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死刑のはんこ2022年11月10日 21時42分20秒

死刑のはんこ
法務大臣がこういう発言をしました。
「死刑のはんこを押す、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」
この発言の何がいけないのでしょうか?
それは、死刑を決断するという法務大臣にとって最も重い仕事を、昼のニュースにからめて軽く発言したからです。

日本は世界でも稀な死刑存置国です。(いわゆる)先進国の中では、国全体として死刑を実行している国は日本だけです。
国民感情がそうさせているという面もありますが、たとえばEUでは国民感情よりも政治判断で死刑を廃止しました。

自民党の議員のみなさんだって好きで死刑を継続させているわけではないでしょう。
煩悶し、苦しみながら、死刑という制度を維持しているのだと思います。
国家の力によって人の命を奪うという究極の刑なのですから、軽口を叩くようなテーマではありません。
ましてその発言者が法務大臣だというのですから、岸田内閣は命の尊厳をどう考えているのかと非難されてもしかたないと思います。

報道のよれば、この大臣は10月にも2度ほど同じような発言をしたそうです。自分の仕事の重要性が分かっていないのではないでしょうか。もっと適格な人に大臣をやってもらった方がいいでしょう。

資産倍増って・・・相当無理があるのでは?2022年10月30日 21時53分34秒

資産倍増って・・・相当無理があるのでは?
岸田内閣の支持率が下がっていますが、これはもちろん旧統一教会問題が大きいと思います。
しかしその根っこにあるのは、彼の政治姿勢ではないでしょうか。

岸田さんは宏池会の人。池田元首相の軽装備・経済重視の流れを汲む政治家ですよね。所得倍増をやり遂げたのが池田さん。
岸田さんは、令和版所得倍増とか、新しい資本主義とか、民主主義の危機とかを主張して総裁選を勝って総理大臣になりました。

この3つのフレーズを素直にみれば、安倍さんの行ってきた政治を見直すという意味合いが強かったと思います。でも、新しい資本主義など正体不明で、何も新しいことは見当たりません。
民主主義の危機って、安倍さんがもたらしたものだと思うのですが、それを見直すことは一切ありませんでした。
おそらく、総理になって、安倍派の協力がないと何もできないと知ったのでしょう。

おまけに敵基地攻撃とか、防衛費倍増とか、原発新設とかとんでもないことを言い始めています。
彼は一体何のために総理になったのでしょうか? いえ、一体何のために国会議員になったのか?
権力を手放さないためには、自分の理想なんて捨てちゃうのでしょうか。

令和版所得倍増を引っ込めたと思ったら、なんと資産倍増です。おったまげました。
倍になるわけないでしょ?
ぼくは試しに積み立て NISA を始めようと作業を進めてみました。これがメチャクチャ面倒臭くて、分かりにくい。
こんなもん、専門的な知識がないと、普通に生きている一般人には無理ではないでしょうか。
少なくとも(亡くなった)ぼくの両親には絶対無理。

お金を元々持っていて、デジタルの扱いに慣れている人じゃないと絶対に不可能です。
(ぼくも途中で辞めようかと思っている)

佐藤栄作に始まってこれまでいろいろな総理大臣を見てきましたが、岸田さん、あなたは本当に悲しい人ですね。
日本を一体どうしたいんですか?

立憲民主党ななぜ惨敗したか2022年07月12日 20時49分25秒

今回の参院選。一言で総括すれば、立憲が負けて(その分)自民が勝ったということです。予想はされていましたが、あまりにもひどい立憲の負け方でした。
なぜ立憲は負けたのか。

