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週刊現代2008年07月11日 23時47分14秒

自著『命のカレンダー』の関連で、今夜は千葉で、講談社の編集部N氏、さらに週刊現代の記者M氏に会いました。
週刊現代に僕の記事が出るかどうかは現時点ではまったく分かりませんが、もしかすると、近い将来において、何かの企画が持ち上がるかもしれません。
異業種の人と話すのは本当に面白いです。
自分のやっている仕事が人からどう見られるかが分かるし、向こうの業界の内幕も分かって興味津々です。
今夜は楽しい一夜でした。
おっと明日はクリニックの暑気払い。
明日も楽しい一夜になりそうです。

塩野七生さん2008年07月12日 22時08分41秒

今日はクリニックの暑気払いで、昨日に続いてJR千葉に出かけてきました。
いろんな話をしているうち、こんなことを教えてもらいました。
雑誌「文芸春秋」に塩野七生(しおのななみ)さんがローマからエッセイを書いていますが、その中で、毎日新聞の藤原君の記事が取り上げられているとのことです。
日本の政治家は国際会議でちっとも目立たなくて、目立たないのが持ち味という記事です。
うん、この記事はネットで読みました。
それを塩野さんがエッセイで取り上げたんですね。
こんな所で、藤原君の名前を見るとは。
ちょっと驚きました。

塩野さんといえば、うちの斜め向かいに住んでいる眼科のA先生と古くからのお付き合いと聞いています。
A先生は娘さんに、塩野さんとのご縁からななみちゃんと命名されたと。
僕が初めて見た彼女は千葉大学医学部の学生で、僕は小児外科の実習を彼女にじっくりと指導しました。

自著『命のカレンダー』の中に、ある女の子に対して僕が全身麻酔をかけて、血管造影を行ってカテーテルを留置する場面が出てきますが、あの時に僕の隣で見学していたのが、当時医学生だった彼女です。
今日は久しぶりに彼女に家の前で会って、『命のカレンダー』をプレゼントしました。
よかったら読んで下さいね。

幕張で発見2008年07月13日 23時01分23秒

海浜幕張の本屋
今日は長女の公開模擬試験があって、幕張まで行ってきました。
先日の津田沼の模試に続いて2回目ですね。
これからは本番までほぼ毎月のように模試などがあるようです。
さて、長女が試験を終えるまでの間、海浜幕張の本屋さんに立ち寄りました。
お、ありましたね『命のカレンダー』。
新刊コーナーに平積みになって。
さらには医療エッセイ・コーナーにも表紙を立てて2冊ほど。
嬉しいじゃないですか。
聞いた話では、ダイエー長沼店では、ベスト10に入っていると。
本当に? ちょっと信じられない気持ちです。

先日、講談社のN氏に話を聞いてみると、売れ行きはまあまあ。
重版がかかるかどうか、微妙なところにあるようです。
8月2日にはNHKラジオの放送もあるし、もしかしたら週刊現代で取り上げられるかも知れないし、夏から秋にかけて売り出しを強めたいそうです。

ブログをご覧のみなさんで、まだこの本を手に取っていない方は、ぜひ読んでみて下さい。
必ず何かが心に残ると思います。
下をクリックすると購入できますよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062147238/bcaletc-22/

取材を受けます2008年07月14日 19時51分16秒

今日のクリニックはなぜか混雑し、終わってみればおよそ100人の患者さんが来院しました。
夏風邪がとても流行っていて、100人のうち大半のお子さんが発熱していました。
ただ、どのお子さんも発熱はそんなに持続しない感じなので、ママたちにはそのように説明して安心してもらいました。

さて、先日、打ち合わせをした週刊現代ですが、企画が通って、「いい話ワイド」みたいなコーナーで取材を受けることになりました。
それなりのスペースを割いて、僕のインタビュー記事が週刊現代の目立つコーナーに載ることになりそうです。
こういった記事をきっかけに『命のカレンダー』を手に取ってくれる人が増えると嬉しいんですがね。
今日も患者さんのママの一人から「先生、読みましたよ!」と声をかけられて、別のママからは本にサインをお願いされました。

