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牧師、閉鎖病棟に入る。(沼田 和也)2021年08月29日 21時49分52秒

牧師、閉鎖病棟に入る。
タイトルに惹かれて読んでみました。
閉鎖病棟とは、もちろん精神科病院の中の鍵のかかった病棟のことです。
脱走の恐れがあるとか、自害の恐れのある患者さんが入ります。
したがって牧師さんはどれほど重篤な精神疾患があって、それをどう筆で表現するのかに最大の関心がありました。
ところが、病名はアスペルガー障害。
まじですか?
そんなことで入院するわけないでしょ?
これはどういうことでしょうか。

ぼくは仕事柄、統合失調症の人にも鬱病の人にも会ったことが何度もありますが、ふつうは外来治療ですよね。
どうにも納得がいきません。
ただ筆者はキレやすい人であることは間違いないようで、自分のことをエキセントリックに○チガイと叫んでいました。
こういう文章を載せるのは、どうなんでしょう。
読んでいてますます訳が分からなくなりました。
ただこの本は文章もよく、病棟で出会った人たちのことも丁寧に描写しています。そういういい部分もありました。
ただ、閉鎖病棟がまるで刑務所のようになっていて、50年も入院している人がいるとか聞くと悲しくなります。
すべての患者さんが外来治療できるようになるといいですね。

あとこの本は紙が硬く、ページをめくるのに苦労しました。
そこは読みにくかったかな。

仲野教授の 笑う門には病なし!(仲野徹)2021年08月28日 15時00分46秒

仲野教授の 笑う門には病なし!
天下の大阪大学病理学教室の仲野教授によるエッセイです。
喜怒哀楽を表現する上で一番難しいのは、「楽」、つまり笑いをとって楽しませることですが、先生のエッセイ集はタイトル通りの出来栄えになっていました。

ある本の中に、コラムとエッセイの違いが書いてありました。それによると、コラムとは、何かに首を突っ込んで論じるもの、例えば「天声人語」のようなものですね。
そしてエッセイは何かに遭遇したり巻き込まれたときに、感じたり思ったことを書いていくこと、というわけです。

この本を読んでいて分かるのは、仲野先生の行動力です。あちこちに出かけるから、いろいろなものに遭遇するのです。
で、感受性豊かに想いが溢れていくのですね。
CoCo壱番館でカレーを食べて、普通はこういうエッセイは書けません。(ましてやあのタイトルは思いつかない)
大阪の人と東京の人では基本的に文化が相当違うと思いますが、その文化の違いは文章にも遺憾無く発揮されていて、ノリツッコミ的な流れが何とも心地いい。
角岡伸彦さんの文章もこんな雰囲気です。

だけど、楽しく笑っているだけでなく、大講堂で学生が後ろにかたまっているのを見て、講師に失礼やろ!と説教する場面とかは、ぼくはすごく好きです。
学生に対する教育姿勢が真剣なんですね。こういう先生にぼくも習いたかった。

ぼくもエッセイを書いてみたいけど、ぼくの文章は暗いものばかりで、ちょっと売り物にならないでしょう(笑)。
それに出不精だから、何にも遭遇しない。
でも発想を転換して、エッセイを書くために出かけるのはいいかも。ぼくも今年で還暦だから、ボケないためにいいんじゃないかな。
この本は一気に読まないで、少しずつ楽しむのがいいと思います。
おススメします。

一八〇秒の熱量(山本 草介)2021年08月27日 11時43分59秒

一八〇秒の熱量
30歳を過ぎてデビューしたプロボクサー。成績はパッとしないB級選手です。強いパンチはなく、接近してドカドカとボディーに連打を打つだけ。対戦成績も勝ったり、負けたり。
ボクサーには定年があります。37歳の時点で、日本チャンピオンか世界ランカーになっていなければ引退となるのです。
36歳の彼は、あと7か月を残し、チャンピオンを目指します。

こう書けばまるでフィクションのように感じるでしょう。しかしこれはれっきとしたノンフィクションで、筆者である山本さんはテレビのディレクターでもあり、そのボクサーを密着取材しながら、彼の闘いを綴っていきます。
この本は、山本さんにとって最初の作品だということですが、文章がメチャクチャうまくて驚きます。ここまで書ける人はあまりいませんよ。
これはすごい大型新人です。
本業はテレビかもしれませんが、今後も書いて欲しいです。

