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GWの谷間は混む2012年05月01日 21時56分51秒

大型連休の谷間のクリニックは、毎年必ず混雑します。
一年で一番混むかもしれません。
たとえば、こんな感じです。

2007年5月1日:146人。
2008年5月1日と2日:合わせて173人。
2009年4月30日と5月1日:合わせて206人。
2010年4月30日:150人。
2011年5月2日:98人。

そして今日は132人の患者さんがお見えになりました。
午前中の診療は60人の時点で受付を停止しましたので、多くの方が他のクリニックへ回ったと思われます。
待ち時間が長い割に、ぼくの診療時間が短くて不満な方もいるでしょう。
しかし、一開業医であるぼくには、できることの限界があります。
地域医療とは、広く薄くが一番大事ですから、その点をご理解ください。

ぼくとしては、みつわ台周辺の地域を、若いご両親が医療に関して安心出来る環境にすることに、微力でも貢献できればいいと感じています。
飛び抜けて、すごい医療はできません。
今日みたいな日は、短い診療時間でもどうかご容赦ください。

ポリオに3分遅刻する2012年03月28日 22時31分08秒

今日の午後は、千葉市保健所でポリオの予防接種があり、このため診療が終わってから車で出かけました。
ぼくはモーレツな方向オンチな上に、車の運転が下手なため、道路が渋滞していると、抜け道でこれを回避するなどという高等技術は使えません。

余裕を持って30分前に出発したのに、保健所に到着した時は、3分の遅刻でした。

ぼくを含めて4人の医師が予診をおこない、流れ作業のようにポリオの経口接種が進んでいきます。
現在、日本のポリオは「生ワクチン」を使っているために、国民から多くの非難があがっていて、中には「不活化ワクチン」を待って接種を控える人までいます。

それはもちろん、それで正しい批判だと思いますが、経口接種の生ワクチンを選択した歴史も同様に正しかった思います。
今の日本ではポリオを発症する人は皆無となりましたが、昭和30年代には全国で数千人の患者が発生し、大きなパニックになっていたのです。

その状況を解決するため、「ぼくの恩師である清水文七先生」の恩師である川喜多愛郎先生が、経口生ワクチン(セービン・ワクチン)を導入して社会不安を鎮めたのです。
数百万人の子どもに予防接種を行うにあたっては、注射という手段を用いる不活化ワクチンは相当、時間がかかると言わざるをえません。

さらに言っておけば、当時の不活化ワクチンには技術的な問題点もあり、充分な不活化ができなくて、接種した子どもがポリオを発症した例もありました。

良い意味での流れ作業を眺めながら、そんなポリオワクチンの歴史に思いを馳せました。

さて、全員の接種が終わった後で、誰か医師が居残って患者さんの変化に対応しなくてはなりません。
ぼくは3分遅刻したので、その分、居残ることにしました。
何もせず15分間ボーっとしていましたが、こういう経験も必要でしょう。

100人中1人2012年03月22日 21時17分54秒

今日の午前に診療をしていると、お昼近くになってだんだん声が出なくなってきました。
何となく体に力が入らない感じ。
一体なぜだろうと思って、ふと電子カルテに目をやると、受付患者さんが50人を越える勢いです。
あ、要するにこれは疲れているのだなと分かりました。

昨年の今頃は、患者さんの来院数が少なくて、経営はどうなってしまうのかと思ったものです。
もちろん、大震災の影響です。
今年は一転して、新年からずっとクリニックは混雑しています。
(ちなみに2011年のトータルの患者さんの数は例年と余り変わらず)

で、今日の午後も同様に混雑し終わってみれば100人を越える患者さんがお見えでした。
ただ、最近の中では、際立った一日でした。
それは、インフルエンザのお子さんが一人しかいなかったことです。
ついに流行は終わったのでしょうか?
今年は本当にインフルエンザの流行が長かった。
患者さんも辛かったと思いますが、ぼくらも本当に辛かった。
でも、それもどうやら終わりかな。

