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マイナンバーカードは何のために?2023年03月06日 20時07分51秒

ぼくも取得しました、マイナンバーカード。
個人事業者をやっていると、いろいろな場面でマイナカードが必要になります。
「なし」で済まそうと意地を張った時期もありましたが、それは無理でした。2万ポイントをもらって、SUICAに入れました。

さて、4月からマイナンバーカードと保険証が一体化して、マイナ保険証になります。
クリニックや病院を受診するときの手続きが変わってしまうのです。
では、マイナンバーカードを持っていない人はどうするばいいのか?
そういう人たちは「資格確認書」を取得する必要があります。
ところがなんと、この確認書は有効期間が1年なんだそうです。
おまけに窓口負担が増えるそうです。

こ、これって実質上の義務化ですよね?
資格確認書も何も、みなさんは保険証を持っているわけですよね?
それでよくないですか?
なんで、これだけの税金と手間暇をかけてマイナンバーカードを国民に持たせるのでしょうか?
ご高齢の人は役所の窓口まで行って、カードを受け取るのはほんとうにしんどいですよ。
重病の人とか、寝たきりの高齢者とかはどうするのでしょうか。

そもそもマイナンバーカードは何のためにあるんでしょうか。
これを持つことで国民にはどういうメリットがあるのでしょうか。
その説明が決定的に欠けていると思います。

ぼくの推測では、国民一人一人の財産を国が把握したいのでは。
そうすることのメリットは、国が脱税を見抜けるようになることです。
脱税をする人がいれば、社会は不公平ですから、それを正せば国民にもメリットはあります。
もしこれが理由なら、政府はそれを説明すべきです。
「公平な社会の実現のために」と頭を下げてお願いするのが筋でしょう。
さらに、マイナカードの情報漏れをどうやって防ぐかを丁寧に周知すべきです。

脅したり、すかしたり、2万ポイントで頬を叩くようにカネの力で物をいわせたり、資格確認書なんていう罰則のようなものを作ったりしないで、正々堂々と説明してほしい。
カードは義務ではありませんって、ほんとに人の不信感を買うような言い方ばかりです。

紙カルテで診療をしているクリニックは、マイナ保険証に対応できません。
ぼくのよく知っている、ベテランの小児科医は、この4月に閉院します。
直接、理由を聞いたわけではありませんが、マイナ保険証が理由であることは間違いないでしょう。
こんなことでいいのかな?

聴覚障害児、逸失利益はマイナス15%でいいのか?2023年03月06日 21時17分28秒

聴覚障害児、逸失利益はマイナス15%でいいのか?
  ↑クリックで拡大。

2018年に聴覚障害の女児が重機にはねられ亡くなりました。

損害賠償の裁判で、逸失利益は85%という司法判断がくだされました。聴覚障害があるから、健常児に比べてマイナス15%という判決です。
これは余りにもひどい。
悔しさをこめて朝日新聞に投書しました。
今日の朝刊に掲載された文章の写真を紹介します。