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『運命の子 トリソミー 完全版』、発売です!2024年12月06日 00時10分57秒

『運命の子 トリソミー 完全版』、発売です!
12月6日(金)、発売です。

本作は、2013年に第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞した『運命の子 トリソミー』の文庫版です。
単行本はベストセラーにはなりませんでしたが、ロングセラーになり、数年の間隔で重版をくり返しました。
発売から10年で文庫化の企画が立ち上がり、この12月に発売の運びになりました。

文庫化にあたって、

15章 それから一年を過ぎて(文庫本のための最終章)
文庫本のためのあとがき

を書き下ろしました。
それぞれ充実した内容ですので、ここだけでも読んでいただければうれしく思います。
また、本書を応援していただければ幸甚です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

Amazonはここから。
  ↓
https://amzn.to/3BqQHVv

『透析を止めた日』(堀川惠子)2024年12月04日 08時42分58秒

『透析を止めた日』(堀川惠子)
ちょっと事情があって『透析を止めた日』を2回読みました。
2回目は精読。

読み出したら止まらないという本は、年に数冊で会うが、本の終わりが近くなって「ああ、終わらないで!」と思う本は、数年に1冊。
これはそういう本。

ぼくもいつかは、こういう本を書いてみたいな。

見本が届きました2024年11月30日 19時48分43秒

『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)
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『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)の見本が届きました。
発売開始まで、あともう少しです。

近くなったら、また、宣伝しますね。

ミトコンドリア学会へ2024年11月22日 21時59分52秒

ミトコンドリア学会へ
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明日は祝日なので、休診です。
東京の順天堂大学へ出かけてきます。

第23回日本ミトコンドリア学会の市民公開講座を講演をしてきます。
テーマは・・・
「障害のある子と共に生きる〜幸せの形は多様で無限」

どんな反響があるか、、、いつもちょっと緊張します。

プレジデント最新号に登場2024年11月22日 21時56分23秒

プレジデント最新号に登場
プレジデント最新号に登場しました。

開業医が教える「良い医者、ダメ医者の見分け方」です。
ぼくも良い医者になりたいな。これがけっこう難しいんですよね。

サンデー毎日に登場!2024年11月19日 19時48分45秒

サンデー毎日に登場!
本日発売のサンデー毎日に登場しました。
全部で4ページの特集記事です。

興味のある方は、チェックしてみてください。

お知らせ! 18日(月)の診療について2024年11月16日 17時08分03秒

11月18日(月)の診療について。

誠に申し訳ありませんが、一身上の都合から、18日(月)は、午前を休診にします。

14時からの予防接種・健診、、、、ならびに、
15時30分からの診療は、通常通りに行います。

ご了承ください。

死ぬということ-医学的に、実務的に、文学的に(黒木登志夫)2024年11月13日 09時06分06秒

死ぬということ-医学的に、実務的に、文学的に(黒木登志夫)
前半は教科書(医学書)を読んでいるようで、ぜんぜんおもしろくありませんでしたが、終盤の死にまつわる論考は実に見事でした。
この部分だけで1冊、本を作ってもよかったかもしれません。

思索も深い、表現も豊かだし、よく文献調査もしているし、大変クオリティーが高いと感じました。そしてユーモアも。
ただ、安楽死の定義に関しては、ちょっと整理が不十分で、正確性に欠けていました。
ぼくに取材してくれればよかったのに。

でも、こういう本を、ぼくに書けるかと問われれば、書けません。88歳でこういう大作を仕上げるのは、本人の才能もあると思いますが、飽くなき好奇心みたいなマインドも大きいのでしょう。
努力を惜しまない集中力もあるのでしょう。

とても真似できませんが、ぼくもまだ62歳。努力は続けたいと思います。
なお、前半部分は、一般の人には十分おもしろくためになると思います。
多くの人におススメです。

完成までもう少し『運命の子 トリソミー』2024年11月10日 17時53分51秒

完成までもう少し『運命の子 トリソミー』
『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)の完成が近づいてきました。

この文庫本の特徴は4つあります。

1 小学館ノンフィクション大賞に応募するとき、削った原稿を復活させました。字数制限があったので。
削ったのは、「しあわせの家」で知的障害の子と生きる母親たちのインタビューです。
老老介護、あるいは老障介護の状態になっているのですね。
ここの部分は非常に重要なので、文庫化にあたってはぜひ復活させたいと思っていました。

2 単行本では朝陽君が2歳の誕生日を迎えた日で終わっています。
それから1年後のことを書き加えました。非常に重い1章です。

3 上智大学神学部教授の竹内修一(おさむ)先生に解説を書いていただきました。
おかげさまで本のクオリティーが格段に上がりました。

4 文庫本のためのあとがきを書きました。
最初にご両親にお会いしてから、約12年が経っていると思います。12年後のインタビューを載せました。

タイトルは、万感の思いを込めて、『完全版』とさせていただきました。
Amazonに書影が出たら、またご報告しますね。
発売は、12月6日です。

里親と特別養子縁組-制度と暮らし、家族のかたち(林 浩康)2024年11月02日 21時13分00秒

里親と特別養子縁組-制度と暮らし、家族のかたち(林 浩康)
里親・特別養子縁組に関心があり、読んでみました。
本書は入門書という位置付けだと思います。しかしながら、学者さんが書いた本なので、学術的記載も多く、勉強になると同時に、課題に対する解決策が少し抽象的かなと思える部分もありました。
またその一方で、ルポとしての記載も多く、里親・里子の関係性などを現場から丁寧に描いていました。

日本では、家庭養護(里親・特別養子縁組)が、欧米と比べて一向に進みません。
その理由について解説がありましたが、ぼくは日本の戸籍制度も大きいのではないかと思っています。
戸籍というシステムは、日本・韓国・台湾くらいですからね。
ですが、残念ながら戸籍に関する記述はありませんでした。

今の時代に求められる良書だと思いますが、この本を読んで「自分も里親になってみよう」と考える人はそれほど多くない気もします。
ある意味で、シビアな現状が描かれているので、自分には荷が重いと思ってしまうのではないでしょうか。
ただ、多くの人に勧めたいので、読んでみてください。