中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」( 乗京真知) ― 2024年04月27日 21時40分29秒
筆者の執念のような取材の深さが、中村哲先生殺害事件の真相に迫っていきます。
「真実は忘れたころに明らかになる」そうですが、この事件もそうでした。
国際問題に発展するような大事件だったのに、実は犯人が分かっていたというのは驚きでした。
犯人グループは裁きを受けることなく、今も彼の地で生きています。
この本は、内容もいいのですが、文章がいいですね。
とても静謐な感じで、自分を抑制して書いています。こうしたノンフィクションは往々にして自分語りになってしまいます。
そういう例では失敗作が多く、自分を語ってうまいのは、沢木耕太郎さんくらいしか思いつきません。
時間もかけ、危険もおかしたと思いますが、こうして形になって良かったと思います。
「真実は忘れたころに明らかになる」そうですが、この事件もそうでした。
国際問題に発展するような大事件だったのに、実は犯人が分かっていたというのは驚きでした。
犯人グループは裁きを受けることなく、今も彼の地で生きています。
この本は、内容もいいのですが、文章がいいですね。
とても静謐な感じで、自分を抑制して書いています。こうしたノンフィクションは往々にして自分語りになってしまいます。
そういう例では失敗作が多く、自分を語ってうまいのは、沢木耕太郎さんくらいしか思いつきません。
時間もかけ、危険もおかしたと思いますが、こうして形になって良かったと思います。
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