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BABYMETAL はなぜ優れているのか2023年03月11日 17時46分02秒

BABYMETAL はなぜ優れているのか
何度も書いていますが、ぼくは中学生の頃からロック小僧で、40歳になってからジャズを聴くようになりました。
ロックではハードロック / メタルロックが好きで、今でもよく聞きます。
最近のお気に入りはBABYMETAL です。2人組のメタルロック&ダンスユニットですね。
彼女たちの活動の中心は欧米なので、日本での人気はそれほどではありません。
海外人気はかなり本格的です。

これまで多くの評論家たちがBABYMETAL の人気の理由を解析しています。それぞれ正しいと思いますが、ぼくが思う最大の理由はシンプルにヴォーカルのSu-Metal の歌う力が超絶優れている点に尽きます。

YouTube に The First Take という番組があります。チャンネル登録数は750万人以上。ピアノの伴奏だけでアーティストが一発撮りパフォーマンスを決める音楽コンテンツです。
今回、その番組にBABYMETAL が登場しました。
楽曲は、Monochrome という作品です。メタルロックですが、それをピアノの伴奏だけで歌います。

https://www.youtube.com/watch?v=h-hPGRSjgms

これを聴くと、Su さんの歌の力が大変よく分かります。これってやっぱり世界で通用するなと納得できます。
ロックが嫌いな人も、この動画はピアノと弦楽器の伴奏だけですので、聴いてみてください。

BabyMetal が帰ってくる2022年10月23日 21時05分05秒

BabyMetal が帰ってくる
「封印」とか「復元」とか「パラレルワールド」とか訳のわからないことを言っていました(笑)、要するにBabyMetal が活動再開するようです。
これまでは一体なんだったんでしょうか??

東京ドームに彼女たちのライブを見に行ったのは、2016年9月19日でした。あれからもう6年です。

今回、活動再開にあたり、「divine attack – 神撃」という曲が発表されました。いいリズムですね。ゴリゴリのヘビーメタルです。そしてSuちゃんの声のきれいなこと。やっぱりこの子は天才だわ。
ちなみにこの曲の作詞はSuちゃんなんですね。

来年には幕張メッセでライブもあるようです。
ニューアルバムの発表が待ち遠しいです。
ライブは還暦のぼくにはちょっと無理かな(笑)。

もう紅白歌合戦には出ないでほしい2021年01月02日 14時47分15秒

BABYMETAL
新年明けましておめでとうございます。

大晦日の紅白歌合戦にBABYMETALが出演しました。
ものすごく期待して視聴しましたが、全然よくありませんでした。
まず、選曲が10年前の歌。彼女たちが10代前半で歌っていた曲です。今の彼女たちを曲が表現していません。
そしてその曲も2/3がカット。
ロックのクイーンと呼ばれるSuちゃんの良さはまったく出ていませんでした。

その一方で、Superfly, Lisa, Misia はすごかった。力強く伸び伸びと、まさに歌姫という感じでした。
BABYMETALは何の爪痕も残せなかったようでした。
期待が大きかった分、失望も大きかったです。
もう、これからは出なくていいんじゃないですか?

開放型ヘッドフォンで2019年08月19日 21時32分52秒

開放型ヘッドフォン
こんなに毎日音楽を聴いていたらアホになってしまうと思うのですが、好きなものはやめられません。
我が家にはオーディオルームがないので、書斎で音楽を鳴らしていると、妻からメールが来て「うるさいです」と叱られます。
ふだんは、harman/kardon のスピーカーを使ってmacで音楽を再生しています。
ヘッドフォンはJBL。しかしちょっと環境を変えることにしました。

ヘッドフォンには密閉型と開放型があります。
開放型は文字通り、音が外にダダ漏れになります。で、その分、音の抜け・広がりがとてもいい。
ただ低音が十分に響かない可能性が高い。
そこで、DENONの DACヘッドフォン・アンプを購入し、開放型ヘッドフォンはAKGを選択しました。

