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「日本語の歴史」 (岩波新書)山口 仲美2011年12月06日 19時40分14秒

日本語の歴史
うーん、そうだったのか。
日本語ってこうやって出来たんだ。
全然知らなかった。なんて無知・無教養なんでしょうか?
驚くやら、感動するやらで、本当にためになる一冊でした。

そういえば、万葉仮名なんて言葉はどこかで聞いた記憶がありますが、日本語(文字)の成立に決定的な役割を果たしているのですね。
漢字はやはり偉大だ。
漢字を輸入していなければ、日本人は日本語を自分たちで作ったのは間違いないけど、「表意文字」を発明できたかどうかは分からないと思います。
もしも「表意文字」がなかったら、日本の文化はここまで発展しなかった可能性だってあります。

しかし、現在の日本文字なんてわずか百数十年の歴史しかないなんて、驚きですよね。
天皇の玉音放送は、われわれ現代人には何を言っているかほとんど意味が分かりません。
オフィシャルな日本語が、今の形になったのはつい最近のことなんです。

ちなみにこの本には書かれていなかったけど、読点が発明されたのは一体いつなんでしょう。
終戦後かな?