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今日は大学2007年05月16日 20時33分17秒

今日は大学病院で診療を行なって来ました。
小児外科の卒業生を診る外来ですが、この外来に終わりはありません。この子たちの人生を診る外来です。
小児外科の世界では「キャリーオーバー」という言葉があり、これは「持ち越し」という意味です。15歳を越えても問題点が消える訳では無いので診て行こうという合い言葉です。
しかし、これが多くの場合、本当に単なる合い言葉に終わっているんでね。
成人に到達した彼ら、彼女らをきちんと診て行かなくてはなりません。しかし、正直言うと、思春期・成人期に抱えている問題点って小児外科医にはなかなか解決できないのです。
そうなると他の科との連携が当然必要になって来るのですが、そうなるといつの間にか、小児外科医の手を離れていってしまいます。
ここが難しい。
『長期フォローアップ外来』というのは、もしかしたら、まだ完成していない未知なる外来なのかもしれません。

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