以前に民主党は政権をとっています。その最大の理由は「敵失」にあります。消えた年金問題や自民の内ゲバ。安倍・福田・麻生と1年しか続かなかった不安定な政権。そうした失敗が政権交代につながりました。
ただそれだけではなく、当時の民主党には期待感もありました。理由はいくつかあります。
まずはトロイカ体制です。
鳩山・小沢・菅の三人は総理を任せても大丈夫と思わせる信頼感・安定感がありました。特に鳩山さんと小沢さんは自民党から移籍組なので、素人感がなかったと言えます。
そして、当時民主党は左寄りとかリベラルというふうに見られていませんでした。右とか左といった色が付いていなかったのです。
そして「行政の無駄をなくせば財源はいくらでも出てくる」という小沢さんの発言に、国民が信頼を寄せたことです。鳩山さんも「政界の大掃除をする」と言っていました。
つまり何かが変わるという大きな期待感があったのです。
「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズもよかったという人も多くいますが、あれはおまけみたいなものでしょう。

では今の立憲はどうでしょうか?
まず、トロイカに匹敵するスターはいるでしょうか?
いないですよね。小川淳也さんには映画を見た熱烈なファンがいることは知っていますが、そんなもん日本人の中のごく一部です。つまり有為な人材が育っていない。これは枝野さんの個人商店だったからかもしれません。
そして立憲の色ですが、やはり依然としてリベラル色が強いでしょう。それは党名にはっきりと現れています。立憲主義は立派だと思いますが、それを党名に掲げると間口が相当狭くなるのではないでしょうか。
今からでも「民主党」に戻してはどうかと思います。
(選挙の略称も民主党だし)
最後に期待感です。泉執行部は物価高対策を掲げましたが、スケールがあまりにも小さいのです。
以前、いろいろな政治家たちが「改革」を連呼して、日本人は改革疲れしているという論評がありました。
そうでしょうか? やはり日本人が期待しているのは、政治が大きく変わるというワクワク感だと思うのです。
民主党が政権交代する前夜にはそういうワクワク感がありました。今の立憲にはそれがまったくありません。
政党支持率が低迷したままというのは、労働組合の人たちしか応援していないということです。

日本のグランドデザインを描き変える・・・それくらいの大風呂敷がないと無党派層は振り向いてくれないと思います。
もちろん、現在掲げているリベラルな政策を放棄する必要はありませんが、かつての民主党が考えたような「転回」がなくては民心を集めることはできません。
大企業の内部留保に税金をかけることは、株価暴落の危険があります。これをやるのは一種の革命です。株価がどかんと落ちてもいいと国民に思わせる、それくらいの価値観の変換を国民に説かないと、新しい時代が来るという期待感は生まれないと思います。
自民党には多くの業界と密接な関係があり、そこには税金の無駄が生じていることは周知の事実です。そこを徹底的に切り込んで、自民党一極集中政治を根底から破壊するくらいの「改革」をして、政治をStart Over するというメッセージが必要ではないかと考えます。

さようなら、山本太郎2022年04月16日 17時10分49秒

山本太郎さんが衆院議員を辞めて、次期参院選に立候補するそうです。
ぼくはハードなリベラリストなので、これまで山本さんを注目してきたし、応援もしてきました。
ALSの舩後靖彦さん、頸髄損傷の木村英子さんにもシンパシーを持ちながら、応援してきました。
山本さんの今回の参院選立候補をみなさんはどう考えるでしょうか?

政治家にとって大切な資質はいろいろあると思いますが、最も重要なものは道徳心だと思います。
衆院議員をやめて、繰り上げで1議席確保し、参議院でも1議席取ろうとするのは、合法的かもしれませんが、脱法的であり、道徳的に相当問題があるのはないでしょうか?
議席を増やせれば手段を選ばないということになります。
政治家のそうした行動は、子どもたちの手本になるでしょうか?
山本さんの姿を見て、若い人たちが政治に憧れるでしょうか?