幼稚園や学校も休みに入ります。
色々な感染症はここでいったん終息しますから、当分の間はゆったりとしたペースで診療ができるでしょう。

患者さんの優しさにぐっとくる2012年03月02日 21時16分33秒

今日は朝から大きなトラブルがありました。
開院以来初めてのことですが、電子カルテが開けないのです。
従って診療ができず、うちのスタッフは富士通エヌコムと連絡を取り合って復旧に大慌てとなりました。

しかしまったく思うようにカルテは立ち上がらず、時間だけが過ぎていきます。
幸いにして朝の時点で受付を済ませたのは8人だけでしたから、「都合につき、云々・・・」で受付をストップしました。

これ以上、患者さんを待たせるのは余りにも失礼です。
ぼくが待たされる立場だったら絶対に腹を立てるでしょう。
しかたがありません。
紙のカルテで、手書きの処方箋で診療を始めることにします。

いつも使っている部屋の隣の診察室へ、最初の患者さんを招き入れます。
もうすでに45分も待たせてしまいました。

すると患者さんのママは事情を察したのでしょう。
文句の一つもなく、器械が不調で先生、大変ですねと慰めてくれます。
なんと優しい心根なのでしょうか。
ぼくは一瞬言葉に詰まってしまいました。

紙のカルテで2人を診察したところで、ようやく電子カルテが復旧。
その後はスムーズに診療が進みましたが、富士通エヌコムには原因を究明して頂き、今後の対策をとって頂きたい。
こういうことで、お互いの信頼関係が揺らぐことは悲しいことですからね。

本がたまってきた2012年02月24日 22時37分26秒

今日の午前中は、新年始まって以来、一番空いていたかもしれません。
ガラガラでした。
午後になり若干混雑しましたが、少し体が楽になりました。

こんな日は読書をしましょう。
読みたい本が本がたまってきました。

ゆっくり診療2012年02月14日 23時13分41秒

今日は遅めに出勤したところ、駐車場に職員以外の車は停まっていませんでした。
あ、これは混雑しないかなと思ったところ、その通りになりました。
夕方までに見えた患者さんは67人。
お陰様でゆっくりと診療できました。

明日は休診です。
でもぼくは大学病院へ行って診療を行ってきます。
こんなぼくで人様のお役に立てるのかどうか、大変心許ないのですが、誰かにもう来ないでくれと言われない限り、細々と続けましょう。

それでは今日はこの辺で。

インフルエンザかどうか検査してきてください2012年02月09日 20時43分32秒

連日混雑しているクリニックですが、今日の患者数は69名でした。
これは一時期の半分くらいです。

インフルエンザに罹っている人が明らかに減ってきており、みつわ台周辺ではピークを過ぎたとぼくは分析しています。

しかし例年のことですが、「インフルエンザかどうか検査してくるように先生に言われてきました」と来院する患者さん。
その患者さんも、黒か白か、はっきりさせないと園や学校などに行けないのでしょう。

ですが、検査をするかどうか決めるのは医者です。
こういうことを言うと、なんて杓子定規と思われかもしれませんが、そうではありません。
インフルエンザにひと月に3回も4回もかかる人はいません。
従って、ひと月に検査を3回以上行えば保険が利きません。

つまり、感冒症状もなく発熱もない人が「インフルエンザでない」ことを証明してくれと言えば、それはもう保険医療ではないということです。

ま、そういった自由診療のお金をぼくに払えという話では全然ありません。
幼稚園、保育園、学校の先生は、「インフルエンザかどうか検査してきてください」などと、絶対に園児・生徒の保護者に言って欲しくないものです。
「医者の診察を受けてください」、これで必要十分です。
あとはきちんとやりますから、お任せください。

冬の雨2012年02月06日 19時14分41秒

インフルエンザの感染は、現在がピークといった感じでしょう。
1年で1番寒く乾燥したこの時期に、インフルエンザの広がりは最大になります。
従ってクリニックも混雑します。
そして雨。
雨になると、みなさん、車でお見えになりますから、駐車場はたちまち満杯になります。

