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おもたせしました。 2 (うめ)2017年10月22日 17時45分25秒

おもたせしました。 2 (うめ)
はい、登場しました、第2巻。
今回も和服の女・轟寅子が仕事で向かう相手に手土産を持参し、それを一緒に食べるという話です。
グルメ蘊蓄に文学ネタが絡む安定の面白さです。
第2巻では、寅子の素性が少しずつ描かれ、また、プライバシーも語られる予感が含まれています。
今後どんな風に展開していくのか、さらに興味が湧きます。
オススメです。

ティンパニストかく語りき(近藤 高顯)2017年10月21日 23時16分33秒

ティンパニストかく語りき
専門外の本を読みました。
面白かったのですが、やはり知識不足で分からない箇所が多々ありました。
オケ好きな人にオススメします!

Black Box (伊藤 詩織)2017年10月19日 23時14分46秒

Black Box (伊藤 詩織)
詩織さんの告発の書です。
僕にも娘がいますから、読んでいて大変辛かったです。
性犯罪だけでも許せないのに、それが警察や司法の場できちんと捜査・解明されないのは、さらに許せない思いです。
どうすれば彼女は救われるのでしょうか? いかなる方法も無力なように感じられます。
性犯罪はあってはならない。魂が殺されて回復することがほとんど不可能だからです。

この本に注文を付けると、物語る力とか、構成を作り上げる力がちょっと弱かったような印象を受けます。
ノンフィクションは事実をひたすら積み上げて読者を納得させる文学ですから、その点は不十分だったかもしれません。

さらに蛇足を加えると、カバーの写真はちょっと怖い。おそらく彼女の意志でこういうデザインになったと思うのですが、読者を睨むような顔写真は少し強烈すぎます。

がんと闘った科学者の記録(戸塚 洋二, 立花 隆)2017年10月17日 19時51分37秒

がんと闘った科学者の記録
死を目の前にした人間が自分の心の内を十分に表現できたかと言えば、それはどうだったのかよくわかりません。
本書は戸塚さんのブログを立花さんが本にまとめたものです。
従って内容はブログの集大成です。
ぼくもブログを書く人間なので分かりますが、ブログと書籍では文章を構想する力がまるで違ってきます。
早い段階でどこかの出版社が戸塚さんに本を書く事を勧めていれば良かったのに本当に悔やまれます。

なお、戸塚さんは自分の再発がん病巣の大きさを測定してグラフ化したり、腫瘍マーカーの値をグラフ化しています。
医学は、数値化して分析する思考法がないと、戸塚さんは失礼な見下し方をしていますが、これは完全な誤解です。
こうしたグラフの作成は医学生でもやります。
読者が誤解しないように念のために書いておきます。

プロレスが死んだ日。 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦 20年目の真実(近藤 隆夫)2017年10月15日 21時07分45秒

プロレスが死んだ日。 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦 20年目の真実
面白くて一気に読みました。
明らかにヒクソン・グレイシーに肩入れして書かれていますが、それは当たり前の話であり、かたやリアルファイターで、かたやフェイクファイターです。
フェイクファイターに肩入れして本を作るなどあり得ないでしょう。
高田はヒクソンと闘った後は、「プロレス」をやめたのだと思い込んでいました。
だからコールマンとの試合が(片)八百長とは大変意外でした。
病膏肓に入ると言いますか、骨の髄までフェイクが染み込んでいたのですね。
それを考えると、高田はどこまで本気でヒクソンと闘ったのかと疑問を感じます。
単に、ヒクソンと闘った男という称号が欲しかったのではないかと思ってしまいます。
本筋とは関係ありませんが、ヒクソンとヒョードルの試合が契約寸前だったとは知りませんでした。
オススメの1冊です。

東芝の悲劇(大鹿 靖明)2017年10月08日 17時30分40秒

東芝の悲劇
膨大な取材と圧倒的な筆力で東芝を描く大鹿さんの作品です。
そのクオリティーの高さは僕が説明するまでもありません。
見事というほかありませんし、読み応え十分です。
「悲劇」とありますが、粉飾決算の実態が描かれるのは本のラストの方です。それまでの大部分は、東芝の歴史を綴ったものです。
ですが、歴代の社長に人材を得なかったという点が、悲劇の導火線になっていたということを大鹿さんは言いたかったのでしょう。

企業ドラマとしては申し分のない出来栄えだと感じますが、僕はこうした普通の企業に勤めた経験がありません。会社員勤めをしていたらさらに面白く読めたかもしれませんね。
企業ノンフィクションに興味のある方にはオススメです。