山本さんが衆議院議員を辞めることで比例東京ブロックから櫛渕万里さんが繰り上がるそうです。
誰ですか、この方?
有権者は、山本太郎さんに衆院議員になって欲しくて投票したんじゃないですか?
もし、櫛渕万里さんが比例名簿の1位だったら、この方は当選していなかったと思います。
それが繰り上げで国会議員になってしまうというのは、国民を馬鹿にしています。

日本の立法は二院制をとっています。衆議院と参議院では役割が違います。
同じ1議席と考えているなら、日本の立法府を馬鹿にした話だと思います。
わずか半年で、衆院議員の資格を投げ出すのは無責任ではないでしょうか。
有権者の思いはどうなるのか。

こんな方法がまかり通るならば、自民党を含めてすべての政党が同じことをやり出します。そのとき、誰も批判できなくなるんじゃないでしょうか。
今回の方法には「大義」がありません。
衆院議員を辞める「大義」もないし、なぜ参院議員になりたいのかという「大義」もない。
そこにあるのは、れいわ新撰組で1議席欲しいという「欲」だけです。

最後は有権者が決めること・・・という反論を山本さんはするかもしれません。
彼には熱心な支持者が東京に多数いますから、おそらく参院選で当選するでしょう。しかしそれは民意でしょうか?
もし、候補者を落選させる拒否権が国民にあれば、山本さんは選ばれるでしょうか?

さような、山本太郎さん。もう応援することはないと思います。こんどのドタバタをぼくは自分の子どもに説明できません。
数を得ることが自己目的と化した政治屋になってしまいましたね。

国土交通省の統計不正2022年01月25日 10時20分46秒

コロナ禍の中、今年も大学入学共通テストが終りました。
若者には人生で最初の厳しい試練かもしれません。それだけに試験に不正行為があったことがときどき報道されます。

テストが大学入試センター試験と呼ばれていた頃、国語のテストで不正事件がありました。
その受験生は文章を読む際に定規を文字列に当てていたそうです。読みやすくするためです。

定規の使用は禁止事項のため、受験生は全科目無効になったといいます。
「定規で失格」は「杓子定規」にも思えますが、ルールは守らなければならないでしょう。
ましてやそれが国家レベルとなると、その重大さは桁違いになります。

国の基幹統計「建設工事受注統計」の不正の全貌がまだ見えません。
国土交通省の職員が統計不正操作を行ったことで、2020年度の統計が4兆円過大になっていた疑いが浮上しています。
これは実績全体の5%に相当し、巨額な訂正が必要になってくる可能性があります。

統計は政策立案の基本ですし、GDPを計算する際の基礎データです。
あってはならないことで、全貌解明が必要です。なぜこうした不正が行われたのでしょうか?
国土交通省は早々と事務次官ら10人の訓告や減給などの処分を発表しました。官僚組織はこういう対応は実に「ちゃんと」していて、処分が素早いですよね。

しかし問題の本質は処分をどうするかではありません。
そういうお決まりのような処分の「杓子定規」は要りませんから、不正の「何故」をつまびらかにしてほしいものです。

選択的夫婦別姓制度に思う2022年01月19日 20時22分55秒

ヒトはほかの哺乳動物に比べて遺伝子のバリエーションが少ないことが知られています。それはなぜでしょうか?
その理由は、人の起源がかなり数少ない個体から枝分かれしたからです。
7万5千年前に起きたインドネシアの火山の大爆発は、地球上を火山灰で覆い尽くし氷期を招きました。
人類はあやうく絶滅するところでした。この時に生き残った人類はわずか1000人から1万人くらいと推定されています。
ですから人はこの時点で、遺伝子の多様性を失ったのですね。

日本は、結婚後に夫婦同姓であることが定められた世界で唯一の国です。1996年には、法務大臣の諮問機関が、希望する夫婦には別姓を使用できる「選択的夫婦別姓」を盛り込んだ民法改正案を答申しました。
しかしながらこの制度は未だに実現していません。最高裁の大法廷でも「違憲」という判断は出ませんでした。
2020年に早稲田大学の研究室などが行なった世論調査では、70%を超える人が「選択的夫婦別姓」に賛成しています。
では、政治はなぜ民意を反映しないのでしょうか?
この制度に反対、または慎重な姿勢をとっている政党は自民党と日本維新の会だけです。自民党は明らかに反対しています。ただし自民党も一枚岩というわけではありません。
党内の保守派が強硬に反対しており、自民党が意見を集約できないという実態があります。

「選択的夫婦別姓」には賛成派・反対派からそれぞれ意見の表明があります。意見の違いがあること自体は健全と言えるでしょう。しかし、自民党保守派議員に朝日新聞がインタビューしたところ(2021年1月29日)、(夫婦同姓が)「日本の美徳なんだ」と答えたそうです。
「美徳」という言葉を持ち出されると、ちょっと議論にはなりにくいのではないでしょうか?

