「乱」 デジタル・リマスター版(黒澤明) ― 2012年04月30日 14時13分29秒
悪名は無名にまさると言いますが、「影武者」という映画は惨憺たる評価で有名です。
ですが、「乱」は、ある意味無名の映画。ほっておかれている映画です。
今日、家内と娘が映画を観に行ってしまったので、ぼくは自宅で「乱」を観ました。
映画としての完成度は「影武者」をはるかにしのぐと思います。
75歳でこの映画を作ったのかと思うと、黒澤はやはり天才・超人・破格だと思います。
この映画の良い点は同時に欠点にもなっています。
原田美枝子さんの演技がすごいのですが、この方の役柄は、「蜘蛛の巣城」を思い起こさせます。
ある意味、このドラマは彼女の復讐劇なのですが、そうなると本来のドラマはどうしたのかな?と思ってしまいます。
また彼女が短刀を突きつける場面は、「赤ひげ」を思い出しますね。
メインの話で言うと、大殿・秀虎が狂ってしまうシークエンスはあまり感心しません。
なぜならば、そこに人間ドラマをあまり感じないからです。
正気のままにしておいて、秀虎の心を描いた方が、ドラマが強かった気がします。
つまり、「影武者」で、影武者がばれてしまった主人公が、なんらドラマで役目を果たさなくなってしまったことと似ています。
三の城落城の場面では、カメラアングルがちょっと平凡かなと思いました。
死んだ侍がごろごろ転がって、その手前を馬が疾走していく、こういったシーンの連続でちょっともったいなかったと思います。
もう少し多彩に撮れてもよかった気がするのですが、良いアイデアがなかったのかもしれませんね。
ですが、「乱」は、ある意味無名の映画。ほっておかれている映画です。
今日、家内と娘が映画を観に行ってしまったので、ぼくは自宅で「乱」を観ました。
映画としての完成度は「影武者」をはるかにしのぐと思います。
75歳でこの映画を作ったのかと思うと、黒澤はやはり天才・超人・破格だと思います。
この映画の良い点は同時に欠点にもなっています。
原田美枝子さんの演技がすごいのですが、この方の役柄は、「蜘蛛の巣城」を思い起こさせます。
ある意味、このドラマは彼女の復讐劇なのですが、そうなると本来のドラマはどうしたのかな?と思ってしまいます。
また彼女が短刀を突きつける場面は、「赤ひげ」を思い出しますね。
メインの話で言うと、大殿・秀虎が狂ってしまうシークエンスはあまり感心しません。
なぜならば、そこに人間ドラマをあまり感じないからです。
正気のままにしておいて、秀虎の心を描いた方が、ドラマが強かった気がします。
つまり、「影武者」で、影武者がばれてしまった主人公が、なんらドラマで役目を果たさなくなってしまったことと似ています。
三の城落城の場面では、カメラアングルがちょっと平凡かなと思いました。
死んだ侍がごろごろ転がって、その手前を馬が疾走していく、こういったシーンの連続でちょっともったいなかったと思います。
もう少し多彩に撮れてもよかった気がするのですが、良いアイデアがなかったのかもしれませんね。
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