報道で知っている人も多かもしれませんが、千葉市では、いや、日本全体で、ありとあらゆる感染症が子どもの間で大流行しています。
症状としては、発熱と咳の患者さんが多く、また、熱も咳も長引くことが特徴です。
風邪はウイルス感染で起こりますから、根本的な治療薬はありません。
咳がひどいと患者さんは本当にしんどいと思います。
うちのクリニックは4月中旬から患者さんが増え始め、6月は大混雑になりました。
駐車場に車を停めることができず、受診を諦めた人もいたと聞いています。
しかし7月下旬になり、徐々に患者さんが減ってきました。
ですので、朝9時の診療開始前に、玄関前に並ぶのはやめた方がいいと思います。
連日、猛暑なので、熱中症が心配です。
それでも混雑しているのは、月曜日と木曜日、そして土曜日。
比較的すいているのは金曜日。
急ぎではない方は、金曜日に来てください。
お盆を前に、「念の為に解熱剤を多めに出して」という患者家族の方がいます。
みなさん、たぶん知らないと思いますが、現在、さまざまな薬をメーカーが製造できない状態に陥っています。
薬はみんなのものですから、すべての人に平等に処方する予定です。
「今は鼻水だけだけど、咳が出たときのために咳止めを出して」という人もいます。
医者は患者さんを診察して、症状にあった薬を出します。これが法律です。
将来の症状に備えて薬を出すことはできません。
そういうことも知っておいてくださいね。
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