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「私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 」(光人社NF文庫) 島田 覚夫2012年08月20日 21時04分11秒

私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年
こういう本を読みました。
戦記ですね。

内容は語らずとも、サブタイトルを見て頂ければ分かると思います。
分厚い本でしたが、割と短期間で読んでしまいました。

結局、人間という生き物は、その他の動物と同様に、「食う」ことにすべてが集約されます。
そして、他の動物と何が違うかというと、「食った」後に、「文化」を求めることです。

これはもう本能みたいなもので、「住宅」問題よりも、「文化」の問題の方が、人間にとって重要なのではないでしょうか?
だから、文字を読むとか書くとか、そして写真を撮影するという行為は、何か人間の根本に触れる揺るがせににできない必須で最低限の文化なのかなと思います。

私たちは、フロイトやアインシュタインやマルクスが得た知識を共有していますよね?
ですがそういう知識は、未開社会の中に放り出されれば、「実行」できないことが分かります。
まず石器時代を経由して、そして鉄器時代を経ていかないと、文明というのは、知識だけあっても、発展していかない訳です。

つまり時間が重要だと言うことです。
しかしまあ、何というか実に貴重な戦記を読むことができて幸運でした。

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