/articles/ASH7W6CQ1H7WUPQJ00J.html#
貴重な言葉を引用してみましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本国憲法の草案を作ったのは米国です。しかし、現在まで憲法が変えられなかったのは、日本人が反軍事の理念を尊重してきたからであり、決して米国の意向ではなかった。これは称賛に値するソフトパワーです。変えたいというのなら変えられたのだから、米国に押しつけられたと考えるのは間違っている。憲法は、日本をどんな国とも違う国にしました

戦後日本の姿は、いわば『従属的独立』だと考えます。独立はしているものの、決して米国と対等ではない

安倍首相が進める安全保障政策や憲法改正によって、日本が対米自立を高めることはないと私は思います。逆に、ますます日本は米国に従属するようになる。その意味で、安倍首相をナショナリストと呼ぶことには矛盾を感じます

本当に偉大な国は、自分たちの過去も批判しなければなりません。日本も、そして米国も、戦争中に多くの恥ずべき行為をしており、それは自ら批判しなければならない。郷土を愛することを英語でパトリオティズムと言います。狭量で不寛容なナショナリズムとは異なり、これは正当な思いです。すべての国は称賛され、尊敬されるべきものを持っている。そして自国を愛するからこそ、人々は過去を反省し、変革を起こそうとするのです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういうことを言ってくれる日本人はいないのだろうか?

報道の自由がない国、韓国2015年07月02日 22時53分10秒

パク・クネ大統領の批判記事を書いて、産経新聞のソウル支局長が在宅起訴となり出国を停止されたのは記憶に新しいでしょう。
権力者の批判を書いてはいけないなんて、とんでもないことです。
言論の自由とか報道の自由というのは、ジャーナリストが権力を監視するために存在する権利です。
民主主義の背骨と言ってもいいでしょう。
韓国はこうした態度をとることによって、世界から低い評価を受け、国際的に名誉ある地位を取ることができません。
本当に恥ずかしいことです。

これは僕の私見ではありません。
「報道の自由度ランキング」というものがあります。
世界180の国と地域ををランク付けしたものです。
韓国はこの中で、なんと60位です。

そして我が祖国・日本。
日本の順位は61位です。
そりゃそうですよね。
自民党議員の態度を見ていれば深く肯くことができます。
気に入らない新聞は「つぶせ」という立場ですからね。

で、自民党が本気で反省しているかというと、全然そうではない。
麻生さんなどは、「応援のつもりかもしれないが、足を引っ張っている」と。
つまり、世論を敵に回すなと言っている訳ですね。
「自由」の意味、「民主主義」の意味が理解できないのですね。
「不自由非民主党」ですね。

イタリアなどでは、政治家という職業そのものが尊敬されていないと本で読んだことがあります。
日本はどうですか?
みなさんには、尊敬する政治家はいますか?

マンガ1枚でテロとの戦争2015年01月14日 16時26分26秒

フクシマ原発事故で相撲が五輪種目に!
フクシマ原発事故で相撲が五輪種目に!

こんな台詞と共に、奇形の力士を描いた風刺画。
なぜこういう絵を公表しなければいけないのか理解に苦しみますが、とにかくフランスには「風刺」という文化がある。
本来、風刺というのは権力批判であるとぼくは思っていたのですが、筒井康隆さんの「無人警察」問題の時も、てんかん患者さんへの差別ではないかという指摘に対して、筒井さんは「風刺」であると開き直っていました。

どうもフランスの風刺とは、タブーの度合いが強いものを茶化す程、高く評価されるような風潮があるように思えます。
だから権力批判は関係ないようです。

だったらそんなことは国内でやって欲しい。
原発事故で塗炭の苦しみを味わっている人を傷つけて何が面白いのか。
預言者ムハンマドを笑って何が嬉しいのか。
他国の人間の心の中に土足で入ってきて欲しくない。

フランスの首相は「テロとの戦争」を宣言しました。
戦争とは、お互いに殺し合いをすること。
マンガ1枚で戦争ですか? 戦争を開始するほど大事なことがマンガに描かれていたのでしょうか?

「侵してはいけないことがあるから自由が尊重される」のだと、昨日、Facebook 上で友人からコメントをもらいました。
本当にその通りだと思います。

今日の朝日新聞には「風刺か侮辱か」という特集記事がありました。
テロに走らなくても、全世界13億人のイスラム教徒にとって、あの風刺画は「侮辱」でしょう。
フランス人記者は「犯人はユーモアセンスを失っていた」とコメントしていましたが、どうやら彼らは他人を侮辱しても、そのことに気づかないようです。

なお、このフクシマの風刺画を描いた画家は、今回の襲撃事件で殺害されています。
殺されるリスクを十分に承知していながら、宗教風刺画を描く心理はやはり理解しにくい。
彼は殺されるべきじゃなかったし、殺人者を挑発すべきじゃなかった。

今後、欧州では宗教対立や移民排斥が益々強まると思いますが、西欧中心主義・キリスト教中心主義的な傲慢さが、これらの風刺画に透けて見えるのはぼくだけじゃないと思います。
まったく不毛な「テロとの戦争」です。

「言論の自由」という高尚な話ではない2015年01月13日 19時52分34秒

ぼく自身は宗教を持っていないし、宗教に詳しい訳ではありません。
しかし宗教とは何かということは、長年医者をやっていると何となく理解できます。
生きる意味を徹底的に問い詰めるのが哲学ならば、死の意味を理解してその恐怖を乗り越えるのが宗教ではないでしょうか?