私たちの社会は、働き方もライフスタイルもジェンダー意識も人権感覚も大きく変化してきています。
理不尽なことや不条理なことは、まだまだ残っているとはいえ、昭和の時代と比べてずいぶん少なくなりました。かわって多様性が大事にされるようになってきました。

人類滅亡の危機からもう7万5千年経っています。遺伝学的多様性が豊かでなくても、私たちの心には多様性を重んじる価値観が育っています。人や国が滅びるのは、天災よりも文化からかもしれません。

自民党は永久に不滅です2021年10月13日 21時36分09秒

岸田総理大臣は、宏池会の会長です。宏池会は政策立案能力に長けているものの、政局には弱く、政界のお公家集団などと言われています。
思想的には、いわゆるハト派で、軽装備・経済重視の政治を行なってきました。
その代表的な政治家が、池田勇人さんです。1964年の東京オリンピックの閉幕に合わせて、舌がんのため引退しました。
ぼくが3歳のときですから、過去のニュースで見ただけで、記憶には存在していません。
池田さんといえば、所得倍増計画と高度成長の政治家です。
いわゆる、総中流社会を実現した人で、企業は終身雇用・年功序列で、大金持ちの人もあまりいませんでしたが、極端な貧困な人もいませんでした。
日本を経済大国に持ち上げ、みんながいい意味で平等に生きた時代です。

立憲民主党の枝野さんは、自分のことを保守政治家と自称し、池田さんの時代の日本を目指していることを公言しています。
もちろん高度成長期には公害などの影の面もたくさんありますが、貧富の格差が少なかったのは、日本らしくてよかったと思います。

そこで、岸田さんです。彼は総裁選で、実にカッコいいことをたくさん述べました。
たとえば、「令和版所得倍増計画」。金持ち優遇をやめるために、「金融所得課税」も打ち出しました。
コロナ対策として「健康危機管理庁」の創設も訴えました。
また、「日本は民主主義の危機にある」として、これまでの政権の負の部分を改善しようとしました。
さらには自民党改革として、役員任期を3年までと縛りをつけ、権力の「集中と惰性」を防ぐ方針を打ち出しました。

実に見事です。河野太郎さんにも劣らないような姿勢で、自民党改革ならびにこれまでの政策転換を訴えたのです。

先日、総選挙にあたり、自民党が政権公約を発表しました。ぼくはそれを聞いて、腰が抜けそうになりました。
「令和版所得倍増計画」もなければ、「金融所得課税」もない。
「健康危機管理庁」も消えているし、役員任期3年も無くなっていました。
「民主主義の危機」とは、「改竄」「隠蔽」「説明しない」ことだと思っていたのですが、財務省の公文書改竄も、桜を見る会の不正も、何も再調査しないそうです。
それでいながら、防衛費はGDPの2%以上に引き上げるという、これまでに聞いたことのない公約が突然もりこまれました。
2%と言えば、防衛費を2倍にするということです。
これは中国と軍拡競争をし、北朝鮮の敵基地を先制攻撃するための軍事予算ではないでしょうか。

岸田さんが総裁選で口にしたカッコのいい公約は雲散霧消してしまいました。そして代わりに巨大な軍事費が公約になりました。
こんな短期間に自分の公約を翻してしまう総理大臣は、はじめて見ました。
ブレていると言うよりも、まるで正反対のことを言っています。
安倍さん、甘利さん、麻生さんの意向を汲んでこのように変節したと言われていますが、それでは一体何のために総理大臣になったのでしょうか?
首相のときに自分の政策を実行しなければ、一生自分の政策を実現することはできません。

