簡単アクセスカウンター
アクセスカウンター
パジャマネットパソコンサプライキッズ洋服成犬用フードチワワの服マタニティグッズおっきくなぁれ販売PCショップベビー服販売PCアプリ

人間の由来 (講談社学術文庫) チャールズ・ダーウィン2019年05月02日 22時35分49秒

人間の由来 (講談社学術文庫) チャールズ・ダーウィン
20世紀の最高の科学者は誰でしょうか?
少し考えただけでも何人かの名前が挙がってきます。
ジークムント・フロイト。アルベルト・アインシュタイン。それからキャリー・マリス。
マリスのPCRの発明を超えた研究は、21世紀にはまだないと思います。
では遡って19世紀は?
これはもちろん、チャールズ・ダーウィンでしょう。

ダーウィンの進化論は、生物学の基盤を作ったのみならず、キリスト教的価値判断を根本から覆してしまいました。
それまでの生物学は、博物学であり、この世に存在する生き物はすべて神が作ったとヨーロッパでは信じられていました。
コペルニクスもニュートンもキリスト教を堅く信じていました。神が作った世界がどうなっているかを知りたくて、彼らは地動説を考え、万有引力を見つけたのです。
ですが、ダーウィンはそうではありませんでした。カトリックの教えを真っ向から否定し、無生物から生命の元が誕生し、その生命は多種多様に枝分かれしていったと考えたのです。

大事なポイントは「枝分かれ」であり、「進歩」ではないということ。それが「進化」の姿とダーウィンは捉えたのです。
進化のキーワードは「(遺伝子)変異」「生存競争」「自然淘汰」です。
自然淘汰という言葉を使うと、劣ったものは滅びるとか、弱肉強食とかいう言葉を想起する人が多いかもしれません。
しかしそれは間違いです。
ダーウィンが言っていることは、「変異」はアトランダムに起こり、それが同じ種の中で「生存競争」に有利に働いた場合、そうした遺伝形質は選択を受ける、つまり「自然淘汰」が起こるということです。これが進化のエンジンですね。

障害児のことを論ずると、必ずお約束のように「自然界であれば淘汰された命だ」という生命軽視の意見が出てきます。
社会ダーウィニズムです。
しかしダーウィン本人はそんなことは言っていません。
社会的および道徳的能力を持った人間の集団の方が、それらを欠いた人間の集団よりも生存に有利なのです。
その結果、社会的・道徳的能力は文明世界の中に広まっていくわけです。
一つの思想が100年を超えるというのは、やはり偉大だと思います。

追記)
障害児が生きていけない社会というのは、獣の世界です。あるいは、無政府状態です。「障害者福祉にカネをかけるな」という発言をする人は、日本という国家を転覆させようとしているのではないでしょうか。
社会福祉・社会保障の向上は、我が国の憲法第25条にちゃんと書かれています。

進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書)長谷川 眞理子2019年05月03日 22時53分29秒

進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書)長谷川 眞理子
進化について広く、そして、決して浅くはないレベルまで知りたい人にはこの本がいいと思います。
岩波ジュニア新書は「ジュニア」と言いながら、全然子ども向けではありません。もちろん良い意味ですよ。
高校生から大人までを対象にした優れた本が多いのですが、本作品もそれに当てはまります。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

さて、昨日のブログで20世紀最高の科学者について書きましたが、ワトソンとクリックのDNA2重らせんの発見を忘れていましたね。
二人がDNAの構造を解き明かしたのが、1953年。
利根川進先生が免疫の多様性を遺伝子レベルで解明したのが、1970年代。
マリスのPCRの発明が1980年代。
いや、すごいスピードですね。
ぼくが死ぬまでにサイエンスの世界は今とまったく違うものになっているかもしれませんね。

新・餓狼伝 巻ノ三-武神伝説編 (双葉文庫) 夢枕 獏2019年05月05日 23時48分45秒

新・餓狼伝 巻ノ三-武神伝説編 (双葉文庫) 夢枕 獏
いつになったら決着がつくの?とか、
登場人物がどこまで増えるの?とか、
最初の頃とコンセプトが変わっていない?とか、
あの人はどこへ行っちゃったの?とか、
で、何が書きたいの?とか、
突っ込みどころが多すぎて、突っ込みきれないのだけれど、まあ、何だかんだ言って読んでしまう。
面白かったかと聞かれると何とも微妙。
格闘小説が「会話」小説になってしまった。
これはもう完結させない気だな。

東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!(西成 活裕)2019年05月06日 20時19分12秒

東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!(西成 活裕)
こう言うと信じてくれない人が多いのですが、ぼくは数学が大変苦手です。
苦手というか意味がよく分からない。
で、さらに言うと、算数も苦手です。足し算とか引き算ですね。
2ケタの暗算は紙に書くか電卓を使わないと答えを出せません。
ただし、九九はできます。当たり前か。
もう一つ秘密を打ち明けると、時計を読むのも苦手です。一応腕時計はしていますが、あれはカッコつけ。
電車の乗り換えなど、時計が読めないので、必死になって盤面を睨みます。