JBLもなかなか良かったのですが、さすがにこの組み合わせには叶いません。
今まで聞こえなかった音が聞こえてきます。
Jazz では、Kind of Blue の管楽器の鳴り方がものすごい迫力です。
そのほか、ロックでもクラシックでも聞こえ方の違いを挙げていけば切りがありません。

アンプとヘッドフォンの金額を足しても、大した額にはなりません。これでこれだけの音を楽しめるのだから、なんだか得した気分です。
あと何年生きるか知りませんが、死ぬまで聞きまくるでしょう。
あ、最近のお気に入りは、ジミー・スミスの「ルートダウン」です。

「ライヴ」ザ・ウドゥン・グラスfeat.ビリー・ウッテン2019年05月25日 21時09分21秒

「ライヴ」ザ・ウドゥン・グラスfeat.ビリー・ウッテン
今夜はこれでノリノリです。
原稿が進みません。

「From Dusk Till Dawn」を聴く2017年06月29日 21時09分52秒

「From Dusk Till Dawn」を聴く
BabyMetal のEU盤「Metal Resistance」を購入しました。EU盤にしか入っていない「From Dusk Till Dawn」を聴くためです。
この歌の存在を知ったのは、先日行われたハリウッドでのライブです。ファンが撮影したYouTubeの動画を見てびっくり仰天しました。
この曲がなぜ日本盤に入っていないのか、よく理由はわかりません。あえて言えば、曲調がJ-POPとかけ離れているからかもしれません。
「From Dusk Till Dawn」は神秘的で壮大、そして深遠な曲です。

出だしの電子音的な声を切り裂くように、1:05でSU-METALが♪In the air♪とハイトーンヴォイスで切り込んできます。
ここには圧倒的な迫力と爽快感があります。
2:23では♪Break♪とポーズがかかり何ともカッコいい。
聴きようによっては単調な重低音のリズムが、2:54で変調します。このリズム展開には異様な切迫感と高揚感があります。

「From Dusk Till Dawn」はメタルロックでしょうか? いや、そういうジャンル分けには意味はないでしょう。
分かりやすく言えば純粋にカッコいい曲なんです。
レッド・ツェッペリンのすべての曲の中で、「For Your Life」が最高にカッコいいと僕は思います。
イエスであれば、「ロンリー・ハート」が断然優れているでしょう。
前者はハードロックの枠を超えているし、後者はプログレの枠を飛び越えています。
そういう意味で、「From Dusk Till Dawn」はメタルを超えているし、これはもはやアイドルの曲ではありません(僕は元々、BabyMetalをアイドルとして聴いていた訳ではない)。

もし「From Dusk Till Dawn」の欠点を挙げるとしたら、それは曲の長さが3分50秒と短いことです。あっと言う間に終わってしまうんです。
僕はロックを聴きだして40年になりますが、同じ曲をリピートでエンドレスに聴きたいと思ったことは初めてです。

なお、この曲はダンスも最高にカッコいいと思います。こんなダイナマイトクラスの曲が眠っていたなんて一体どういうことでしょうか?
ライブのオープニングに使っても良いと思います。ぜひ、みなさんもYouTubeなどでアクセスしてください。

Something's got to go
Something's got to go
In the air
Pray your way
In the air the air
It got better
Don't start slow, then
(Something's got to go)
It got better
Don't start slow, then
(Something's got to go)
Dream sing
Climate the weather
Hot colder
And warm memories
Get off my face
More day after day
And reaching to fate
So instincts so faint
I'll wake from the dream
To keep and relive
'Cause life it is a dream
And dream's on a break
While it's over
Never ever
While it's over
Never ever
In the air
In the air

フレディ・マーキュリーの生と死2017年01月31日 22時06分15秒

フレディ・マーキュリーの生と死
中学生の頃、僕はクイーンの大ファンで、彼らのLPレコードをくり返し聴いていました。メジャーになった後期よりも初期の作品に好きな曲が多かった印象があります。
しかしなんと言っても、彼らの最高傑作は「ボヘミアン・ラプソディ」であることは誰しもが認めることでしょう。
僕も大好きでした。
華麗にして壮大な曲、目まぐるしく変転する重厚な構成。こんなロックがあるのか驚き感動したものです。

