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近現代史からの警告(保阪 正康)2020年07月03日 23時08分59秒

近現代史からの警告
保阪さんの本はあまりたくさん読んでいないのですが、久しぶりに手にしました。
近現代史から学べることを保阪さん流の解釈で、述べていきます。
こうした本を書ける人は、本当に数少ないと思います。
明治から平成に至る天皇論は大変興味深く読みました。
最終章に来て、何と新型コロナウイルス・パンデミックの話になります。
新型コロナと闘うためには、太平洋戦争のときと同じようなストラテジーが必要と保阪さんは説きます。
しかし安倍首相は歴史に学んでいないので、歴史観・戦略がないと厳しく批判します。東條英機に共通するものがあると指摘しています。
世界大恐慌のあと、世界各国はそれぞれの戦略を選び取りました。
しかし日本が選んだのは、ファシズムへの道でした。
ポストコロナは果たしてどうなるのでしょうか?
超国家主義への道だけには踏み出さないで欲しいと思います。