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下取り価格を調べたら2013年04月22日 23時03分01秒

リコーGRは、9万円と立派な値段ですが、カメラのスペック・サイズを考えたら相当安いと思います。
そうは言っても簡単に払える金額ではない。
そこで、ぼくが持っているカメラをネットで査定してもらいました。
某カメラ屋さんです。名前はあえて伏せておきましょう。

ソニーRX100、下取り価格で22000円。
リコーGR Digital IV、下取り価格で20000円。

両方合わせると、けっこうな金額になります。
しかしね、、、。
本もそうなんですけれど、次から次に、売ったり捨てたりすることに最近抵抗を感じるんですよね。
たぶん、自分が歳をとったことと関係していると思うのだけれど。
もし10歳若かったら、絶対にこれら2台のカメラは売ったと思います。

どうせね、ぼくが死んだら、ぼくの蔵書やカメラや自転車や万年筆はすべて捨てられてしまう訳です。
そういう運命にあるのならば、ぼくが死ぬまで一緒にいてもらいたいという気持ちが少しあるんですね。

カメラの台数が増えれば、1台あたりの使用頻度も減るし、機能を深く追求するということも鈍るかもしれません。
だけど、まあ、ちょっとカメラを目で愛でて、それだけでも幸せが得られるかもしれません。

発売までまだ1カ月以上もあります。
もうちょっと迷ってみましょう。

写真は GR Digital IV で撮影したマクロレンズです。

スマホで全員貧乏2013年04月23日 20時58分54秒

iPhone 4
インフルエンザ・ワクチンの予防接種の季節になると、よく皆さんから「なぜクリニックによって値段が違うのか?」と聞かれます。
理由は簡単。
価格競争のため。つまり患者さんのためです。
ぼくのクリニックのように、そんなに多くの人に来て欲しいと思わなければ、「普通の料金」にする訳です。
少しでも多くの患者さんに来て欲しいクリニックは、料金を低く設定する訳ですね。

今日の新聞を見ていたら、埼玉の医師会が、「談合」してインフルエンザ・ワクチンの料金を示し合わせていたようです。
これは患者さんの利益になりませんから、当然、公正取引委員会が調査に入ります。

さて、明日、iPhoneを「4」から「5」へ機種変更しようかと思っています。
ぼくは大学にいた時と違って、電話で呼ばれることも、電話をかけることもほとんどありません。
つまりケータイをあまり必要としていません。

ところが月々の支払いってけっこう高額ですよね?
だからもうスマホはやめて、ガラケーにしようかと考えて色々と調べてみました。
だけど、ガラケーでも極端に値段が安い訳でもないし、新しい機種が開発されていく気配もない。
つまり各電話会社はスマホに向かって進んでいるのですね。

街からは公衆電話が姿を消して、私たちはスマホを持つ以外、ある意味、選択肢がなくなりました。
若者は高額の料金を支払って、そのせいで貧乏になり、かつての時代のようにスキー場は流行らなくなりました。

これはある種の「カルテル」ではないでしょうか?
搾取されているのは私たちで、一見競争しているように見える各電話会社が寡占状態で大儲けしているのでは?

そう思うと本当にしゃくに障るのですが、ま、ぼくも「革命家」ではありませんから、労働者の羊の列の末端に並ぶことにしましょう。

「ユージン・スミス: 水俣に捧げた写真家の1100日」(小学館)山口 由美2013年04月24日 23時26分26秒

ユージン・スミス: 水俣に捧げた写真家の1100日
最近、専門書ばかりを読んでいましたので、いわゆる「ノンフィクション」の書評を書いていなかった。
ここで言う「ノンフィクション」とは、「学術書」とか「専門書」とか「啓蒙書」とか「解説書」とか「ルポ」と言った「評論」に近いものを除き、かと言って「私小説」ではないから「事実」に正確に基づいていて、なおかつ、「随筆」や「エッセイ」みたいな作者の感性だけで書かれたものを除外した「文学」や「文芸」です。

で、今日の昼下がりに本書がアマゾンから到着したので早速読んでみました。

「入浴する母子」の写真はさすがに知っていましたが、ユージン・スミスという名前は、聞いたことがあるような無いような。
しかしそんなことは関係なく、有名人であろうが、無名の人であろうが、ぼくは基本的に「破格」の人間の評伝や自伝は大好きです。

その期待に違わぬ良い作品でした。すぐに読んでしまいました。
「見解の相違」により、スミスさんの(元)奥さんのインタビュー内容を記せなかったというのは本当に残念ですが。