ぼくはこれまでに100人くらいの子どもの死を見てきたので、死は恐怖でないと知っています。
ですが、そういう人生を歩んでしまう人間はめったにいなくて、やはり人にとって最大の恐怖の一つが「死」でしょう。あるいは死後の世界かもしれない。

そこで、その恐怖を乗り越えるために編み出されたものが宗教だとも言える。
宗教に殉じて死ぬ人がいるのは、来世で幸福になれるからと信じているからです。
イスラム原理主義者の自爆テロもまったく同じコンテクストです。

今から20年くらい前に大学病院に小児がんの子どもが入院してきました。全身にがんが転移していましたので、予後は相当に厳しい状態でした。
ですが、当時の医療レベルであってもおよそ3人に1人くらいの確率で転移性の小児がんは治癒していました。
そのためには毎月抗がん剤を投与し、放射線治療をおこない、手術もします。
抗がん剤を使えば副作用で、赤血球や血小板が低下しますので、頻繁に輸血が必要となります。
そういった説明をしたところ、ご両親は治療を拒否しました。
家族は「エホバの証人」だったのですね。

エホバの証人をカルトだと切って捨てる人もいますが、それは言い過ぎでしょう。
あくまでもキリスト教の一つの宗派です。
エホバの証人にとって、輸血を受けることは神の教えに背くことですから、「死」よりも残酷で辛い。
天国に行けなくなってしまうのです。

ですから、彼(女)らは、肉体的な「死」を選びます。
この小児がんの家族も同じでした。
輸血は絶対に受け容れられないと主張し、結局、治療を受けずにこの子は退院していきました。
あの病状を考えれば数ヶ月の余命だったと思います。
年端もいかない子どもの心(宗教)を無視して、親が決めても良いのかというのは、もちろん大問題なのですが、ぼくが言いたいのは、宗教を持っている人の心の中に手を突っ込むことには無理があるということです。

イスラム教にはイスラム教の厳しい戒律があります。
偶像崇拝は禁止ですから、預言者ムハンマドの顔を描くことなどは許し難い冒涜となります。
ましてやそれをマンガという風刺画にして笑いものにすれば、自分の死を賭けてでも、反撃しようとする信者が出てくるのは当たり前の話です。
そんなことは欧米人であれば、誰でも知っている常識です。

だから、シャルリー・エブド紙は、警察から何度も警告を受けていた訳です。
この雑誌はくりかえしムハンマドを笑いものにしてきました(念のために書いていておくと、キリスト教もユダヤ教も笑いものにしています)。
なぜでしょう? 宗教界の不正や腐敗を暴くためでしょうか?
いえ、単に商業誌として「売れる」ためでしょう。

自分が信奉する神(預言者)が冒涜されたからという理由で、大量殺人が正当化されないことは誰にでも分かることでしょう。
だけど、こういう風刺画を掲載すれば、こうした事件が起こると誰もが知っていたのです。
警察も市民も雑誌社も。

日本は世界からは仏教の国に分類されることが多いようですが、ぼくはちょっと違うと思います。
かつて山本七平さんが指摘したように日本は「日本教」の国で、やはり最も敬愛されている人は天皇ではないでしょうか(神道とはちょっと意味が違う)。
かりに中国の雑誌社が、天皇を笑いもののするマンガを繰り返し掲載すれば、いつか大きな事件が起きるのではないでしょうか?
その時に、中国人が「言論の自由を守れ」と大声で叫んだら、私たちは大変な違和感を覚えるのではないでしょうか?

