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親知らず顛末記2019年04月05日 18時10分22秒

みなさんの「弱点」は何ですか?
ぼくの場合は、「歯科治療」です。
虫歯で歯を削る、あの治療はぼくにとって拷問です。
ぼくの場合、咽頭反射も強いので、長く口を開けていることも辛い。で、痛みに弱い。で、あのキーンという音が苦手。
そんなぼくでも安心してかかれる歯科医院が、うちのクリニックの近所にあります。
先生がメッチャ優しいんですよね。K先生と言います。

昨年12月に奥歯に痛みが出ました。鏡でよく見ると、歯の一部が顔を出している。
これって親知らず?
とにかく痛いので、K先生に診てもらいました。
X線を撮ってみると、親知らずが真横に向かって生えています。
これは、素人のぼくでもさすがにまずいと思いました。
先端が、隣の臼歯に接しているので(つまりT字型になっている)、深部に死腔ができるため、そこから虫歯になる可能性が極めて高いそうです。
歯科医が10人診れば、9人は「抜きましょう」と言うと先生は説明してくれました。

取り敢えず、炎症を抑える治療をして、抜歯はみつわ台総合病院でやるのがいいと、紹介状を書いてもらいました。
どんな先生なんだろう? 怖かったらどうしよう?
そんな思いを胸に、昨年末にみつわ台総合病院の歯科口腔外科を受診しました。
対応してくれた先生は、E医師。とても物腰の柔らかい先生です。
ああ、この先生なら大丈夫と直感しました。
抜歯の日取りは、3月29日(金)にしました。この時期なら、もうインフルエンザの患者さんが減っており、みなさんに迷惑をかけないと考えたからです。
そして、抜歯の後の痛みを考えて、30日(土)は休診と決めました。
抜歯に当たっては、点滴を入れて鎮静剤を併用することにしました。
と言うのは、ぼくには持病の脳動脈瘤がありますから、痛みで血圧が上がるのは、ちょっとリスキーだからです。

いよいよ当日。
点滴を取って、注射を打ちます。
薬の名前の説明はありませんでしたが、おそらく、ソセゴンとアタPでしょう。
この二つは、鎮静作用と鎮痛作用があります。そして多幸感を伴うんですよね。
ソセゴンというのは、ま、言ってみれば麻薬のようなものです。
で、処置が始まったのですが、何か、ボーッとしてしまって現実感が無い。
ああ、これはドルミカムも使っているのだと分かりました。
これは麻酔薬です。
(もしかしたら、ドルミカムだけを使ったのかもしれない)
眠りはしませんでしたが、歯の処置がどこか遠くで行われているようでした。やがて終了。
車椅子に乗せられて、処置室のベッドに寝かされます。
こうなるともう眠くて眠くてしかたありません。
何度か眠りに落ちて目を覚ますのくり返しです。

結局、1時間半くらいベッドで休んでいました。その間、家内がベッドサイドにいてくれました。
しかしこの眠気にはキリがありませんので、帰宅を決意。
先生にお礼を言って、家内の車で帰宅しました。

夕食はなんとか食べましたが、とにかく眠い。
夜8時には寝てしまいました。

翌朝、起きたのは、9時。13時間眠っていたことになります。
で、昼寝を2回。ドルミカムが抜けたのは、24時間後くらいでした。
その後の1週間。抜糸後の痛みはあまりなくて、ロキソニンを飲んだのは、3回だけ。

そして本日、抜糸に行ってきました。歯科の世界では、抜糸のことを「ばついと」と言います。抜歯と区別しているのですね。重箱読みです。
糸が歯肉にくい込んでいたらしく、先生はちょっと苦労していましたが、抜糸も無事に終了。
K先生とE先生のコンビネーションで、痛い思いをほとんどすることなく、親知らずとバイバイできました。
ああ、よかった。

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