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余りにもお粗末! この社説2007年05月07日 18時48分05秒

ゴールデンウイーク明けで、クリニックの混雑はどうなるのかと思いましたが、普段の月曜日とあまり変りませんでした。80人ほどの患者さんがお見えになって、ほぼ定時に終了しました。

さて、今朝の毎日新聞の社説は、
『在宅医療 往診する開業医を増やそう』というタイトルでした。
あまりの現実を知らない幼稚な文章に、読んでいてヘナヘナになってしまいました。厚生労働省のお先棒を担いでいるだけの記事なのでしょうか。
記事にある通り、厚労省の思惑は医療費削減です。そのために、開業医に往診をやらせることと、在宅医療がどうあるべきは議論の立ち位置がまるで違います。
大学病院がなぜ数時間待ちで数分診療なのか?
なぜ、医者が過労死寸前まで働き医療ミスが起きるのか?
この筆者はその理由がまるで分かっていません。開業医が往診を行わないこととは何の関係もありません。
単なる頭痛で患者が大学病院へ行ってしまう?だから混む?
そんな患者さんは全体の中の0.1%にも満ちません。みんな紹介状を持って行っています。
この人は本気でこんなことを書いているのか?大丈夫ですか?毎日新聞。

在宅医療とはなんでしょう。在宅で「みとる」とはどういうことでしょう。
奥野修司さんの『満足死』を読んでみてください。

この社説は開業医に対して言います。
「もっと腕を磨き、もっと汗をかけ」
この言葉はそっくりそのまま、この筆者に返します。

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