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どかんと広告2011年12月01日 19時41分11秒

読売新聞の広告
拙著「がんを生きる子」の広告が11月30日の読売新聞の朝刊に出ました。
川上未映子さんの本に比べればわずか1/10くらいですが、ぼくのような無名な著者の本としては「破格」の扱いだと思います。
ここまで大きく広告していただきまして、講談社さんには本当に感謝の念でいっぱいです。
少しでも売れ行きがあがって、恩返しができればいいのですが。

このブログをごらんの皆さんもぜひ手に取ってください。
「命のカレンダー」を読んで、悲しい話はいやだという読者もいるようですが、今回は「悲劇」ではありませんので、安心してお買い求めください。
値段もこれまでよりも安いし。
ここからどうぞ。

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062173506/gansenka-1-22/ref=nosim

物欲に囚われる2011年12月02日 23時26分41秒

たとえばぼくは腕時計を持っていないように、自分ではあまり物欲は強くない方だと思っています。
車はベンツですが、Aクラスと言ってコンパクトカーです。安いし。
家内の車も日産のモコですから、贅沢していると言えば、買う本の量が人よりも多いことくらいでしょう。

ですがどうも最近、物欲に囚われて困っています。

長女がミラーレス一眼レフ・デジタルカメラを欲しいと言いだし、誕生日プレゼントに買ったところ、ぼくも俄然興味が出てきました。
Facebookでそのことに触れたところ、大勢の人から書き込みを頂きました。
けっこうみんなミラーレス一眼レフを持っているんですね。

いろいろと研究を進めると、どうやらこの分野には大雑把に価格と性能の二つのグループがあるようです。
高性能はソニー。
それに対して普通性能はパナソニックとオリンパス。

最高性能をとことん追求していくと、プロが使うような機材になって価格もすごいことになります。
重量も上がって持ち運びに困ります。

そこで、「性能」と「軽さ」と「価格」のバランスで人は自分の趣味を選ぶのでしょう。
だけど各社のHPを見ていると、それぞれが魅力的でどれもこれも手にしたくなります。
ああ、なんという煩悩のかたまりでしょうか。

そんなヒマがあったらもっと勉強をしなくてはいけませんよね。
そんな訳でクリニックのHPを大きく書き換えましたが、2012年になったら、本格的に「ロタ」と「B型肝炎」のワクチンに取り組みます。
やがて「ポリオ」も注射になりますから、今までの時間配分では患者さんのニーズに答えられないかもしれませんね。
そうしたら、水曜日を予防接種の日にするかもしれません。

年賀状は虚礼か2011年12月03日 22時06分11秒

今年もまた年賀状を出す時期になってきました。
毎年悩むのですが、今年はまた一段と悩んでいます。
いったい誰に年賀状を出すべきかについてです。

そもそも年賀状とは、新年の挨拶に伺うことができない代わりに葉書を書いて送る訳です。
従って送る相手は、親しい友人とかお世話になった人とか仕事の上司ということになります。

でも実際はそうなっていません。
いったん年賀状を受け取ると、必ず返事を書きますから、そうするとPCのリストに載って、毎年必ずやりとりが行われます。
ところが、ぼくの親友とは年賀状のやりとりをしていません。
メールやFacebookでしょっちゅう会話をしているから、その必要性を感じないのです。

年賀状の裏面には家族の写真を毎回印刷していますが、こういった年賀状を、たとえば患者さんに送るのはかなり変だと思います。
そもそも患者さんに対して元旦にぼくが年賀状を送るのは変ですよね。
だけどややこしいのは、患者さんの中には友人のように付き合っている人もいるということです。

そうすると、誰が「友人」で「患者さん」で「目上」で「部下」で「恩師」で「昔はお世話になったが今は全然関係なくて顔もみたくない人」か、区別がけっこう難しいんです。

家内も毎年静岡に何十枚も年賀状を送りますが、その人たちと会うことはこれからの人生で「絶対に」無いでしょう。
では何のための年賀状でしょうか。

単なる虚礼だから廃止した方が良いという意見もありますが、やはりもらうと嬉しいものです。
しかし差出人が、「個人」ではなく○○製薬の誰々さんだと、ぼくはそれだけでもう返事は書きません。
こういった年賀状は明らかにビジネスですからね。

では今年はどうするか?
う〜ん、悩む。
家内と話し合いましたが結論は出ません。
こんな下らないことを考えているのは、ぼくくらいか。

坂を駆け上がる嫁 Trek Lexa2011年12月04日 21時27分53秒

家内と田舎道を一緒に走りました。
彼女は常々、上り坂は嫌いだと言っていますが、どうも話を聞くと、大してギアも落とさずに登っているので、もしやけっこう登坂力があるのでは?と思っていました。