結局、自民党は変わらないし、変わることはできません。岸田さんは、自民党議員たちの「変わりたくない」という意思に従ったのでしょう。
自民党は永久に不滅ですね。

小池百合子は悪くない2017年10月03日 14時51分52秒

小池さんはウルトラ右翼の超国家主義・国粋主義者ですから、今の混乱は別に驚くに値しません。昔から何も変わらないということです。
では、小池さんと前原さんの間でどういう話し合いがあったのでしょうか?
これは誰にも分かりません。お互いが相手の言葉を自分の都合良いように解釈していたのかもしれません。
いずれにしても民進党は無血開城した訳ですから、小池さんに踏み絵を踏まされるのは仕方ないとも言えるし、小池さんとしては筋を通したとも言えます。ただ、この際の小池さんの言動は極めてサディスティックでした。

一番の問題は、「安保法制を適切に運用する」という誓約書にサインして希望の党に入党する元民進党議員たちです。
あなたたちは、安保法制は憲法違反と言っていたのではないか?
政治家として最も大事な思想的土台を180°ねじ曲げるのか?
そういうのを変節というのではないか?
人間として恥ずかしくないのか?

こうした人間が100人以上集まった希望の党などに未来はありません。政治的信条を票欲しさで失った心の奴隷の党です。
ぼくは死んでも希望の党には投票しません。
節を曲げる人間というのは、人として最低です。
医学や科学の世界で大きな成果を挙げた人というのは、自分の信じた道なき道を、己の心の声に従って何年も何10年も努力してきた人です。
そうした人が、人々の幸福や福祉に貢献している訳です。

何の志もなくただうまく立ち回っただけで大学の教授になったような人は、本人だけがいい気になっているもののは、周囲からは尊敬されず、自己満足と保身に生きるだけです。
そこで何かの地位を得たとしても、歴史の評価に耐えることは決してありますまい。
それはどの世界でも同じことです。
今回、選挙で風に乗って議員になれたとしても、数年後にはまた変節することになるでしょう。
こういう生き方をぼくは嗤います。

加計学園問題に重大な関心をもつ2017年05月28日 15時03分07秒

戦後最大の政治スキャンダルと言えばなんでしょうか? いろいろな意見があると思いますが、ぼくがリアルタイムで経験したものはロッキード事件です。

ロッキード社は航空機の製造メーカーです。日本では丸紅が販売代理店を務めていました。
丸紅はなんとかしてロ社の航空機を日本に買って欲しかった。そこで、「ワイロ」という手を思いつくのです。
丸紅はロ社に5億円のワイロを出させます。そしてそれを、当時の総理大臣であった田中角栄さんに渡します。田中さんは行政指導という形で、全日空にロ社の航空機を買わせます。

丸紅にしてもロ社にしても巨額の利益が転がり込みますから、政治家に渡す5億円なんて軽い物です。
一方、政治家にしてみれば「総理の意向」としてちょっと口利きするとたちまち5億円を手に入れられる訳です。

さてこの事件によって誰が被害を被ったのでしょうか?
ロ社の旅客機にはそれなりの欠点はあったようですが、ライバルの航空機と比べて欠陥品だった訳ではありません。つまり日本国民に直接的な害はなかった。
しかし問題の本質はそんなところにはありません。
事件の本質は、私たちが生きる世界が公平かどうかにあるのです。

私たちの社会には、いろいろな社会理念を持った人や、いろいろな経済力を持った人や、いろいろな政治思想・宗教的信念を持った人がいます。そうした雑多な世界が成り立っているのは、お互いがお互いを、相違はあっても信頼し合っているからです。
その信頼の土台を作っているが公平さです。

もし大金持ちがワイロを政治家に送って自分の欲を実現してしまえば、それはもう社会から公平性が失われ、私たちの社会は成り立たなくなってしまいます。
ロッキード事件は、社会の公平性を根本から揺すぶったのです。