クイーンは一人ひとりに才能がある優れた個性が集まった4人組みですが、フレディ・マーキュリーのヴォーカルは世界最高レベルのロックだったと思います。
その彼は、1991年11月23日に、自分がHIVに感染していることを公表しました。
日本でも夜のニュース番組で流されました。
当時、HIV感染症(AIDS)は死に至る病でしたので、その時の衝撃と言ったらなかなか言葉になりにくいものがありました。
さらに驚くことがあり、翌日の夜のニュースで、フレディ・マーキュリーが45歳の若さで亡くなったことが報じられたのです。
この時、僕は29歳。それからもクイーンの音楽を聴き続けました。

そしてある時に、「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞が、深い意味を持っていることに気付きました。

『ママ、たった今、人を殺したよ
彼の頭に銃を突きつけて
引き金を引いたら、彼は死んだ 』

これは何を意味するのか?
フレディ・マーキュリーはゲイでした。彼はゲイであることを隠し続ける自分をやめて、カミングアウトの道を選んだのです。
つまり、彼が殺した人間とは、以前の自分自身なのです。
では、ゲイであることを公にした人生が、晴れやかで堂々としたものであるかと言うと、そうではありません。
ゲイを生きることに彼はものすごい恐怖を感じていました。

歌詞に My time has come とあります。中学生の頃、僕はこの意味がわかりませんでした。
今ならはっきりわかります。
Time とは「死期」です。かつてイギリスではゲイは罪でしたから、1990年頃にも偏見が残っていたはずです。
彼はゲイに誇りを持つことなどはできず、絶望の中で叫んだのです。

『もう遅すぎる、死ぬ時が来た
背骨の中を恐怖の震えが貫く
体中が痛みで満ちる
みなさん、さようなら、僕は行かなくては
あなた達のもとを離れ、真実と向き合うよ
ああ、ママ
死にたくないよ
時々願ってしまう、こんなことなら生まれてこなければよかったと』

何という凄絶な歌詞でしょう。
フレディ・マーキュリーが「ボヘミアン・ラプソディ」を歌い上げる時、まるで魂の叫びのように声が天空に舞い上がっていきます。
それは文字通り、自身の命を懸けた歌だったからでしょう。

すっかり歳をとってしまった僕は、フレディの「ボヘミアン・ラプソディ」を聴くたびに落涙しそうになります。

ウエンブリーアリーナ・ライブ!2016年11月22日 22時34分42秒

ウエンブリーアリーナ・ライブ!
BABYMETALの最新DVDが本日自宅に届いたので、早速視聴してみました。
ウエンブリーアリーナと言えば、ロックの聖地。日本人では初のワンマンライブです。
ライブの演出自体は比較的地味だったかもしれません。
東京ドームで見た、音と光の一大エンターテインメントショーとは少し趣きが違っていました。
ストレートにヘビーメタルを聴かせたという感じですね。

BABYMETAL を批判する人は、彼女たちは自ら音楽活動を開始していないことを問題にします。
つまりプロデューサーの企画によって集められた3人組みという批判です。
確かに彼女たちは、曲を自分たちで(ほとんど)作っていないし、結成当時はヘビーメタルが何かとは分かっていなかったと思います。

ですが、そんなことを問題視するのは一体何の意味があるのでしょうか?
経緯がどうであれ、現在のBABYMETAL の質の高さは簡単には批判できないはずです。
ぼくは14歳で Deep Purple を聴いて脳天をガツンとやられました。
Led Zeppelin は理解するのに1年かかりましたが、15歳の頃にはのめり込んでいました。
今でも時々聴きます。
DPやZeppと比べても、BABYMETALの質の高さはまったく見劣りしないと思います。
DPのSmoke on the Water を何度聴いても飽きないように、BABYMETALのイジメ、ダメ、ゼッタイを何度聴いても飽きません。
BABYMETALのコンセプトはアイドルとメタルの融合と言われますが、現在の彼女たちはアイドルではないでしょう。
カワイイ服も着ないし、握手会とか、ファンとの交流とか一切ありません。
ライブはMCなし、アンコールなしで、ひたすら曲に集中します。

