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2012年の目標2012年01月02日 09時00分06秒

FBに2012年の目標を以下のように書きました。

1 体重を3.4Kg落とす。
2 自転車平均速度25Km/h達成。
3 春の房総サイクリング成功。
4 文学新人賞への応募。
5 写真撮影の旅に出る。

1について補足すると、2011年の5月に自転車を始めて、大晦日までに6.6Kg体重が減りました。
あと3.4Kgで合計10Kgになります。
そうなれば、きっと坂も少しは楽に登れることでしょう。

4に関しても補足。講談社さんからこれまでノンフィクションを3冊出させて頂きましたが、4冊目があるかと言われればまったく分かりません。
いえ、おそらく「無い」と予測します。
本を出版してそれなりのヒットを続けない限り、「その次」はないのです。
では、もし自分が書きたい!と思っているテーマがあったらどうするか? 
それは「新人賞」に応募すればいいのです。
去年は「オール読物」の二次予選までいきましたから、今年もなにかを「応募」したいと思っています。
そうです、ぼくの目標は「受賞」ではなく「応募」です。

5の補足。うちの家族は大変仲良しですが、それぞれが年齢を重ね、行動の仕方が少しずつ異なってきました。
たとえば、僕一人で写真を撮りに一泊くらいの旅行に出てもいいかなと、具体的ではありませんが、そういうことも考え始めました。
目標に掲げましたが、果たしてどうなるか??

クリニックの方は、愚直でいいから、一人ひとり丁寧に診察していこうと思っています。
ごく普通の医療を行うのが最も大事だと、その信念はずっと変わっていません。

テレビの未来と可能性2012年01月03日 18時14分58秒

さて、皆さんはどんなお正月をお過ごしでしょうか?
ぼくは相変わらず、ベジタリアンな生活で自転車を漕ぎ、PCに向かって仕事も趣味も行っています。

ただ、ちょっと違うのはテレビです。

我が家では原則的にテレビは観ません。
例外は次女が観る「名探偵コナン」くらい。
あとは大きなニュースやイベントがあれば、テレビ中継をみることがあります。

でもさすがにお正月休みとあって、子ども達は「面白い」番組を観たいようです。
で、ぼくも観ました。

するとね、一つの番組の中に次のコーナーを予告するような「予告編」というか「煽り」というか、そういうものが出てくるんです。
それが何度も何度も。
そして場面が盛り上がると必ずCM。
そしてCMが終わると、CM前の映像がまた流される。

こういう繰り返しが何度も続く。
どういうことでしょうか、これは??

ぼくはこれまでに三度テレビに短時間「出演」したことがあります。
その影響力のすごさもよく知っています。
テレビという文化を否定しようなんていう気は全然ありません。

だけどね、ああいった「繰り返し」放映って、やっぱり観ていてどうなのかなあ?と思ってしまいます。
5時間のスペシャル番組と言っても、中身は4時間半くらいなんじゃないでしょうか?
もちろん現場のプロデューサーやディレクターの意向ではないでしょう。
局の偉い人の考え方なんでしょう。
だけど、むしろテレビを切ってしまう人の方が多かったりしませんか??

「家政婦のミタ」というドラマは、ぼくは観たことはないのですが、良質な脚本と演出だったのではないでしょうか?
そういう方向がテレビの生きる道であり、未来なのではないかと、お節介ながらぼくは考えてしまいます。

ぼくがお世話になったTBSのKさんや、日本テレビのKさん。
今でも縁は切れていません。
ぜひ、良質な番組を作って欲しいと思います。
彼らはそういうことのできる人たちでした。若いし。

ぼくが初めて講談社から本を作った時、担当部署の部長さんが「良い本を作りましょう」と言ったのが忘れられません。
そういう台詞ってけっこう照れてしまって言えないものです。
ぼくらも「良い医療をしよう!」とか言わないし。

テレビを善悪二元で論じても意味がありません。
なぜならば、テレビはツールだからです。
ツールを使って良い物を世の中に送り出して下さいね。
TBSと日本テレビの二人のKさん、期待しています。

「ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記」 (新潮文庫)小林 和彦2012年01月04日 17時00分43秒

ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記
傑作だと思います。
ノンフィクションが目指すもの中の一つ、それは人間を描くことです。
人間を描く、それにはいくつもの「方法」や「語り口」や「視点」があるでしょう。
この本は、統合失調症(昔でいう精神分裂病)を患った筆者が、「発狂」した時の精神状況を中心に、自分の内なる世界を詳細に描ききっています。
この描写は実に見事としか言いようがありません。

(ただし、ここまでの文章を書ける人が、本当に統合失調症という病名でいいのかは、ちょっと置いておく)

精神を患っていようが、正常であろうが、ここまで自分自身の精神世界を深く書けるなんて、希有なるノンフィクションだと思います。

何かの文学賞を受賞するのではないかと思ってしまいます。
「人の心」に興味のある方は、ぜひ読んで下さい。
ただし、印刷が追いついていないのか、なかなか入手困難です。

ぼくの万年筆2012年01月06日 19時53分17秒

パーカー
先日ここで、ラミーの万年筆を紹介しました。
今日はさらに、あと2本を紹介しましょう。
まずはパーカー。
大学を辞める時に友人にもらった記念の贈り物です。
こういった友人がいるというのは、本当に有り難いものです。

