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宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧(柳田 由紀子)2020年07月07日 22時20分19秒

宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧
これは大変読み応えのある素晴らしい作品でした。
弘文さんとは、禅僧。人生の大半をアメリカ、そしてヨーロッパでの布教活動に費やします。
では、どういう人物か。
これが毀誉褒貶が相半ばします。
悪く言う人は徹底的に悪く言います。
時間を守らない。アルコール依存症。女性にルーズ。
ま、表面だけをなぞれば、破戒僧なんです。
そして弘文さんは、スティーブ・ジョブズが心から信頼を寄せていた僧侶として知られています。ジョブズは実業家として生きるか、僧侶になるかを迷い相談したとも言われています。そして、アップル社が生み出す製品の数々には禅の思想が横たわっていると考えられています。

筆者は何年もかけて多くの関係者から話を聞いていきます。
本の前半では弘文さんの世俗性だけがつまびらかにされて、読者は、なんだこれだけの人物かと拍子抜けします。
それと同時になんでこんな僧侶にスティーブ・ジョブズが心酔したのだろうかと疑問に思います。
ところが話(インタビュー)が進むにつれて、弘文さんの奥深さが次第に巨大なシルエットとなって輪郭が立ちのぼってきます。

破戒僧として地獄に堕ちた「泥中の蓮」であった弘文さん。彼は、「世俗に執着しないこと」に執着する生き方を捨て、世俗の中に入って行って、ヒッピーやジャンキーだったアメリカ人達を救ったのです。
その振り切った姿、煩悶の果てに天真に任せた姿にスティーブ・ジョブズは惚れ込んだのでしょう。

大変な力作ですし、内容もとても濃い。ノンフィクション文学としてある到達点にまで行っていると思います。
ぜひ、オススメします。

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