「苦海浄土」や「下下戦記」を読んだのはいったい何年前かな。
また読みたくなってきました。

音に包まれる2013年04月25日 20時47分47秒

我が愛機リコーGR Digital IV
帰宅する時に、車の中でCDを聴いてみたら、あまりの音の「良さ」に感動してしまいました。
かなり立派なオーディオ装置なんでしょうね。
ですがぼくは車の運転が下手なので、音楽に集中することは危なくてできません。
やはり音楽は自宅の書斎で聴くのが一番でしょう。

そうは言ってもぼくはまともなオーディオは持っていません。
iMacにJBLのスピーカーをつないでいるだけ。
たいした音はでません。
これならば、iPhoneの音楽をイアフォーンで聴いた方が、よっぽどいい音に接することができます。

あ、それならばヘッドフォーンはどうだろう?
と言うことでアマゾンで買い求めました。

ぼくはいつも「安物買いの銭失い」なんですが、今回もそれを承知で3000円くらいの商品を選びました。
高いヤツはこの10倍くらいしますよね。
だけど最初は安くていいでしょう。

ヘッドフォーンが届いたら、音の質をリポートしますね。

写真はOM-D E-M5, 60mm Macro f:2.8 で撮影した我が愛機リコーGR Digital IVです。

医学の歩みとは?2013年04月26日 23時22分17秒

医学の歴史に関して何冊かの本を読んでいたら、医学の進歩とは実に鈍いものだと気付きました。

大昔の医学の人と言えば、皆さんはヒポクラテスを思い浮かべるのではないでしょうか?
はい、古代ギリシャの偉人ですよね。
ではその次に登場する人となると・・・・。
それはイエス・キリストという意見もあるでしょう。
ですが、ここではガレノスという人物の名前を挙げておきます。
ヒポクラテスから600年も経っているのですね。

ガレノスは人間の循環器について考察を加えましたが、もちろん現代の医学から見ると間違いが多い。
しかし医学は解剖学からスタートしたということがよく分かります。

ところが医学はこの先、全然進歩しなかった。
なぜでしょうか?
それはヨーロッパ社会がキリスト教に支配され、教会の威光が人々の考え方や学問のあり方を規定したからでしょう。
医学は1500年以上も進歩を止めていた印象があります。

一方で、物理学は着々と進んでいたのでは?
ぼくは専門家ではないのでよく知りませんが、ニュートンが活躍したのが17世紀。
mα=F ですね。
同じ時代の医学と言えば、フックの顕微鏡があります。
ニュートンが思索を深めることができた理由に、ロンドンでのペストの流行があります。
彼は田舎に避難していたんです。
で、フックが顕微鏡でペスト菌を発見したかと言うと、まだ全然そんな時代ではありません。
ノミとかを観察して訳です。
はじめて「Cell=細胞」という概念を作ったのです。

17〜18世紀にかけて医学はマクロとミクロの方向に別れて進んだように思われます。
マクロとは解剖学。
正しい解剖を理解するためには同時に生理学も必要になります。
解剖学と生理学が正しく理解できれば外科学が誕生します。
杉田玄白の「解体新書」は1774年です。

で、一方のミクロとは細菌学。
疫病の原因究明と、それに対する治療ですね。

ノーベル賞は1901年に始まりましたが、この19世紀と20世紀の狭間には、細菌学の進歩とレントゲンの発見がありました。
つまり結核を診断できるようになった訳です。
(菌が同定できて、肺のレントゲンが撮影されるようになったから)

1901年から医学はようやく前進したように見えます。
細菌学は、より小さい微生物にターゲットを変えます。
ウイルスですね。
ウイルスが形として捉えられた(結晶化された)のが、1935年ですから、ついこの間のことです。

ウイルスとは、蛋白と核酸でできた「生物と無生物の間」の存在ですから、ウイルス学者はこの核酸(DNAとRNA)の研究に進むんですね。
同時に疫病を防ぐためにワクチンの開発もおこなった。
ポリオウイルスがコントロールされ、天然痘が絶滅したのは、ウイルス学の輝かしい業績です。
一通りワクチンの開発が終了すると、ウイルス学者はやることがなくなってしまったのです。

そこで、ニクソンの「がんとの闘い」です。
がん研究にウイルス学者が大挙してなだれ込んできたのです。
彼らは、がんを分子生物学で理解しようとしました。
ワトソンとクリックの2重らせんの発見(1953年)以来、分子生物学という新しい道具は科学の姿を変えました。

利根川進先生は(大胆に言えば)免疫学の素人でしたが、分子生物学という道具を持っていたため、「免疫の多様性」という100年間の謎を独力ですべて解明してしまいました。

動物のがんウイルスの研究をおこなったビショップとバーマスは、人のがんにとってきわめて重要な「プロトがん遺伝子」を発見しました。
1980年〜1990年代のサイエンスとは、がんの研究であり、分子生物学のさらなる発展だったと思います。

生活習慣病の解明などは全然進んでいなかったのでは?

