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リッスン/中山康樹2007年05月10日 22時27分19秒

この間の日曜日、中山康樹さんの『リッスン』という文庫本を読みました。
中山康樹さんと言えば、知る人ぞ知る、知らない人は誰も知らない(あ、当たり前か)ジャズ評論家です。この人の自伝みたいな本です。
めっちゃ、面白かった。あっという間に読んでしまいました。この人の才能って、奥田英朗さんのセンスに似ているかもしれません。筆が勝手に面白いことを書いてしまうといった感じです。
真面目に真面目に書いていても、ついギャグが炸裂してしまうのです。
この自伝を読んで、中山さんが最終学歴が高卒であることを初めて知りました。そして、人間の才能とか能力とか知的パワーって学歴とは何の関係も無いということを改めて再認識させられました。
この人は何でこんなに文章が上手なのでしょうか。まったく嫉妬をおぼえるくらいです。
中山さんはある意味、ジャズに関しては書き尽くしてしまったでしょう。今後、どういったものを書いて行くか興味津々で見て行きましょう。