現在、一部メディアで加計学園問題が大きく報道されています。日本の総理大臣は別にワイロをもらった訳ではありません。
県民・国民に何か直接的な害があった訳でもありません。
だが、加計さんは、首相の「腹心の友」と言います。友だちに対して、総理にしかできない常識外れの便宜をはかるというのは、社会の公平性を歪めるという意味においてロッキード事件の重大性とさして変わりません。
こんなことがまかり通るならば、日本人は総理の親友になるか、それが無理なら奴隷になるしかオイシイ思いはできないことになります。

加計学園問題は報道のあり方にも大きな問いかけを放っています。
報道の最も大事な使命、それは権力を監視することです。言うまでもないことです。
小さな出来事ですが、示唆に富む有名な例を挙げておきましょう。
1998年にアメリカ・カリフォルニア州の地方都市ベルで、地方紙が休刊してしまったそうです。すると市役所を担当する記者がいなくなってしまった。これをきっかけに、市役所職員は自分の給与を年収500万円から段階的に6400万円に上げたのです。ちゃんと議会の承認を得ていたそうです。
つまりジャーナリズムが存在しない社会には、不公平なこと、不正なことが起こるのです。

ロッキード事件の全容がなぜ解明されたかみなさんはご存じでしょうか?
それは丸紅の専務だった大久保利春さんがすべてを喋ったからです。彼は明治の元勲、大久保利通の孫だったのですね。
ワイロを送ったことをプライドが許せなかったのです。
加計学園問題でも、前川・前事務次官がすべてを喋っています。立派だと思います。それが彼のプライドなんでしょう。

ネット右翼の人たちは、朝日新聞の報道を売国的であるとメチャクチャに批判しますが、真の愛国とは何でしょうか? どういう行為が売国的でしょうか?
今回の報道を通じて、朝日新聞と毎日新聞が日本に(まだ)存在していて本当に良かったと思いました。
いずれ政治権力によって潰されるかもしれませんが。

社会の基盤は公平性です。これを破壊する為政者は、職を辞するべきではないでしょうか?

罪なき者がまず石を投げよ2016年09月18日 22時02分47秒

罪なき者がまず石を投げよ
ここのところの蓮舫さんの「二重国籍問題」報道には本当にイヤな気持ちになります。
17歳の子どもが、日本国籍を取得する事務手続きをとり、父親から「今日からお前は日本人だ」と言われて、それを信じるのはまったく当たり前の話です。
当然、台湾国籍から離れると思うのは自然なことです。

ところが台湾という「地域」に「国籍」が残っていた。
そんなことは、どうやって知ることができるでしょうか?
疑問に思わないことの方が自然です。

今回の報道には、相当な悪意があると断じざるを得ません。
もし、これが台湾籍(中国籍)でなく、アメリカ籍だったらメディアはこれほどスキャンダラスな報道をしたでしょうか?
この報道の背後には中国への根深い差別感情が潜んでいるのではないでしょうか?
あるいは、野党第一党の党首のイメージを落としてやろうとしたメディアはなかったでしょうか?

日本の法律では「二重国籍」は禁じられています。
しかし、罰則はない。
さらに、「しかし」を重ねると、罰則はなくても適法手続きを取るべきだったという非難があります。
ですがこれは、甘利元大臣の、「犯罪ではないが道義的責任がある」という事案と性質を異にします。
蓮舫さんは、「台湾籍」を残したことで、何一つ得をしていません。それどころか、これだけバッシングを喰らって損をしています。
日本国籍を取得した時に、台湾がちゃんと戸籍を抜いてくれればそれで済んだ話です。
蓮舫さんは、台湾に利益供与を図った事実はありません。

それでありながらメディアの批判はすごいものがありました。
魔女狩りですか?
そこまで適法適性に拘るならば、罪なき者がまず石を投げるべきです。
時の最高権力者と飯友(めしとも)であるジャーナリズムのトップが社説で蓮舫さんを批判するなどまるでマンガです。
ズブズブの馴れ合いをして、権力は批判せず、野党を批判し、新聞には軽減税率を適用させるなど、こんな様は恥ずかしくて自分の子どもには説明できません。

罪に汚れた人間が人を非難する姿は醜い。
日本人として恥ずかしいと思います。