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久しぶりにローラー台2012年08月01日 23時14分50秒

少し前に軽く風邪を引き、おまけに初老期鬱のような精神状態になり、ローラー台を漕ぐのがピタリと止まっていました。
すると何やら急激に足の筋肉が衰えたような気がします。
ですが、風邪も精神状態もとても良くなってきた。
ところが、ローラー台を再開する気が沸きません。

今日、自転車のお師匠さんから「人間は言い訳する生き物」と諭されて、この有り難い言葉を転機にして、ローラー台を再開することにしました。

久しぶりなので、1分間に85回転。これを10分。
と思ったのですが、体が憶えているのか、たちまち回転数があがり、時間も15分、20分と長くなっていきました。

まあ、ローラー台が特に面白い訳ではないのですが、やはり健康維持・増進には食事療法だけではダメ。
運動は必須です。
たった10分、15分なんだから、できる限り継続していきましょう。

師匠の日々の努力を見習って、ぼくも精進するぞ。

サイバーショットHX30V2012年08月05日 17時39分03秒

サイバーショットHX30V
ソニーから新しいデジカメが発売されました。
RX100と言います。
このカメラの最大の特徴は、センサーのサイズにあります。
1.0型と言って、普通のデジカメのセンサーの4倍くらい大きい。
センサーが大きければ得られる情報も多いので、その画像は綺麗な訳です。
○○○○画素とかいう数字は、絵の綺麗さと関係ありません。

これは欲しいと思って、ヨドバシカメラに先日出かけてきました。
手に取ってみると、思ったよりも小さいし軽い。
長い時間をかけていじくり回しました。

ですが当然のことながら、写真をプリントアウトできる訳ではないので、その画像がどこまで綺麗なのか不明。

それにソニーのデジカメって「マクロ」のスイッチが無いんですね。

そしてデザインがもう一つ完成していない気がする。
いえ、もちろん他のメーカーと比べればソニーのデザイン力は図抜けています。
ただRX100に関してはちょっとどうかなと。

で、一番気になったのがズーム。
3.6倍。
ぼくが所有しているリコーGR4は、ズームなし。だからいい。
ズームがない方がカメラは明るく綺麗に撮れるんです。
このRX100の3.6倍はなんとも中途半端。
思い切って1倍にして欲しかった。
また、逆に8倍以上のズームが付くのならば、それはそれで興味があった。
結局心が煮詰まらず。

で、目に止まったのがHX30V。
レンズは明るくないけど、20倍ズーム。
動画もフルハイビジョン。
かつてのハンディカムは、もう不要になっている。
昔は20万円もしたのに。

RX100が登場したことで、このHX30Vが値崩れを起こしているらしいのです。
自宅へ帰って価格.comを見ると、確かにびっくりするくらい安い。

家族旅行や長女の演奏会、そういった遠景や野外での撮影にはリコーGR4よりもアドバンテージがありそうです。
で、買いました。

手にしてみると、予測はしていましたが、ちょっと重い。
だけど「薄くて軽いデジカメ」というのは、もう完全にスマートフォンに取って代わられていますから、軽さを求めるのはナンセンス。
しばらくはこいつと付き合ってみましょう。

2012年08月06日 19時45分26秒

月
で、早速、月を撮影してみました。
手ぶれ機能はついていますが、三脚で固定しています。

クレーターがくっきり見えていて、なかなか感動的です。

木星とかは撮れないのかな??

背景がぼける2012年08月07日 23時11分11秒

背景ボケ
デジカメで撮影した写真は実に味気ない印象を受けます。
なぜでしょか?
それは被写界深度が深いために、手前にも奥にもピントがあってしまうために、のっぺりとした立体感の無い絵になってしまうからです。

一眼レフを使えばこういうことはないので、最近ではミラーレス一眼・デジタルカメラが人気な訳です。

サイバーショットHX30Vには、一応、これに対する答えが用意してあって「背景ボケ」モードがあります。

これを使って手前の帽子を撮影すると、ほら、背景の本棚はかなりぼけていますよね?
そうすると写真に奥行きが出るという仕組みです。

これはちょっと使えそうです。

佐野眞一さんにインタビューする2012年08月08日 21時20分02秒

午後から講談社へうかがい、佐野眞一さんにインタビューしました。
実に有意義な時間を過ごすことができました。

どれくらい有意義か、それは論より証拠で、近日中に講談社web「g2」で記事を連載しますので、ぜひ、お楽しみに!