うちのクリニックの駐車場の広さは、千葉市の小児クリニックの中でも随一でしょう。
ですが、冬の雨となるとどうしてもスペースが足りなくなります。

だけど、そういう時に、どうかクリニック周囲の道に車を停めるのはやめてください。
日本の道路はすべて「駐車禁止」です。
法律に違反すれば、警察が介入してもまったくおかしくありません。

ぼくとしては、何の力添えもできません。
違法駐車をする方は、自分でその責任を負うしかないのです。

実は今日も、大変申し訳ないのですが、患者さんの受け入れを制限させて頂きました。
医者はぼく一人ですから、診ることのできる人数にはどうしても限界があるのです。
可能な限りはがんばりますが、無理な診療はいずれ破綻しますので、どうかご理解ください。

偏頭痛に苦しむ2012年01月30日 20時27分11秒

インフルエンザのピークになってきたようで、今日のクリニックには124人の患者さんがお見えになりました。
最後は2時間待ちになり、患者さんには本当に申し訳ないと思っています。
午前の混雑も激しくて、11時の時点で受付をストップせざるを得ませんでした。

そんな忙しい1日でしたが、忙しさとは別に、今日は偏頭痛に苦しみました。

大学に在籍していた頃は本当に頭痛が激しくて、おそらく年間に100日くらい頭痛薬を飲んでいたと思います。
ですが、脳神経外科医の主治医の先生に、偏頭痛の治療薬を教えてもらってからはずいぶんと楽になりました。

偏頭痛の原因はセロトニンです。
この物質は脳がリラックスした時に出現します。
ですから偏頭痛は週末に多いと言われています。
セロトニンは血管を収縮させますので、偏頭痛の初期では脳への血流が少なくなり、目の前がチカチカと暗くなったり明るくなったりします。
そしてセロトニンが枯渇すると、リバウンドで血管が拡張します。
そうなると、血管の周囲にまとわりついている神経が血管によって引き伸されます。これが頭痛の正体です。
ですので、頭痛は血管の拍動に合わせて、ズキンズキンと痛む訳です。

従って治療としては、セロトニンを足してやればいい。
現在は良い薬がたくさんあって、イミグランとかマクサルトで、偏頭痛はたちまち止まります。

今日の午前は頭がシンシン痛かったのですが、お薬ですっきり治って十分な診療ができました。

2011年を回顧する2011年12月31日 15時41分23秒

開院6年目を迎えた我がクリニック。
今年1年を数字で振り返ってみましょう。

お見えになった患者さんは、のべ17960人。
このうち、924人は新患です。
上記の患者さんのうち、インフルエンザの予防接種は1152人でした。

診療を行ったのは、225日。
ですから1日あたり、79.8人の患者さんが来たことになります。

この数字を昨年と比較すると、患者数は18797人から減少しています。
なぜでしょうか?
まず、去年の1月は「新型インフルエンザワクチン」接種のため、患者が多かった。
そして今年の3月は大震災の影響でかなり患者さんが減りました。
クリニックも夕方の早い時刻に閉じてしまったし。
そしてさらに、今年の11月は例年よりも風邪のお子さんが少なくて、患者さんが相当減ったんですね。

開院してこれまで毎年患者さんが増え続けていましたから、前年よりも減少したというのは初めて経験です。
ですが、1日あたり患者数は、昨年が81.0人で今年が79.8人ですから、クリニックの混雑状況はあまり変わりはなかったのではないでしょうか?

2011年の最大のニュースは大震災と原発事故と誰もが言うでしょう。
しかしぼくに言わせれば、原発事故は資本主義社会の行き着く先の必然です。
そして誰かが責任を取って死刑になったりしない、この無責任さが我が日本の特徴です。
菅さんなんか、脱原発なんて言ったら、総理を引きずり降ろされちゃいましたからね。

ではぼくにとって大きな出来事。
自分に関して言えば、自転車との出会い。
世界に関して言えば、Steve Jobsの死。

2012年は何が待っているでしょうか?
みなさん一人ひとりに幸せが訪れるように心からお祈り致します。