がんになって生きるということ、死ぬということ(常蔭純一)2017年10月06日 22時38分07秒

がんになって生きるということ、死ぬということ
佐野真一さんは、ノンフィクションは名詞(主語)と動詞で書かれるべきで、形容詞は使わない・・・なぜならば形容詞は腐ると言っています。
僕も基本的にその考え方は正しいと考えます。作者は事実を読者に提示することで読者の心の中に形容詞を生み出すべきであり、作者が形容してしまったら読者は引いてしまうのではないでしょうか。
本書はそういう意味で若干形容詞が多かった印象です。
また、描かれる人物の、がんになってからの人生について述べる部分がちょっと物足りなかった。
人間の生死を描くのですから、もう少し筆の力が欲しかったです。

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る(青山透子)2017年09月29日 15時17分43秒

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る
これは驚異的な本でした。
最初から最後まで何を言っているのか、ほとんど理解できませんでした。よく本として成立し、一流の出版社から上梓できたと驚きます。
ま、どうやら日航機は御巣鷹山に事故で墜落したのではなく、ミサイルで撃ち落とされたという陰謀を書きたかったようです。
別にそういう内容の本を書いても構わないのですが、いくら何でももうちょっとまともな文章に仕上げることはできなかったのでしょうか?
ノンフィクションを書くということを、見下していますね。

がんになる前に乳房を切除する 遺伝性乳がん治療の最前線(小倉 孝保)2017年09月27日 15時28分10秒

がんになる前に乳房を切除する 遺伝性乳がん治療の最前線
アンジェリーナ・ジョリーが予防的に乳房と卵巣を摘出したので話題になりましたね。
日本では多くの人が驚いたと思いますし、やり過ぎだと感じた人もたくさんいたでしょう。
しかし本当にあれはやり過ぎだったのでしょうか?
それはやはりがん家系の当事者になってみないと分からないでしょうね。
おまけに、がん抑制遺伝子のBRCAに変異があれば、当事者にとって自分の乳房は恐怖の対象でしかないでしょう。
実は小児外科にも似たような病気があります。
それは家族性大腸ポリポージス。この病気はがん抑制遺伝子APCの変異で発症します。親から子へは1/2の確率で変異遺伝子が伝わります。
変異遺伝子を受け継ぐとほぼ100%、大腸に100個以上のポリープが発生し成人になるまでに必ず癌化します。
ぼくは家族性大腸ポリポージスのお子さんを治療した経験があります。
ポリープが数え切れないくらい大腸に発生していましたので、ぼくは3つの治療法を保護者に示しました。
1 大きなポリープだけを内視鏡で摘出し、毎年内視鏡を継続する。
2 大腸をすべて摘出し、直腸と吻合する。直腸からポリープが発生する可能性があるので、毎年内視鏡を行う。
3 大腸をすべて摘出し、肛門と吻合する。ポリープはもはや発生しないが、1日に何度も便が出る。
つまり、アンジェリーナ・ジョリーの予防切除と似ている訳です。
ぼくは2か3を強く勧めたかったのですが、家族が選んだの1でした。大腸全摘には踏ん切りが付かなかったのかもしれません。

さて、本書は、アンジェリーナ・ジョリーよりも前に乳房予防摘出をした女性のドキュメントと、遺伝性乳がんの治療の最前線を報告した解説からできています。
たしかにこういう書き方もあるかもしれませんが、もしぼくは筆者だったらまったく違った構成にしたと思います。

近い将来日本でも、「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」という病名が確立されて、予防的切除が保険適用になると予測します。おそらく間違いないでしょう。

久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった(久米 宏)2017年09月26日 14時31分29秒

久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった
これも面白くて一気に読んでしまいました。
久米さんが自分で書いたのかどうか知りませんが、すくなくとも久米さんが語る言葉の数々は大変魅力的でした。
副題の意味は、本文中にその説明はあるものの、ちょっと意味が分かりにくかった。
商業的な面からこの副題を選んだのかもしれません。
生放送による番組は生き物(いきもの)、言葉は生もの(なまもの)とつくづく感じます。
センスと努力で新しい時代を切り拓いたのですね。
「乗りかかった舟は、漕がねばならない」。
良い言葉じゃないですか。
僕の母校の大先輩は、
「始めることが半分、続けることが半分」と言いました。同じ意味なのかなと感じました。