アイドルでない代わりに、彼女たちの特徴はダンスにあると言えます。
そもそも、メタルを聴いて踊ることは不可能なわけです。
メタルとはそういう音楽なんですね。
そこに、ダンスを導入し、またそのダンスの質が非常に高い(振り付けはパフュームと同じ人)。

Smoke on the Water を聴きながら踊ることは不可能ですが、イジメ、ダメ、ゼッタイを聴くと自然と踊ってしまうというわけですね。

大晦日には紅白歌合戦に出場するという噂もありますが、ぼくとしては出て欲しくない。
イメージが壊れちゃうから。
だってDPやZeppはそういうお祭りには出ないでしょ?
出るならば、来年のスーパーボウルのハーフタイムショーでしょう。

現在、たしかに欧米などで人気を誇りますが、それはあくまでもサブカルチャーとしての人気です。
BABYMETALがビヨンセとかレディーガガのように、メインカルチャーにまでのぼりつめたいと思っているのかどうか、それはわかりません。
そのためにはもう少し楽曲に恵まれることと(現時点では持ち歌がとても少ない)、英語でインタビューに答える力が必要なのではないでしょうか?
曲の歌詞は日本語でも大丈夫なような気がします。
そもそも今でも歌詞はぼくには全然聴きとれないので。

12月はレッチリと一緒にイギリスを回ります。
ぼくもレッチリの大ファンです。これを機会にまたさらに成長して欲しいですね。
次はいったいいつ日本でライブが観られるのでしょうか?
実に待ち遠しいです。

BABYMETAL 観戦記2016年09月19日 21時59分57秒

BABYMETAL 観戦記
あいにくの雨模様でしたが、東京ドームなので雨など関係ないと高をくくっていました。
総武線快速で錦糸町へ。ここで各駅停車に乗り換えです。
ふと気付くとホームには BABYMETAL のTシャツやキツネのお面をつけた集団があちこちに。
錦糸町から水道橋に近づくと、同じような出で立ちの人がどんどん増えてきます。
そして水道橋で下車。なんだ、この人の多さは!
ドームまでは延々と人の列。みんな傘を差しているので、ぶつかったり、突かれたり、しずくを浴びたり。
ドームの着くと人が多すぎて、自分が入るゲートに近づくことすらできません。
人波に押されていつの間に行列の一員になってしまいましたが、どうも別のゲートらしい。そこを脱出してようやく自分のゲートに並ぶことができました。

手荷物検査を受けて、チケット受け取り、ビニール製の「首コルセット」を渡されました。
メタルロックは「ヘドバン」をするので、首を守ってねという BABYMETAL のお約束アイテムです。
あとでわかるのですが、ライブの終盤で照明が消されると(あるいは、何か光を当てたのか?)、観客全員の首が光るんです。

ぼくの席はドームの2階。会場に足を踏み入れ、「はっ」と息を飲みました。
ドームの観客席にはすべて人。空席のエリアはなし。
そしてグラウンド中央にステージ。
その周囲に観客。これって一体、何人人が入っているの?
観客席だけで5万人でしょ? グラウンドを含めると6万人に近いのではないでしょうか?

中央の円形ステージから3本の脚が伸びていて、BABYMETAL の3人が観客の近くまで来ることができる演出のようです。
そして中央ステージの上にはやぐらのように円柱形の巨大なスクリーンが。
これは360°、どこからでも観ることのできるモニターでしょう。

ライブの開始は18時ですが、この調子だと時間までに観客が全員入りきるのは不可能。
やはり18時を過ぎても始まりません。

そして18時20分くらいにスクリーンにアニメが映し出され、BABYMETAL の持ち歌は、今日と明日の二日間に分けて上演され、重複はないとアナウンスされました。
「うーん、ぼくの好きな歌が明日に回されちゃうと残念だな」と思っていると、いきなりRoad of Resistance のイントロが流れ始めました。
キター! ぼくの一番好きな曲!
観衆総立ち!

