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「わたしが出会った殺人者たち」(新潮社)佐木 隆三2012年04月13日 22時34分12秒

わたしが出会った殺人者たち
殺人者の記録を読むと、私たちとは全然別の人種、別の世界の話と感じる一方で、人間の本当の姿の一端も垣間見えたりします。

いえ、何も私たちの心の中に殺人者と共通する心理があると言っている訳ではありません。
人間とは理知的な生き物であっても、一面では結局は動物に過ぎないということも知らされて、合理的には作られていないことが分かります。

そしてその鬼畜のような殺人者の心の中にも悔いる心があったりして、本当に人間とは謎に満ちていると思います。

この本では18人の殺人者が登場しますが、佐木さんは18人を描くと同時に自分を描いていますので、加賀乙彦さんの「死刑囚の記録」のようには殺人者の姿には肉薄していません。
読み始めた時は、殺人者を見続ける佐木さんの人生に興味があったのですが、しだいに殺人者に惹き付けられてしまいました。
ま、それは当然かもしれません。
生き物としての濃さが違いますからね。

人間の濃さをたっぷりと見せつけられた一冊でした。