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サンデー毎日2008年07月01日 20時34分18秒

サンデー毎日
今日はお昼に、近くの本屋さんオークスに行きました。
サンデー毎日を買うためです。
みなさんも買ってみて下さい。
100ページのところに、『本棚の整理術』という書評コーナーがあり、僕の本が1ページの2/3くらいを使って大きく取り上げられています。
淡々とした筆致で、『命のカレンダー』の魅力をしっかりと伝えてくれています。
有り難いじゃなくですか。
うう、泣く。
今後もどんな反応があるか楽しみです。

胃カメラ体験記2008年07月02日 21時23分22秒

今日は休診日。
自宅から徒歩で5分ほどのSクリニックへ行ってきました。
S先生は去年開業した内科の先生。
実は、開業前は千葉大学の分子ウイルス学教室にいましたので、僕とはかなり以前からの付き合いです。

胃カメラを大学病院でやったのは1年前。
あの頃は、診療中に気分が悪くなり嘔吐することがありました。
最初は、患者から「嘔吐・下痢ウイルス」でもうつされたかと思いましたが、症状が長引くため、これは「胃がん」では無かろうかと考えました。
で、大学へ外来診療をやりに行ったついでに、内視鏡の先生に相談すると、カメラをやってくれると。
結果は、胃がんではなくてGER(胃食道逆流)だったことは以前にも書いた通りです。

その後、逆流を止めるために様々な薬を試しましたが、なかなか改善せず、1年近くかかって厶コスタという薬が効果的と分かりました。

大学で胃カメラをやった時、僕の咽頭反射はきわめて強く、次回からは経鼻内視鏡にしようと言われてしまいました。
もう本当に反射が強くて、こんな僕の情けない姿をうちのスタッフに見られたら、みんな退職してしまうかもしれません。

で、今日は経鼻内視鏡。
最初に看護婦さんが、鼻詰まりをとる薬を鼻に注入。
ここまではがまんできます。
そして、次に麻酔剤を鼻に入れていきます。
これで引っ切り無しにくしゃみが出ます。
そのうち、喉のあたりに痺れた感覚が湧いてきて、、、猛烈な異物感を感じて吐きそうになります。
S先生がお見えになると、麻酔を塗った、カメラと同程度の細い棒のようなものを、まず、カメラに先立って実際に鼻の中に入れて行きます。
これが痛い。チョー痛いです。
涙が、、、。
そしていよいよ本番。
カメラの挿入時は、やはり鼻が痛い。
喉を越える瞬間は分かりませんでしたが、喉の気持ちの悪さは経口内視鏡と、極端には変りません。
必死に目をつぶって耐えていましたが、S先生に目を開けるように言われてそうすると、眼前にはモニター画面が。
あ、いつもの見慣れた光景です。
僕自身、大人の胃カメラを10000件くらいやったことがありますからね。
ちょっと気分が楽になってモニターを見ていると、胃の前庭部に軽い炎症が。
そして十二指腸球部には潰瘍の治った跡が。
その他は、ええと、胃がんは無いようです。
自分で診断ができちゃいますね。
ピロリ菌がいるかどうか、生検を行ってチェックします。
食道裂孔ヘルニアはありますが、食道炎はありません。
はい、これで全部見終わりました。

それにしてもS先生の手技は丁寧。
僕自身の手技と比較して本当にそう思います。
感謝、感謝です。

しかし、やはり胃カメラは辛かった。
看護師さんが検査中、背中をさすってくれたのは本当に有り難かったけど、できれば手も握っていて欲しいくらいでした。
まあ、それくらい、僕ってガッツが無いんです。
駄目な患者ですね。
悩んでしまいます。

検査が終わって家内とジャスコへ出かけました。
カン・サンジュンさんの『悩む力』を買って帰宅。
うーん、悩むことはやはり大事なのですね。
数時間で読了です。
来年は胃カメラ、どうしよう?
今から悩んでしまいます。

6月は忙しい2008年07月03日 19時39分50秒

1年間を通じてクリニックが混むのは、3月、6月、10月、11月、12月というのが僕の印象です。
10月から12月はインフルエンザの予防接種もありますから、1日の来院患者数が100人を越えることは珍しくありません。