さて、そのB級ボクサーは栄光を掴めたのか・・・。さすがにそれは書きません。ぜひ読んでみてください。
おススメします。

千葉市の小児科医たちが提言です(毎日新聞)2021年08月26日 12時31分17秒

パラリンピックの学校連携観戦プログラムは、本当に安全で安心なのでしょうか?
千葉市の小児科医たちが中止を呼びかけています。

https://mainichi.jp/articles/20210825/k00/00m/040/504000c

今朝の毎日新聞に記事が掲載されました。
今一度、ご家庭でお考えになってください。

千葉市のコロナ感染は危機的状況2021年08月25日 16時02分39秒

最新の統計で、入院者と療養者は合わせて2935人います。千葉市の人口は約97万人ですから、千葉市民のおよそ330人に1人は、現在、新型コロナに感染しているということになります。この数字は、東京都とほぼ同じです。

東京都以上に深刻なのは、陽性率です。現在千葉市の陽性率は、29.5%です。実際の患者数をまったく把握できていないということです。

千葉県全体で見ると、病床使用率は78%、重症病床使用率は79%で、もうベッドに空きはありません。
パラリンピック観戦でクラスターが発生したらどうするのか?保護者のみなさんは、今一度お考えください。

自閉症の息子をめぐる大変だけどフツーの日々(梅崎 正直)2021年08月23日 23時42分38秒

自閉症の息子をめぐる大変だけどフツーの日々
著者の梅崎正直さんは、読売新聞オンライン・ヨミドクターの編集長です。
ぼくの連載『いのちは輝く』で大変お世話になった方です。梅崎さんの長男は自閉症です。年齢は現在、アラサー。これまで大変な苦労をされて長男さんを育ててきました。
そして機が熟したのでしょう、お子さんのことをヨミドクターに連載しました。連載は大好評でした。書籍化の要望が強く、今回、中央公論から本として出たのです。

大変な苦労と言いましたが、梅崎さんにとって、それはある意味でフツーのことでもあるんですよね。
フツーってなんでしょう? ぼくはいつもそれを考えます。
ぼくの書く本はたいてい暗いのですが(笑)、梅崎さんの本は、暗くないし、無意味にポジティブでもないし、いい具合に肩の力が抜けているんですよね。そこがいい。

障害児を含めて、「家族が生きる」という姿をこの本で見て、知ってください。
おススメします。
なお、巻末に梅崎さんとぼくの対談が載っていますが、これはご愛嬌と思って軽い気持ちで読んでください。

子どもに広がるコロナ感染2021年08月23日 09時43分54秒

現在、千葉市においても新型コロナウイルス感染症患者が急増しています。
特に、7月半ば以降は小児への感染が拡がって、7月22日以降で、小児関連施設のクラスターはすでに14か所に及び、小児科医療の現場も混乱しています。
クラスターの中心は、職員ではなくて児童であり(児童が74%)市内でも幼稚園や学校でのイベントが切っ掛けで起きましたし、近隣自治体の塾では100人規模のものも発生しています。
市内保育施設における陽性確認も80園を超え、18日には各保育施設には、「保護者に可能な限り利用を控える」よう通知もだされています。こういった中、開業小児科の現場では毎日何人もの新規患者を診療することになり、大人と同じく自宅療養をお願いせざるを得ない状態で、これ以上の患者発生は小児科医療の崩壊に繋がります。

小児患者の急増の原因も成人同様に原因ウイルスが変異株(デルタ株)に代わってきたためです。
以前は、主として成人の集団でしたが、デルタ株が増えた7月中旬以降は子どもの感染者も急増しています。以前の株では家族内感染はあまり多くありませんでしたが、今は1人の患者が出ると家族全員が発症するという状況で子どもの患者も急増し、新生児・乳児の患者さえ出ています。

現状では、千葉市児童生徒のパラリンピックの観戦は、教育現場だけでなく家族内感染の発生に繋がり、市内の患者がさらに増えるリスクをはらんでおり、夏休み明けの学校生活や、日常生活に悪影響を与え、さらなる医療のひっ迫につながる恐れがあると考えらえられます。千葉市小児科医会は、そういった状況を防ぎ、千葉市の子どもと小児科医療を守るために、現地での観戦中止を要望します。

どうしても観戦を止められないなら、感染力の強いデルタ株の感染拡大を防ぐためには現在企画している感染予防対策をより強固な対策に変更、具体的には、観戦当日に着用するマスクは感染予防力の強い不織布マスクにすること、健康観察の対象を子どもだけでなく家族全員の調査に拡げること、観戦前にPCR検査もしくは抗原検査を施行して陰性であることを確認することが必要と考えます。