無理だったら足を付いても良いと言い含めて出発しましたが、坂に差しかかると、なんと一気にぼくを追い抜いて、がんがん上がって行ってしまいました。

や、やっぱり・・・・。
つまりぼくの体重が重すぎるためにこんなに差があるのです。

http://www.youtube.com/watch?v=cjhsQDBJfBc&feature=mfu_in_order&list=UL

下り坂はこんな感じ。
ピナレロは安定性が信頼できるので、スピードが出ても恐怖感はあまりありません。

http://www.youtube.com/watch?v=WZDH7GQlIgk

ゴールデン・サークルのローラー台2011年12月05日 21時34分34秒

ゴールデン・サークル
坂を自転車で駆け上がることができないのは、体重が重いため。
それ以外の理由はありません。
今年の5月に自転車を始めて現在までに4Kg痩せましたが、ラグビーをやっていた頃(25年以上も前)に比べると、まだ5Kg以上も太っています。

不健康なダイエットはしたくないので、ここ3週間ばかりは、毎日夕食に野菜料理とスープの二品を食べています。
効果はてきめんで、一時停滞していた体重がじわじわ減っています。
そしてただ摂取カロリーを減らしても自転車は強くならないので、食後はローラー台に乗ります。
メトロノームを1分間90回にセットして漕ぐ訳です。

しかしこれがはっきり言ってつまらない。
ま、筋トレをやっているようなもの。
そこでiPhoneで音楽を聴きながらやることに。

どんな音楽がいいのかなかなか難しいのですが、今日聴いた音楽は写真のコレ。
いや、良かったです。
時間を忘れて・・・と言えばオーバーですが、一気に走り抜けてしまいました。

「日本語の歴史」 (岩波新書)山口 仲美2011年12月06日 19時40分14秒

日本語の歴史
うーん、そうだったのか。
日本語ってこうやって出来たんだ。
全然知らなかった。なんて無知・無教養なんでしょうか?
驚くやら、感動するやらで、本当にためになる一冊でした。

そういえば、万葉仮名なんて言葉はどこかで聞いた記憶がありますが、日本語(文字)の成立に決定的な役割を果たしているのですね。
漢字はやはり偉大だ。
漢字を輸入していなければ、日本人は日本語を自分たちで作ったのは間違いないけど、「表意文字」を発明できたかどうかは分からないと思います。
もしも「表意文字」がなかったら、日本の文化はここまで発展しなかった可能性だってあります。

しかし、現在の日本文字なんてわずか百数十年の歴史しかないなんて、驚きですよね。
天皇の玉音放送は、われわれ現代人には何を言っているかほとんど意味が分かりません。
オフィシャルな日本語が、今の形になったのはつい最近のことなんです。

ちなみにこの本には書かれていなかったけど、読点が発明されたのは一体いつなんでしょう。
終戦後かな?

行ってきました! 手賀沼サイクリングロード2011年12月07日 19時50分45秒

夫婦でロードバイクに乗るようになってひと月そこそこですが、どうしても手賀沼サイクリングロードへ行きたいと思っていました。

ぼくは極端に寒さに弱いので、毎日天気予報をみては、天候と気温を気にしていました。
予報によれば、曇りで昼は14℃くらい。
これならばOKでしょう。

そして懸案は、ロードバイク2台を我が愛車、Aクラスの積むこと。
なにしろコンパクトカーですから、前後輪を共に外す必要があります。
そしてそのための機材も前から用意していました。

結果はいかに・・・。
うまくいきました!
二人で50Kmを走って来ました。
詳細は ↓ のYou Tubeで!

http://www.youtube.com/watch?v=B5OiQUcNrlM&feature=mfu_in_order&list=UL

「たとえ病むとも」 (岩波現代文庫) 重兼 芳子2011年12月08日 21時08分51秒

たとえ病むとも
大腸がん、肝転移で死期を悟った作家が、自分の最後の日々を書き綴った随筆です。
本書は絶筆で終わっており、ページ数も普通の文庫本の半分くらいしかありません。
ですが、言葉の一つ一つがとても輝いています。
もちろん文章が上手(芥川賞作家だから当たり前)という意味もありますが、神への帰依を心の中に抱いた純真な透明感みたいなものも感じます。

あまり有名な本ではないかもしれませんが、隠れた名著です。
長く記憶に残る作品です。

人はいずれ必ず命が果てます。
その原因は、「がん」か「脳卒中」か「心筋梗塞」です。
ぼくは「がん」がいいな。
終末期になったらゆっくりと人生の整理をつけたいと思います。
「脳卒中」や「心筋梗塞」ではそうはいきませんからね。