6月が混むというとみなさんは意外に思うかもしれませんが、春休みから時間が経過して集団生活が深まっていますから、感染症が多い。そして喘息。
ところが今年は喘息発作が昨年に比べると数分の一ではないでしょうか??
その代わりと言っては何ですが、「発熱のみ」「長引く咳」「下痢」のお子さんが多数お見えです。
結局、6月にお見えになった患者さんは1430人くらい。
行列のできるクリニックから見れば、たいした数では無いと思いますが、僕としてはここらあたりが体力の限界。
僕には見切れない患者さんは、大学の小児科や小児外科、そしてこども病院にお願いしている状態です。

今、うちのクリニックの診察券番号は3700くらいですが、これだけの患者さんを診れば、そろそろ確率的に「小児がん」に出会うのではと思っています。
胆道拡張症は昨年に一発で診断を付けましたから、今度は悪性疾患でしょうかね。
自分の専門分野ですから、これは絶対に見過ごしたくありません。
だからと言って、「羹に懲りてなますを吹く」のも嫌ですから、ここが難しいところですね。
まあ、一人一人丁寧に診察しましょう。

反転―闇社会の守護神と呼ばれて2008年07月04日 19時47分00秒

田中森一さんの『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』を読みました。
許永中と親しかった、ヤメ検弁護士の赤裸々な半生記です。
この人は詐欺事件で起訴されて、罪が確定して現在は塀の中にいます。
田中さんは経験したことを包み隠さず書いてしまうので、内容に強烈な面白さがあります。
ヤクザでも政治家でもタブーは無しです。
しかし、たとえばバブル経済で40億円儲けて、バブル崩壊で全部すってしまった時に、そのことに対してものすごく淡々とした記述しかありませんが、そこいらはとても物足りない。
梁石日ならその経験だけから、文学を1冊ものしてしまうでしょうね。
内容の面白さだけでベストセラーになったのだと思いますが、田中さんが自分の内面を深く見詰めて行けば、そこから新しい世界を描出できると思います。

さて、今日はAmazonで渡辺淳一の『白夜・朝霧の章』を購入しました。
クリニックでA嬢と渡辺淳一の話をしているうちに、昔読んだ渡辺さんの本をまた読みたくなってしまいました。
それは、渡辺さん自身が新米の整形外科医だったころに、炭坑病院で経験する子宮破裂の手術の描写です。
『白夜』という本は渡辺さんの半生記ですが、この子宮破裂の話は、彼にとって強烈な経験だったのでしょう、何度も設定変えてその後の作品に登場するモチーフです。

今日も無事に終了2008年07月05日 19時54分31秒

土曜日は半日で診療が終了してしまいますから、いつもクリニックは混雑します。
今日も3時間の受付の間に、ちょうど60人の患者さんがお見えでした。
短い時間の間に一人一人を丁寧に診察して今日も無事に終了しました。

ふと考えてみれば、『命のカレンダー』のために講談社の編集者たちと初めて会ったのが、ちょうど一年前。
畏友・毎日新聞の藤原君に間をとりもってもらって講談社の人と会う機会を作ってもらったのでした。
あの時は、こちらから原稿を売り込んで、、。
本として完成した『命のカレンダー』の前半1/2くらいの量の原稿を、手渡したのですね。
あの時は、自分の厚顔無恥ぶりに額に汗をかきました。
今でもあの時のことを思い出すと顔が熱くなります。
しかし、僕の文章を気に入って頂いて、学術図書出版部・部長のHさんに発刊を決めて頂きました。
まさに一期一会ですね。

さて明日は「菜の花会」。
千葉県のがんの子どもの親の会です。
1997年の設立ですからもう10年を越えましたね。
僕は設立時からずっと参加しています。
明日ももちろん参加です。

ビールで幸せ2008年07月06日 19時10分52秒

今日は午前中に家族で蘇我のアリオさんに出かけ、午後からは「菜の花会」に出席しました。
千葉県のがんの子どもの親の会ですね。
「菜の花会」は、いつも終了すると、「ああ、やっと終わった」と安堵のため息をつくのですが、最近では会の運営もすっかりスムーズで、今日なんかもすんなりあっさり終了しました。
本当に逞しくなりましたね、お母様方。

