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こんな家に住んできた 17人の越境者たち(稲泉 連)2019年04月09日 10時08分13秒

こんな家に住んできた 17人の越境者たち
こんな家に住んできた・・・を語り口に、17人の破格の人たちの半生を聞き取っていく作品です。

週刊文春に2014年から2016年までに連載された記事がもとになっているようですが、古いという感じはせず(亡くなった方もいますが)、生き生きとした文章を読むことができます。

家の履歴をキーワードにするという発想は大変面白いのですが、17人が余りにも人間的な魅力が強すぎて、家というものから少しフォーカスが移動してしまっているのも、また面白かったです。
ま、あまり家の話にこだわらず、この超人(稲泉さんは越境者と呼んでいる)たちの履歴書を楽しめばいいのだと思います。

とくに利根川先生はノーベル賞を取った直後とまったく変わっておらず、サイエンスに取り憑かれている様子が痛快でした。
家がテーマなのに、家に何の興味もない、サイエンスにしか興味が無いのですから。

語りがやっぱりすごいと思ったのは、石牟礼道子さんです。
短い文章なんですが、その中で石牟礼さんの世界を展開できるのはさすがだと思いました。
語りの名人ですよね。

そして稲泉さんの筆。彼は文章が(もちろんいい意味で)柔らかいんですよね。
読んでいて大変心地いい。こういう本は一気に読まないで、仕事の合間に少しずつ読むのがいいですね。
オススメの1冊です!