360°スクリーンには BABYMETAL の3人が映っているのに、いくら目を凝らしても円形ステージには実際の3人がいません。
どういうこと? 
少しの間、曲に乗れないでいると、何と3人は360°スクリーンのやぐらの上で歌っていました。

セットリストは覚えていませんが、「アモーレ」「ギミチョコ」「Catch me if you can」「Karate」「4の歌」など、好きな曲が目白押しでした。
しかし、残念ながら聴けなかったのが「META!メタ太郎」「IDZ」でした。
最後は「THE ONE」で幕を閉じ、MCなし、アンコールなしのライブは100分くらいで終了しました。

ファン層は幅広く、僕のような老人も多数。幼稚園児くらいの子どもを連れた若いパパ、ママも多数。若者グループも多数。


光、演奏、歌、ダンス、すべてが一体となったプログラムは本当にクオリティーが高かった。
ファンであればよく知っていることですが、バックバンド(神バンドと言います)のレベルの高さはすごいものがあります。

SU-METAL は本当に歌がうまい。生で聴くと、CDなどで聴くよりちょっと高い声だなと感じました。
MOA-METAL とYUI-METAL のダンスは実にシャープ。
今更ながら気付いたのですが、この2人は笑顔なんですが、SU-METAL はニコリともしないんですね。
ま、自分のことをアイドルと思っていないのかもしれません。

映像と音楽が濃縮された100分でした。
え? もう終わりなの? という感じ。
できれば1000人くらいの小さなハコでライブを聴きたいな。
無理か。
次回のライブは1年後でしょうか? また観に行きたいですね。
(写真はネット上で拾ったものです。ぼくが撮影したものではありません)

ピーター・バラカンを嗤う2016年07月23日 16時34分41秒

Su-metal とRob
ピーター・バラカンは、1951年生まれのイギリス人です。
日本語を流暢に話すラジオDJですね。顔を見ればみなさんも一度はテレビなどで知った人物だと気付くでしょう。

彼はBabymetal を評して、
「ぼくは全く評価できません。先入観ではありません。あんなまがい物によって日本が評価されるなら本当に世も末だと思います」
と発言しています。

「世も末」とはどういう意味でしょうか?
これは仏教の末法思想です。「この世はもう終わりだ」と嘆く言葉です。
「メタルダンスユニット」という誰も思いつかなかった新しいジャンルが出現し、世界を回ってライブを行っているのが Babymetal という概念です。
この鮮烈な概念は、
1 アイデア
2 ヴォーカルの力
3 ダンスと振り付けのレベルの高さ
4 バックバンドの実力
から成り立っています。
楽曲のクオリティーの高さは、どんな曲でもいいので一曲聴くだけですぐにわかります。

こういった概念が生れた背景には、J-POPの歴史があることが基盤になっています。
KAWAII という文化も融合しているとされていますが、その部分はそれ程強くないし、3人の少女はカワイさを表に出していません。
ヴォーカルの力を、ロバート・プラント(Zepp)と比べれば見劣りしますが、日本の多数のアイドルの歌唱レベルははるかに超えて、その向こう側に突き抜けています。
楽曲「Karate」でジャンプしながら歌うところなどは、尋常ではありませんし、先日、Rob Halford と一緒に歌った時でもレベルの高さを証明してみせていました。

ま、つまり「まがい物」ではない。
Babymetal という概念は「本物」です。
ただ誰も見たことがなかったので、ピーター・バラカンさんのような大御所には理解できなかったのでしょう。
理解できないならば、「わかりません」と認めればよかったのです。
当然、この世は続いていくし、終わることなどありません。
「この世も末」と喋ってしまい、恥をかいたというところでしょう。

人間は恥をかいて成長していくものですが、それも若いうちの話です。
歳をとったら上手に恥をかきたい。
ぼくも臨床をやっていて、この歳になっても初めて遭遇する疾患や症状があります。
その時は、後輩にちゃんと教えてもらいます。
そうやって自分の力を増していくのですね。

ピーター・バラカンさんは、上手に恥をかいたと言えるでしょうか?