週刊シャルリー・エブドは、発行部数6万部だそうです。
ところが事件を受けて、来週号にはまたもやムハンマドの風刺画を掲げ、25カ国に300万部を売るそうです。
あらたな事件が起きないか心配です。
フランスは「風刺」の伝統が強いことはぼくも知っていますが、資本主義丸出しの姿勢にはちょっと違和感があります。

フランスで「言論の自由を守れ」と370万人のデモ行進がありました。12人もの人がテロで殺されたのですからそれは当然でしょう。
しかしこういう状況はある種の危険が無いでしょうか?
言論の自由はどこまで可能か、宗教の自由とそれに対する帰依をどこまで尊重するかという問題について、370万人の人たちは冷静に語れるでしょうか?
こうなってしまうと、ちょっとした「戦争」ではないでしょうか?
そもそもの発端が「言論の自由」と言うには、レベルが低すぎると感じます。

世界には13億人のイスラム教徒がいます。
9・11後のアメリカのように、イスラムへの偏見と憎悪が燃えさかり、テロがテロを呼ぶようなことにならないことを祈ります。

追記)ドイツでは早速そうした対立が顕在化しているようです。「反イスラム」とその「反対派」、12万人がデモの応酬をおこなったそうです。
「言論の自由を守れ」は正しい。
「言論封殺のテロは許されない」は正しい。
そして、
「他人の宗教を冒涜してはいけない」も正しいと思いますよ。

壊滅! 次世代の党2014年12月21日 20時43分07秒

今回の総選挙で最もおおきな議席の変化があったのは、次世代の党でしょう。
ほぼ壊滅状態です。
当選した二人も、政策内容が受け容れられたというよりも厚い地盤に支えられたというところが本当でしょう。

ま、とにかく選挙中はウルトラ右翼発言を連発していたようです。
ところがネットでは、こういうのはウケるので、「いいね!」「いいね!」と言われて当選するつまりでいたんじゃないですかね?
蓋を開けてみれば大惨敗。

一番困っているのは総理大臣でしょう。
これからは、国会で自民党の誰かが右翼反動発言をして首相に「うん、その通り」と言わせるという猿芝居をする必要があります。
自民党の人たちだって馬鹿じゃないからそんなことはしたくないでしょう。

ネットでいくら威勢が良くても結局あの連中は国家を動かせる程の力はなかったということです(ぼくは、そんなことはわかっていましたが)。
超マイナーな存在だったということ。

ぼくはマイノリティーがダメとか悪いとか言っているのではありません。
誰が何と言おうとも歴史の歯車は少しずつ周り、反動勢力は必ず歴史に敗北するということです。

以前の東京都知事は、「死ぬまで憎まれたい」みたいなことを言っていました。
これは意訳すると、「ぼくちゃんを忘れないでね」というお願いです。
無理ですね。

株価が上がって大儲け!2014年11月28日 22時29分04秒

民主党がどんなにケチを付けようが、日銀の異次元金融緩和によって円安が誘導され、輸出関連企業を中心に株価が上がったのは紛れもない事実です。
国民のすべてではありませんが、株を保有する人は、株価が上がって大儲け。ウハウハ状態です。
ぼくもたくさん株を保有していますから、儲かって儲かって仕方ありません! と言いたいところですが、株の保有はゼロ。住宅ローンとクリニックのローンをまだまだ抱えています。

株を持っている方々。おめでとうございます。

だけどおかしくないですか?
あなた達は何か努力をしたんですか? 今まで以上に額に汗水垂らして倒れるまで働いたんですか?
そのそもその株はどうやって手に入れたんですか?
生まれた時から生家が大金持ちだったんですか?

ぼくは開業して9年になりますが、これまでまったく給料が上がっていません。
毎年、学会や研究会や勉強会に参加して、医療に関する知識を増やし少しでも質の高い医療行為を心がけています。
つまり経営努力をしている。
ところが医療費は国が決めますから、開業医がどれだけ努力を積み重ねても、そういったことは収入に全然反映されない訳です。

ま、それはいいとしても、何の努力もしない金持ちが株価が上がってさらに金持ちになるというのは、変じゃないですか?

日本は先進国の中で、アメリカに次いで貧困率が高い国です。
貧困は連鎖しますから、貧困の家庭に生まれるとかなりの確率で子どもも貧困となり、貧困な子どもは高学歴を積むことができませんから、貧困な大人になります。

日本の貧困率が高い最大の理由は、「生活保護」というシステムがちゃんと働いていないからです。
ワーキングプアという言葉があります。
懸命に働いても賃金が安く、生活保護に劣るという指摘です。
だから生活保護費を下げろという短絡的な議論になるのですが、生活保護よりも低い賃金で暮らしている人は、そもそも生活保護の対象者なんです。

日本は横並びの文化であると同時に、水に落ちた犬を叩く文化でもあります。
同じ同胞である「被差別部落」の人たちを差別する構造は、私たちの中の、「自分より下を作って見下したい」という心理が働いていると言わざるを得ません。この問題を克服できなければ日本は民主国家ではありません。

生活保護を受けている人を白い目で見る中流者は、明らかな差別者です。
こうした格差が今や完全に固定されようとしている。
日本の首相はぼくとあまり年齢は変わりませんが、資産はぼくの数10倍はあります。
なぜでしょう? 親にもらったからです。
そうした富裕層が益々栄えるこの日本というシステム。
国民の圧倒的な支持があるのだから仕方がないか。
ま、あと140年くらいはこのままなんでしょうね。