さて、夕方に次女と一緒にお風呂に入り、夕食はビールと共に頂きました。
サントリー・ザ・プレミアム・モルツです。
これって高いビールなんですかね?
お中元で頂いたものですから、値段は分かりません。
泡が細やかで柔らかいです。
ビールその物も味が深くてふくよかです。
うん、これは美味しい。
若い頃はビールの美味しさは全然分からず、メーカーによる味の違いも理解できませんでした。
1口くらいは美味しいと思ったことはありましたが、コップ1杯を飲んだことはありませんでした。
それが40歳を過ぎてなぜか急にビールの味に開眼。
それと反比例するかのように日本酒からは遠ざかってしまいました。
現在、自宅で飲むのはワインかビールです。

ちなみに僕は洋酒や紹興酒は飲めません。
ウイスキーとかバーボンがなぜ美味しいのか僕にはさっぱり分かりません。
これも年を重ねると変るんでしょうか?

今日はビールで幸せでした。

どうする? iPhone2008年07月07日 21時02分42秒

iPhoneの発売がいよいよ迫ってきました。
アップルのHPを見ると、iPhoneの使い方の詳細な説明があります。
これを見ていると、この器械が、以前から僕が求めていた携帯電話・モバイルPCのすべての機能を持っていることが分かります。
PC並みの20万円くらいの価値はあるんじゃないでしょうか?
それが実際の価格は、その1/10程度。
これは間違いなくヒットするでしょう。
では、僕はどうしましょうか? 買う?
我が家は全員がau by KDDIですから、これは替えるのはけっこう大変かも。
そしてそれ以上に、僕にこの器械が使いこなせるかがハテナです。

昔から夢に思っていた器械が現実になったのに使いこなせないって、、、つまりそれはご老人が携帯電話を使いこなせないのと同じです。
まあ、僕も知的に老化したんですね。
周りで誰かが購入したらぜひ触らせてもらいましょう。

放送日が変更になりました。2008年07月08日 18時46分31秒

今日、午前中にNHKから電話がかかって来ました。
先日、収録した「著者に聞きたい本のツボ」のアナウンサー野口さんからです。
以前の予定では放送日が8月9日でしたが、これが1週間早まりました。
8月2日(土)の朝6時15分からです。
NHK第一、594kHz。『土曜あさいちばん』の中で放送されます。
みなさん、早起きして聴いて下さいね。
自著『命のカレンダー』についてじっくり語ります。

午後から健診2008年07月09日 19時36分50秒

今日のクリニックは午前中のみ。
20人ほどの患者さんがお見えになって、予想通りあっさり終わりました。
で、午後からは千葉市の4ヶ月健診に行ってきました。
午後1時30分から3時まで、3人の医者で46人くらいの乳児を健診しました。
良い意味でも悪い意味でも、この健診にはずいぶん慣れてきました。
初回の時なんかは、僕の健診の遅さに他の医者からクレームがついたものです。
今日はすっかりリラックスしてマイペースで診療していました。

夕方に次女と一緒にお風呂に入って、夕食は今日もサントリー・ザ・プレミアム・モルツと一緒です。
で、食後にジャズ。
今日はトニー・ウイリアムスの『スプリング』です。
駄目ですね。こんな毎日ではアホになってしまいます。
もっと勉強しましょう。

フロイドに痺れる2008年07月10日 21時52分55秒

ロックの中で好きなのは、ハードロックだけではありません。
プログレッシブ・ロックも大好きです。
通称、プログレね。
イギリスで生まれた前衛的なロック、それがプログレ。
代表的なグループは、「ピンク・フロイド」、「イエス」、「キング・クリムゾン」といったところでしょう。
この中ではフロイドが圧倒的にメジャーでしょうね。

YouTubeを立ち上げて"Pink Floyd"と入力してみて下さい。
フロイドの音楽がいくらでも楽しめますよ。

Live8の「コンフォタブリー・ナム」なんて、最高にカッコいいですよ。
痺れます、この中年、いや高年の男達に姿に。
歌い終わって、ロジャー・ウォータースが、メンバー全員を呼んで肩を組む姿なんか涙ものですね。

僕もね、楽器が何か出来ればもっと楽しみが増えたのに、、。
一方、家族は楽器が上手。
家内はフルートとトロンボーン。長女はピアノとアルトサックス。次女もピアノのセンスが良くて、歌唱力が抜群です。
カッコいい中年を目指して僕も何か習おうかな??