「ピンポンさん」 (角川文庫) 城島 充2012年08月15日 20時33分19秒

ピンポンさん (角川文庫)
こういう本を読みました。
ぼくは卓球をやった経験はほぼありませんが、弟は中学生の時に全国大会まで行ったことがあるので、卓球にはなんとなく親しみがあります。

そしてこの本も大変面白く読みました。
一番感心したのは、よくここまで取材したなあという聞き取りの分厚さです。
卓球場を経営する「おばちゃん」という語り部に、何度も何度も話を聞いたのでしょう。

なぜこの本が面白いかというと、主人公の荻村さんの性格が悪いからだと思います。
ストイックでシニカルで、全然人望が無い訳でしょ?
そういう強烈な個性が本を面白くしています。

後半は卓球の話ではなくて、政治、つまりピンポン外交の話。
ピンポン外交なんて言葉、今の若い人は知らないかな?
ま、いずれにしてもこの辺も面白いのです。
だけど作品として考えると、前半と後半であまりにも異なることを描いているように思えます。
悪くないのだけど、読んでいて据わりの悪さを覚えました。

本の終わりにいくつもの「if」が出てきます。
だけどあれは不要です。
世の中などというものは、すべて偶然の積み重ねです。
偶然だらけで必然でしょう。

さてタイトルの「ピンポンさん」。
なるほど、最後の方まで読んでやっと意味がわかりました。
だけど、ちょっと他にもタイトルの考えようがあったのでは?
まさかノンフィクションとは思わないタイトルだし、荻村さんの人生と比べて軽すぎると思うなあ。
もったいない感じがします。

隠れた傑作という作品です。

梅酒を飲みながら考えた2012年08月16日 21時44分58秒

梅酒
デジタルカメラという商品は、時代の必然だったような気もしますが、その大衆的な広がりを考えれば革命的な発明かもしれません。

かつてのフィルム時代では、カメラを撮るという行為は、趣味の世界だったと思います。
ぼくは家族がカメラ好きだったので、自然と影響を受けて20代の頃からけっこう高価なカメラを所有していました。

世の中がデジタルに移行した時は、どうもそれに馴染めず、ぼくのアルバムには空白の数年間があります。

これはいよいよデジタルの時代だなと考えた時、それまで所有していたカメラを売りにいきました。
すると店員さんの目の色が変わり、「い、いいんですか?」と緊張した表情になったのを今でも憶えています。

最初のデジカメは東芝製だった記憶が。
国際学会に出かける前日にヨドバシカメラで買った。
時間的な余裕が無かったので、まったく知識の無い状態で、お店に行って「デジカメくださ〜い」状態でした。
その画像は今でも残っていますが、カメラ自体にはまったく愛着が沸きませんでした。

その後、数年がたって、医学部の学生に実習の指導をしている時に、雑談からデジカメの話になりました。
その学生が所持していたのが、カシオのカード型デジカメ。
ぼくは、「あ、これだ!」と思って、早速薄いデジカメを購入しました。
以来、デジカメとは薄いものと信じ込んでいました。

ところがリコーGR Digital 4 と出会って考えが揺らぐようになりました。
考えてみれば、かつてはあんなに重い一眼レフを持っていたではないか。
なぜ今は軽量に拘るのだろうかと。
そして当初は重いと思っていたリコーGRも、今では重さを感じない。
ちなみに220gなので、スマートフォンの2倍くらいですが。