はい、「あーん」して!2011年12月09日 21時21分06秒

手賀沼サイクリングロードを夫婦で50Km走ったのは、本当に楽しい経験でした。
できれば年に10回くらいは行きたいものです。
さて、そのサイクリングですが、「信号無し」「ほぼ無風」「坂、ほぼ無し」という好条件にもかかわらず、やはりスピードが上がりませんでした。
実はこれにはけっこうショックを受けました。

なぜ速く走れないのでしょうか?
あの日、サイクリングロードを走っていたローディーの中でぼくは最も遅かったでしょう。
まあ、高齢だし。

そこで自分なりに遅い理由を考えました。
1 体重過多
2 フォームが悪い
3 1と2の複合

体重が重すぎるのは言うまでもありません。
現在(と言うかこれまでずっと)減量中です。
先日、ここで紹介したYou Tubeの動画を見ると、家内のフォームの方が格段に良いことが分かります。
彼女は肩甲骨が開いており、腕が充分に伸びている。
だから肘がくの字に曲がっていて、猫背になり上体が沈んでいる。
一方ぼくは、腕を突っ張ってハンドルに寄りかかっている姿勢で、上半身は背筋が伸びて板のよう。
顔の位置が高く、ハンドルから遠く離れている。
これでは風を正面からまともに受けるので空気抵抗も大きくなります。

なぜ猫背になれないのか?
理由は
1 肥満だから腹と太ももが干渉するので、丸まれない
2 自転車小さい

2に関しては自転車を買った時に言われたんですよね、お店のお兄さんに。
「ま、最初はまったり走りましょ」とかって。
ぼくにとってロードバイクは充分に前傾がきついと思っていましたから、「まったり」の意味が分からなかったけど、どうやらそういうことなのかな。
1に関してはとにかく無駄な脂肪を落として一石二鳥、三鳥、四鳥を目指さなければなりません。

良いフォームで走るためには、「ボディーブローを食らって、うっと上半身が浮いた姿勢のイメージで」と技術書にはあります。
家内はそれが実践できると言いますが、ぼくはどうもそれが。
それよりも顔をハンドルに近づけようと考えると姿勢が良くなるようです。
これは診察の時に、お子さんの咽(のど)を覗き込む時の姿勢ではないか。
ちょっとこの姿勢を意識して走ってみよう。

うまくいかなかったら、自転車を買い直そう。
冗談です。

サドルを20mm後退させる2011年12月10日 20時47分17秒

今日はローラー台で、自分のフォームを綿密にチェックしながらペダルを漕ぎました。
前傾を作って肘をくの字に曲げて。
そうすると気がついたことが二つ。

1 肘をくの字に曲げて上半身を支える筋力が、ぼくにはちょっと足りない。

もともとぼくはラグビーをやっていた頃から腕の力が弱かったんです。
相手が持っている(抱えている)ボールを、もぎり取ることを「ぎる」と言いますが、ぼくは「ぎる」ことに関しては誰にも勝ったことがありませんでした。
ですからもっと腕力をつけないと、自転車のスピードを上げることはできないと思います。

2 やはり自転車が小さい。
小さいというのは、トップチューブ長が短い。
だから前傾を取るとどうしても窮屈になって苦しくなる。
苦しくなれば、そのフォームから逃れたくなります。

ぼくの友人H君が、ロードランナーを買った時、ぼくは彼の自宅に押しかけて動画を撮影しています。
それを見てみると、彼はあまり猫背ではありませんが、上半身が45°くらいに寝ています。
内股でバイクを挟み込むように漕いでいて、実に決まっています。
最初にロードに乗った時の彼のフォームは、現時点のぼくを上回っています。

ぼくのRokhのトップチューブ長が短いならば、これを解決する一番簡単な方法として、サドルを後退させるという手があります。
家内に相談すると、四の五の言わず行動あるのみと、素早く六角レンチを握ってサドルを緩め始めました。

後退できる限度は20mm。
こうすると、相対的にペダルが前へ行きますから、前に向かって蹴る感じになります。
だけどぼくはビンディングを使っていないので、「引く」力は無いし、ラグビーで鍛えたキックする力はけっこうあります。

この状態でRokhを漕いでみると、あ! 良いじゃんって感じです。
否が応でも前傾になるし、またその姿勢があまり苦じゃない。
家内に動画を撮ってもらいましたが、格段にフォームが良くなっているように見えます。
明日からこれで走ってみよう。
これがうまくいかなかったら、ステムを少し伸ばすしかないかな。