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イラク戦争から20年2023年03月20日 22時51分22秒

アメリカがイラクに侵攻して今日で20年です。
今の若い人は知らない戦争だと思います。中年以上の人だって忘れてしまったでしょう。
あの戦争はいったい何だったのでしょうか。

当時のイラクはサダム・フセインが大統領の立場にいて、アメリカと鋭く対立していました。
フセインは大量破壊兵器を持っていると、多くのメディアが報じていました。アメリカはイラクの暴走を止めるために侵攻したのです。
つまり先制攻撃ですね。

国連安保理は、アメリカの侵攻に賛成しませんでした。アメリカは安保理を無視して戦争を仕掛けたのです。
結果、イラクの全土は焦土と化しました。
この戦争で亡くなった市民は20万人以上と言われています。
フセインも処刑されました。
そして結局、大量破壊兵器は存在しなかったのです。
これはアメリカによる戦争犯罪ではないでしょうか。

ところが、アメリカは反省もしなければ謝罪もしていません。
イラク戦争を最も熱心に支援した日本もちっとも反省していません。
この戦争によってアメリカは世界から信用を失い、プレゼンスが大きく低下しました。

こういう戦争犯罪を犯しても罪に問われることはないと思った政治家も世界にはいたでしょう。
それは間違いなくプーチンです。
プーチンは、ウクライナでロシア人が虐殺されていると因縁をつけてウクライナに侵攻したのです。

グローバルサウスなど、西側諸国のウクライナ支援に同調しない国々もあります。
その理由はどこにあるのでしょうか。
それはアメリカのイラク侵攻に尽きると思います。こんな世界規模の二枚舌ってちょっとないのでは?
プーチンは国際司法裁判所から指名手配されましたが、ではアメリカはどうなのか? ブッシュ元大統領はどうなのでしょうか。

イラクで無辜の市民が20万人も殺されたという事実を忘れていけないと思います。