書き味はシャープ。
いかにも万年筆といった感じです。

もう一本2012年01月06日 19時58分14秒

モンブラン
もう一本はモンブランです。
これはかなり高価な万年筆です。
その書き心地は、まるで毛筆。
使ってみない限り、ちょっとこの素晴らしさは理解できないかもしれません。

この一本もクリニックを始めた時に友人から贈られたもの。
現在のぼくの宝物です。

額に収めると2012年01月07日 19時35分57秒

額
額に収めるとこんな感じになります。
一見立派な額に見えますが、ぼくが買うくらいですから、びっくりするくらい低価格です。
今日のところは、ライブラリー・ルームのテーブルの上に置いてありますが、Amazonで注文したフックが届いたら、ぼくの書斎の壁に吊す予定です。

ちなみに写真はキャノンの安いプリンターでプリントしたものと、カメラのキタムラでプリントしたものが混ざっています。
この画面からは識別不可能と思いますが、直に見ると、やはりプロショットで焼いたプリントは比べものにならないくらい綺麗です。

「日本語ぽこりぽこり」(小学館)アーサー・ビナード2012年01月08日 22時43分13秒

日本語ぽこりぽこり
第21回講談社エッセイ賞受賞作です。
読む前は、日本と母国のギャップ、あるいは日本語と母語のギャップの面白さを書いた本かと思っていました。
たとえば、「日本人の英語」(岩波新書・マーク・ピーターセン)のような。

ま、そういう部分もいくつかあったし、日本語での軽妙な駄洒落も数々ありますが、要は「日本語」が面白いのではなく、アーサー・ビナードさんが考えていることが面白いのです。

人間ってものを思考する時に言語を使いますが、その一段階前では「ガス状」の感覚みたいなものから思考を起こすのだと思います。
その形無きものが、アーサー・ビナードさんは面白く、センスが良いのです。
この本では、その無形の気体を日本語で固めただけ。
イタリア語で書いても同じように面白い本が書けるでしょう。

エッセイってけっこう難しいんですよね。
自分だけが面白がってしまったりするから。
でも本書は傑作。
受賞して当然の一作です。

成熟する家族2012年01月09日 23時31分23秒

今日の休日は、我が家が始まって以来の一日だったかもしれません。

長女はクラブ活動のために学校へ。

家内はその長女と昼前に学校で待ち合わせ、東京へ買い物へ。

次女はクラスの友人と公園へ遊びに出かけ・・・・
残るは、ぼく一人。

自宅に鍵をかけて20Kmほど、自転車を走らせました。

成熟する家族。
それは嬉しい。
でも、寂しい。

なんのために働いて、そして休日があるのか分からなくなってしまう。
こうやって元気が無くなると、その足りなくなった分を補ってくれるのは、クリニックに来る子ども達なんです。

考えてみれば、ぼくもずいぶん甘い仕事をしているものです。

今から10年前、ぼくは脳動脈瘤に倒れ、そして今に至っているけど、やっぱりあの時が「花」だったかな。
睡眠時間が毎日3、4時間でも、1年間に360日くらい働いても、そういうライフスタイルがぼくに合っているのかな。

やはり、病気せず、あのまま大学に残りたかったな。

リコーからのメール2012年01月11日 21時25分49秒

シャンデリア
リコーからメールが来ました。
何かと思って開いてみると、「とっておきPhoto」の募集です。
つまり自慢の一枚を応募するわけですね。

これは早速挑戦しようと思い、今までGRD4で撮影した写真をすべて見返してみました。
何枚か気に入ったものがあります。
しかしその写真には「欠点」も見えます。

では、一番気に入った「万年筆」の写真をもう少し見栄え良く撮影してやろうと思い、照明などを工夫し、撮影条件をいろいろと変えて、40枚以上シャッターを切りました。

ところが何と、良い写真は一枚もありません。
それどころか、GRD4を買ったばかりで性能もちゃんと理解していなかった時に撮った写真の方が良かったりします。

いや、これはね、何だろう。
写真というのは「出会い」なんですね。
一瞬の間合いが絶妙の映像に結晶するんですね。
ある意味、偶然かもしれない。
でもプロのカメラマンという職種が存在しているのだから、良い写真は必然の偶然なのかも。

とにかく写真というのは奥が深いというのが、改めて分かりました。
で、応募した写真はと言うと・・・・それは秘密。
代わりに別の写真をアップしておきましょう。

眠るのは難しい2012年01月12日 23時36分59秒

ぼくの不眠症は年季が入っていますが、最近、特に調子がよろしくありません。
それは数日前に午前2時まで仕事をしていたため。

そうすると寝不足になりますから、疲れる。
疲れると、眠れなくなる。
眠れないと、さらに疲れがたまる。

この悪循環です。

で、世の中にはその一方で、「寝溜め」ができる人がいます。
だけどぼくはダメ。
どんなに疲れていても、どれほど睡眠不足が続いていても、日曜日などにうっかり睡眠時間が8時間を越えると大変なことになります。
それは何かと言うと、頭痛なんです。
8時間以上眠ると必ず頭痛が起きます。
これはもう100%間違いなく発症します。

だからね、本当に眠るって難しいなと思います。

え? 睡眠薬? それはちょっと恥ずかしいのであまり話したくありません。
この手の薬は、ぼくはかなり詳しいですよ。