週刊現代の発売日が決まったら報告しますね。

『生きるコント』大宮エリー2008年07月15日 23時11分35秒

面白い本があると教えられて、大宮エリーさんの『生きるコント』を読み始めました。
わはは、確かに笑ってしまう。
でも、笑ってしまうことと「面白い」ことはまた別です。
ついさっき読み始めたばかりですので、読了したらまた報告しましょう。

地味なクリニック2008年07月16日 22時48分29秒

今夜は千葉県こども病院のOB/OG開業医の集まりがあって、JR千葉まで出かけてきました。
ところがこの会に遅れて来たのが、行列のできることで有名な某先生。
お見えになったのは夜9時30分。
なんとその時間まで診療していたようです。

うちのクリニックは夕方5時30分に受付終了して、6時には仕事を終わってしまいます。
50人見える日でも100人見える日でもそれはほとんど変りません。
まあ、地味でシンプルなクリニックだからでしょう。

ちなみにうちのクリニックは、広告は一切出していません。
インフルエンザの予防接種も値段は高いし。
ちょっとお高くとまっているように見えるかも知れませんが、そういうつもりではありません。
僕の診療所は英語でいうと、オフィスですから、自分のペースで仕事をしたいのです。
今日の午前中は、大学病院で小児がんの卒業生たち7人を4時間かけて診療しましたが、あれはまあ、一つの理想ですね。

明日の診療もマイペースで行きましょう。

中郡英男『誘拐捜査』2008年07月17日 23時51分37秒

中郡英男さんの『誘拐捜査』を読みました。
吉展ちゃん誘拐事件ですね。
読みごたえたっぷり。
久々の本格ノンフィクションを読んだなという感じです。
何が良いかっていうと、今から45年も前の過去のことを書き切る筆力です。
中郡さんは、78歳というから驚きます。
シャープな記憶力、そして力強い描写力。
そして、「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、犯人が自供に至る展開はまるで一級のミステリー小説を読んでいるよう。
こうやって犯人逮捕に到達したんですね。
おすすめの一冊です。

夜から勉強2008年07月18日 22時28分45秒

今日は17時30分にぴったり診療を終了しました。
で、家に帰って一風呂浴びて、19時に大学病院へ出かけました。
小児外科・関連病院カンファレンスです。
今夜出てきたテーマは、
1. 超未熟児の腸重積による消化管穿孔
2. 胸壁形成異常を伴う先天性横隔膜ヘルニア
3. 十二指腸穿孔、結腸穿孔術後の癒着性イレウス
4. 新生児の下肢・血管周皮腫
です。
いずれも珍しい症例ばかり。
一例一例、本当に勉強になります。
珍しい一例には、実は普遍性が有って、希有な症例を一例知ることで何十例、何百例の経験を積むことができるのです。
さて、帰宅したのは10時です。
ビールと夕食を楽しみましょう。

『生きるコント』は大宮エリー2008年07月19日 19時58分22秒

大宮エリーさんの『生きるコント』を読みました。
ところどころ笑ってしまいましたし、面白かったのですが、それはこの本が面白いからではありません。
大宮エリーさんという人間が面白いからです。
つまり、『生きるコント』とはすなわち大宮エリーということです。
お好きな人はどうぞ。

立川談春『赤めだか』を読みました。2008年07月20日 08時52分34秒

立川談春の修業時代のエッセイです。
今年度の講談社エッセイ賞を受賞しています。
一気に読んでしまったのは、やはり面白かったからでしょう。
でも僕は落語のことがまったく分からない。
立川談志の顔は分かりますが、小さんが人間国宝と言われても顔も分かりません。
ですから、なんとなく雰囲気は堪能できるのですが、本当の意味でこの本の魅力は理解していないかもしれません。
それにしても談志師匠の「言葉」の一つ一つの魅力的なこと。
しかしね、同じ封建制世界の「落語」と「外科」の世界を比べれば、談志師匠なんて甘い、甘い。
外科の世界みたいな怖さや絶対性が少ないと思います。
この人は揺らぐ人だからね。
外科の教授は絶対に揺らぎません。
揺らぐと、皆が見て見ぬふりをしている「矛盾」が全部あらわになっちゃうからね。

ちょっと話がそれたけど、落語好きには答えられない1冊なのではないでしょうか?