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独占告白 渡辺恒雄 戦後政治はこうして作られた(安井 浩一郎)2023年03月19日 22時12分35秒

独占告白 渡辺恒雄
独占告白とありますので、渡辺さんの一人語りのような本かと期待して読みました。
ですがそういう構成ではなく、戦後政治史の「地の文」が多く、また渡辺さん以外の人物のインタビュー記事も多く含まれていました。
戦後政治史に関しては、ぼくのように長く生きると、知っていることしか書かれていませんので、そこは読んでいておもしろいと感じることは無理でした。

渡辺さんが戦後政治にここまで深く関わったこと、特に日韓基本条約のところは知りませんでしたので、これはちょっと驚きです。
中曽根さんとの関係はかなり有名ですよね。

番記者と政治家の関係って、本当に単純には語れないものがありますね。
渡辺さんはジャーナリストとして報道をやりたかったのか、それとも政治家のブレーンとして政治的振る舞いをしたかったのか、それはこの本では分かりませんでした。
また、渡辺さんが政治史に深く食いこむことで、読売新聞社内でどのように自分の立場を作っていったのかも、この本では分かりませんでした。

戦後政治に興味のある方は、ぜひ、読んでみてください。特に若い人が読むといいと思います。

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