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難聴者に運転免許2008年11月12日 19時34分14秒

道路交通法が改正になって、高度難聴の人も条件付きですが運転免許の取得が可能になりました。

今日、ネットを見ていたら、大阪府で免許を取った人のちょっと感動的な話がのっていました。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081112/trd0811121031006-n1.htm
運転免許を取りたい難聴の人と、免許を取らせたい指導員との努力が実ったのです。
指導員の両親はやはり難聴で免許が取れなかったというではないですか?
それで指導員を目指して、難聴の人に免許を取らせることを実現したのです。

「ろう」の問題は実は小児外科と切り離すことができません。
手術だけをやっている小児外科医には関係ない話ですが、千葉大では「新生児外科疾患」の術前術後管理や、「小児固形がん」の抗がん剤治療も小児外科医がやっています。

すると、筋弛緩剤を使った赤ちゃんがや、抗がん剤のシスプラチンを使った幼児に高度難聴が発生することがあります。

難聴になれば耳鼻科の先生にその管理をお願いしてしまいますが、小児外科医には「難聴と言葉」に対する最低限の知識は必要だと思います。
自分たちが作った難聴ですからね。

しかし恥ずかしながら僕も「ろう」に対する知識があまりにも少なかった。
その反省をこめていくつかの本を読むうちに、ますます自分の不明を恥じることになりました。
現在では、高度難聴のお子さんの家族に関わっていますし、また、ろう学校の先生とも話をしたりしています。

「ろう」に限らず、「小児がん」の世界でも、無知こそが敵ですから、世間にもっと知って欲しいですね。
ろうの世界を。

ともあれ、今日読んだ記事はちょっと良い話でした!

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