子どもたちの日常、教育を守りつつ、最低限の感染に抑えるよう、そして、命を落とす人を一人でも少なくするために、ご高配をお願いいたします。

開業医をやりながら作家もやってみた⑨2021年08月22日 22時37分04秒

第9回です。医師会について書きました。
https://www.m3.com/news/iryoishin/952960?id=mrank

子どもをパラリンピック観戦に行かせていいのか?2021年08月21日 21時46分08秒

パラリンピック開催に伴い、学校連携観戦プログラムにより、小学5、6年生、中学1年生が、競技を観戦するそうです。
このデルタ株コロナウイルス感染爆発時に、政治家はいったい何を考えているのでしょうか?
現在、千葉市では医療体制が危機的状況にあり、崩壊寸前にあります。首の皮一枚、つながっているという状況でしょう。
新型コロナ肺炎になっても、「死にそう」なだけでは入院できません。「死にかかっている」ときなら入院できるかもしれません。
それも千葉市から遠く離れた地方に。
デルタ株は感染力が非常に強く、家族一人が感染すると、たちまち家族全員に感染します。お母さんが妊婦さんだと大変なことになります。

クリニックでも、「競技観戦をどうしたらいいのでしょうか」と聞かれることがあります。
勧める・・・ということはまったくあり得ません。
パンデミック状況下にパラリンピックを開催すること自体が異常ですし、学童・生徒が集団で観戦に出かけるというのは、大変危険です。安全でもないし、ましてや安心などできません。

熊谷知事は「パラリンピックを間近に観戦することは共生社会の実現に向けて大変意義あること」と発言をしていますが、共生社会とか多様性社会とは生涯をかけて人が学んでいくものです。
一つのイベントで達成できるほど簡単ではありません。
熊谷さんはまだ若く、人間として未熟で、共生とか多様性とか、そういう言葉の本質が理解できていません。
競技観戦でクラスターが発生した場合、どうやって責任をとるのでしょうか? 取れませんよね?
政治家が責任を取れない政治決断をしてはいけません。

自分の子どもに置き換えて考えると、ぼくは絶対に観戦に行かせません。

なお、この文章はぼくの個人的な意見であり、千葉市医師会の考えとは無関係です。

政界再編-離合集散の30年から何を学ぶか(山本 健太郎)2021年08月10日 23時23分36秒

政界再編-離合集散の30年から何を学ぶか
おもしろく読みました。
政界再編というのは、小沢一郎という政治家とほとんどイコールということがよく分かります。
これだけ長期にわたって日本の政治の中心にいる政治家は、ほかにはいないんじゃないですかね。
さて、政権与党が政権を失うときには、一つのパターンがあります。それは内部抗争です。

民主党が政権をとったとき、中川元幹事長が麻生おろしを仕掛けて自民党内は大混乱でした。
このままでは民主党に負けると判断して麻生さんを降ろそうとしたのですね。その結果、自民党はさらに支持率を下げました。

民主党が政権を失ったのも内部分裂です。小沢さんが党を割ったのですね。
では、なぜ、小沢さんは党を割ったのか?
それは菅さんが消費増税を言い出したからです。さらに後を継いだ野田さんも増税に走ったからです。
増税を掲げて選挙に勝った政権は、安倍さんしかいません。その安倍さんがなぜ勝てたかというと、野党があまりにも弱かったからです。

菅さんも野田さんも自分たちを力を過信していたのだと思います。そういう実力はなかった。それが増税を掲げたので、小沢さんは猛反発したのです。
民主党に「規律」が無かったと言えばその通りですが、やはり増税は無理だった。
だから民主党をダメにしたのは、小沢さんではなくて、菅さんと野田さんだとぼくは考えています。

いま、立憲民主党が苦しいのは、過去と決別できないからです。菅さんと野田さんは党の重鎮ですからね。減税を掲げて総選挙を戦うことはあり得ません。
また、中心の政策とか主義、主張があいまいなんですよね。ここを先鋭化させると、また党が壊れるからです。
立憲民主党が国民から最も支持を得る方法は、連合と手を切ることなんじゃないでしょうか?
原発ゼロを1丁目1番地と言いながら、公約として打ち出せないなんて、野党第一党として話にならないと思います。
連合という組織は、しがらみの塊に見えます。