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開院1ヶ月2006年06月10日 23時44分41秒

開院して一ヶ月です。
クリニックもずいぶん「流れ」が出来てきました。現在の調子なら、1日に40人の患者さんがお見えになっても一人一人に丁寧にお話しができて、なおかつ、お待たせしないで診療ができます。おそらく、50人までは問題無いでしょう。60人を越えるとちょっと混雑して来るかもしれません。この2週間は1日平均50人の患者さんがお見えになりました。
今週の火曜日はちょっとしたER(救命救急室)状態でした。具合の悪いお子さんの処置に少しの間、かかりっきりになりました。ママは、後の患者さんを待たせて申し訳ないと言ってましたが、そんなことはお互い様です。具合の悪いお子さんに集中するのは当然です。
僕自身はと言えば、小児の全身麻酔を200件以上、経験していますので、どんなに具合の悪いお子さんを見てもまったく動じません。そのお子さんに対しても余裕を持って対処しました。その間、並行して別のお子さんにレントゲンは撮るわ超音波は行なうわで、新人の頃のように動き回って診療をしました。
ああ、僕って医者なんだなあと、実感した1日でもありました。大学にいると、「管理・運営」、「教育」、「研究」が90%で「医者」は10%ですからね(あ、これはもちろん、自分の話しで他の先生たちはまた別です)。
木曜日は、大学時代から見続けている患者さんがお見えになり、ママから「クリニックの生活はどうですか?」と聞かれて返事に窮してしまいました。みつわ台の子どもたちのお役に立てるのは幸せですが、日本全国の小児がんの子どもたちの力になれないと思うと正直、残念です。しかし、少なくとも千葉県内の小児がんの子どもたちのためにはこれからも力を尽くして行きたいです。今もがんと闘っている「僕の患者」がいます。この子たちのために、二足のわらじで自分に出来る可能な限りのことをして行きたいです。
開院1ヶ月にして今夜はじめて、全スタッフで宴会を行ない、ちょっとビールを飲みました。明日への活力になることを祈って乾杯です。