キャリー・マリスのPCRという大発見によって、分子生物学は誰にでも扱える学問になりました。
この「一般化された分子生物学」と「再生医学」の出会いが iPS 細胞です。
つまりは、コッホとパスツールの細菌学は、iPS 細胞にまでつながっているとぼくは考えている訳です。

医学の爆発的な進歩は、まるでPCRでDNAが爆発的に増える様に似ています。
内科学には、未解明の部分(アルツハイマー病など)が多数ありますので、今後も分子生物学を利用して発展していくでしょう。

だけど、外科学というのは、「解剖学」と「生理学」が確立した時点でほとんどゴールだったのではないでしょうか?
外科医という存在は永久に必要ですが、研究課題はあまり残っていないかもしれません。

数学とか、物理学、化学はどうなんでしょうか?
人間の「知りたいという欲に答える」部分ではまだまだやるべきことは多いと思いますが、人類の福祉や幸福、繁栄という観点からするとかなりの部分が解決されたのではないかと門外漢のぼくは考えます。

医学も「100歳まで生きる」とか、「90歳過ぎても現役」といったおかしな幻影は捨てて、地に足の付いた研究へ進んだ方がいいでしょう。

Body & Soul へ行く2013年04月28日 21時39分02秒

Body & Soul
昨夕、南青山のジャズクラブ「Body & Soul 」へ行ってきました。
ご一緒したのは橋都先生(東大小児外科・前教授)、陳先生(日大小児科医長)です。

ヴォーカルはベテランの伊藤君子さん。(ググってみてください)
それにピアノ、ベース、ドラムという編成。

伊藤さんの声の美しさとその声量には圧倒されました。
さすがプロです。すごいという陳腐な表現しか思いつきません。

演奏もよかったのですが、中でもベースが大迫力でした。
熱く熱くベースを奏でていました。
やはりライブはいい。
音楽という膜に自分が包まれているかのよう。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎていきます。
2年前に訪れた時は、電車が終電になってしまい、あやうく乗りそびれるところでした。
ですから今回は First Stage のみで帰宅の途へ。
後ろ髪引かれるとはこのことですね。

ですが、チャンスはいくらでもあります。
また皆さんをお誘いして出かけましょう。

釈然としないiPhone52013年04月30日 22時51分01秒

釈然としないiPhone5
2年経ったので、「4」から「5」へ機種変更しました。
蘇我のヤマダ電機です。

手続きを進めると、単純に「5」に乗り換えるよりも、「4」も同時に使用した方が金銭的に得だという。
「4」には新たな電話番号が付くそうです。

ぼくはそんな面倒なことはしたくないので、「4」は要らないと言ったところ、「え? その方が安いですよ」と半ば説得される形で「4」も持つことになりました。

しかし帰宅してびっくり。
「4」から「5」へ連絡帳などのデータの移行は行われていません。
IDをもう一つ取得できるのかどうかも不明。

そもそも先日ソフトバンクから葉書が来て、「4」を下取りに出して「5」に乗り換えればこんなにお得と説明されたばかり。
ヤマダ電機の人に「下取り」の話をしたら、「値が付くかどうか分からないから、やめたほうがいい」と言われる始末。

いったい、どういう商売をしているんだ、ソフトバンク。
実にいい加減だ。

結局、あまったiPhone 4 は次女が使うことに。
先日次女のために買ったPHSは無駄になりました。
あの時も、1台より2台契約した方が得と説得されて2台契約したのでした。

これで我が家には8台電話があることになりました。
なんなんだこれは一体。
資本主義が定向進化して破滅へ向かう一里塚か。
20年後の日本は人口がさらに減少していますから、その少ない人間の争奪戦を独占資本が繰り広げるのでは?

経済が成長するなどという幻は早く捨てた方がいいでしょう。
実体経済はゆっくりと縮小して当たり前。
それをバブルで膨らませようというのだから、我が祖国の指導者には呆れ果てます。
その上、その指導者の支持率が70%というじゃないですか?
みなさん、生活、楽になりました?
物価が2%上昇して消費税が5%上乗せされると、今より7%高い買い物が必要になるんですよ。
おまけに貨幣価値は下がりますから、みなさんの貯金したお金の価値は下がっていく訳です。
逆に借金した方が得。
一般庶民は借金などできませんから、大資本のみがどんどん借金して大儲けできる仕組みです。

レミングの鼠の行進のように、私たちの子どもたちは、資本主義の崖から転落してしまうかもしれません。