で、こういう本を読んでみました。著者は、この大型連休でしょっちゅうテレビに出ていた渋滞学の先生です。
目からウロコが落ちるような展開を予想してワクワクしながら読みました。

しかし、残念ながらぼくの数学の理解力の無さは底なしでした。
やはり数学はセンスが必要です。ぼくにはそれがありません。
本が悪いのではありません。ぼくが悪いのです。
現在、大ベストセラー中です。
興味のある方はぜひ、どうぞ。

ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書) 加賀 乙彦2019年05月18日 23時39分38秒

ある若き死刑囚の生涯
これは大変重い本です。
加賀乙彦さんが著者ですから、中公新書の名著「死刑囚の記録」のような内容を期待しましたが、そうではありませんでした。
基本的には、ある若き死刑囚の手記を、そのまま書籍化したような作りでした。
罪を犯した人間はそれを償う必要があります。
この事件ではその手段が死刑だったのですね。
遺族からすればそれは当然の報いかもしれませんが、この若い青年を死刑にしてどういう意味があるのでしょう。
それはおそらく「見せしめ」として、犯罪の抑止力に役立てるという国家の考えでしょう。
死刑を当然と考える若き死刑囚は、キリスト教の洗礼を受け、短歌を次々と詠んでいきます。
彼にとって死は恐怖ではありません。
獄中でキリスト者になっているからです。
その彼が、つむぐ言葉の一つ一つが本当に重い。
加賀さんは89歳にして、書斎を整理していたときに、彼との往復書簡を見つけてこの本を作ったのです。

面白い本とか、いい本とか、簡単に言えませんが、人間の命の重みとは何かと心底考えさせられます。
興味のある人は手に取ってみてください。

「ライヴ」ザ・ウドゥン・グラスfeat.ビリー・ウッテン2019年05月25日 21時09分21秒

「ライヴ」ザ・ウドゥン・グラスfeat.ビリー・ウッテン
今夜はこれでノリノリです。
原稿が進みません。

SONGS 椎名林檎さん2019年05月28日 19時43分19秒

SONGS 椎名林檎さん
NHKから電話がありました。
6月1日(土)のSONGS は椎名林檎さんの特集。
彼女の日記帳を元に番組が作られるそうです。
日記には、ぼくのヨミドクターの『いのちは輝く』が出てくるそうで、椎名さんはあのコラムを読んでいろいろと思うところがあったそうです。
そして、ぼくの名前を番組で使ってもよいかという確認でした。
あ、どうぞ。

https://www6.nhk.or.jp/songs/prog.html?fid=190601

椎名さんの曲は、大学で働いていた頃、医師室でよく聴きました。
幸地先生(いまは女子医大八千代病院)が好きでよく流していたんです。

ちなみに『いのちは輝く』の反響は本当に大きくて、最近でもテレビ朝日(報道ステーション)、NHK(SONGSとは別)、毎日新聞から取材がありました。
テレビや紙面に出るわけではありませんが、ぼくの話が参考になれば幸いです。

読む寿司 オイシイ話108ネタ(河原 一久)2019年05月30日 20時39分13秒

読む寿司 オイシイ話108ネタ(河原 一久)
寿司に関する108のエッセイです。
当然のことながら知らないことばかり。
興味津々で読みました。

大変面白い本でした。
しかしやはり読むより食べる方がいいかな。
あ、この本は夜に読んではいけません。お腹が鳴って眠れなくなりますよ。

オススメです。

文藝春秋2019年6月号2019年05月30日 20時45分14秒

文藝春秋2019年6月号
時々無性に読みたくなって購入します。
この号は面白い記事が盛りだくさんで、読み終えるのにけっこう時間がかかりました。
もっとも注目したのは、村上春樹さんの『猫を棄てる』です。
父親のことを中心に自分のルーツを語ったエッセイです。

村上さんは父親との間に激しい葛藤があったらしいのですが、その内容については一切書かれていません。
ぼくはそこが読みたかったのに残念でした。

実は村上作品はあまり読んでいません。
従ってなぜ村上さんがノーベル賞の候補に挙がっているのか、ぼくには理由が分かりません。知識が無いので。
たしかに文章はうまいと思いますが、世界を代表する表現力なのか判断がつきません。
しかし本を出せばたちまち100万部ですから、傑出した何かがあるのでしょう。
ところで文中、変な表現もありましたね。
「教師としては、ごく公平に見て、かなり優秀な教師であったと思う」(262ページ)。
後半の「教師」は不要ではないでしょうか?

文春は昔と比べ、かなり右から中道に寄ってきている印象があります。
ナショナルマガジンとして十分に評価できると思います。