やはり、軽くて薄いカメラではたいした絵は撮れないんです。
しっかりした一眼レフで、レンズを替えて、ファインダーを覗いて。
重い? そんなことは良いじゃないですか?
便利な世の中になって、何でも軽佻浮薄になっていないでしょうか?
それなりのものを得るためには、それなりに準備が必要ですよね。
そういう訳で、重くて高価なカメラを物色中。

長女がマイクロ4/3のミラーレス一眼・デジタルカメラを使っているので、レンズの共有を考えると、ぼくもマイクロ4/3かな。

リコーGR4は、スナップ写真を撮る上で、最高のパフォーマンスを発揮するので、これを売却することは絶対にありません。

今夜も梅酒を飲みながら2012年08月17日 21時10分09秒

梅酒
今日のクリニックは本当に閑散としていました。
こういう光景を見ると、ああ、夏が来たなと思います。

クリニックが空くと、待合室が静かになるかというと、それは逆で、広いスペースに子どもは嬉しくなるようで、大騒ぎという現象もまれでありません。
むしろ、真冬のインフルエンザのシーズン、発熱のお子さんが待合室に溢れている時の方が静かだったりします。

今日は自転車を漕ぐのをちょっとサボって、調べ物。
明日、八王子へ取材に出かけるので、その準備です。
ちなみに八王子はお茶の水から1時間くらいかかるのですね。
鎌倉の方が近いかもしれません。
明日はとても重要なお話しを、小児外科の先達からお伺いできるので、今から行くのが楽しみです。

9月の第3週まで、つまりあと1カ月はヒマなので、いろいろな人に会って話をお伺いする予定です。
10月に入ると動きづらくなりますからね。

さて、勉強の続きに戻りましょう。

黒毛和牛フィレ2012年08月19日 20時34分36秒

黒毛和牛フィレ
減量につとめた1年間は牛肉を口にしませんでしたが、今年の5月をもって一応、それは解禁となりました。
だけど、油の乗った肉は基本的には食いません。

鶏肉のささみや、豚肉・牛肉のフィレがよろしい。

で、なるべく高価なもの。値段が高い方が、変な太り方をしない感じがします。
そして量もちょっとだけ。
50gくらい。その方が旨いと感じる。

あとは野菜でお腹を膨らませればいいので、50gの高価牛肉は多くの点において、良いことづくめです。
今夜は写真のような肉を食いましたが、家内は火が通っていない肉は苦手。
ぼくはレアが好きなので、結果、ミーディアムとなります。
柔らかくて本当に美味しかった。

しかしぼくが幼少だった昭和40年代なんて、牛肉など、ふだんはまず食べられなかった。
あれは昭和何年だろう? 牛肉・オレンジの自由化の波がアメリカから押し寄せてきたのは?
ま、いずれにしても牛肉は噂の食べ物で、すき焼きも豚肉だったな。
時代は変わった。

「私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 」(光人社NF文庫) 島田 覚夫2012年08月20日 21時04分11秒

私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年
こういう本を読みました。
戦記ですね。

内容は語らずとも、サブタイトルを見て頂ければ分かると思います。
分厚い本でしたが、割と短期間で読んでしまいました。

結局、人間という生き物は、その他の動物と同様に、「食う」ことにすべてが集約されます。
そして、他の動物と何が違うかというと、「食った」後に、「文化」を求めることです。

これはもう本能みたいなもので、「住宅」問題よりも、「文化」の問題の方が、人間にとって重要なのではないでしょうか?
だから、文字を読むとか書くとか、そして写真を撮影するという行為は、何か人間の根本に触れる揺るがせににできない必須で最低限の文化なのかなと思います。

私たちは、フロイトやアインシュタインやマルクスが得た知識を共有していますよね?
ですがそういう知識は、未開社会の中に放り出されれば、「実行」できないことが分かります。
まず石器時代を経由して、そして鉄器時代を経ていかないと、文明というのは、知識だけあっても、発展していかない訳です。

つまり時間が重要だと言うことです。
しかしまあ、何というか実に貴重な戦記を読むことができて幸運でした。