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堂々、完成! 感動の大河ドラマ2011年11月01日 23時53分20秒

動画を編集して「映画」を完成させました。

http://www.youtube.com/watch?v=jilt6NHvx2E

前日、ブログに書いた「予告編」に続く「本編」です。
BGMには最初、レッチリの「アラウンド・ザ・ワールド」を使用しました。
これが実に決まっていたのですが、著作権の問題でYou Tubeにはアップできない。
いえ、正確に言うと、曲が削除されてしまうのです。

そこで思いついたのが、Yesの「ロンリー・ハート」。
このロックも実にカッコいいですよね。

実はその他にも、QueenやDeep Purple、Led Zeppelinなどを試したのですが、ばっちり決まったのは、上記の2曲だったという訳です。

タイトルは「50歳を前にして夫婦で挑戦するピナレロRokh 2012」です。
2分19秒の動画ですから、ぜひ、上のURLをクリニックして見てください。

日本人は美しくない2011年11月02日 22時23分54秒

大震災の時に、日本では略奪が起きないとか、行列にきちんと並んでいるとか、日本の公共心を賛美する記事が海外から多く寄せられました。
ま、確かに相対的にはそうかもしれませんが、日本人はそれほど立派な民族ではありません。

ぼくは出勤に際して、「桜木」「都賀」を通って「みつわ台」へ自家用車で通っているのですが、渋滞した直進レーンに「ずるこみ」するため、右折レーンを走ってきて交差点の直前で強引に左へ割り込む車を、ほとんど毎朝見かけます。
時々同じ車を見かけることもあります。

車だけではありません。
横断歩道で堂々と信号無視をする人。
右側を走る自転車。
ケータイで話をしながら運転する自転車。
二人乗り自転車、並列して走る自転車。

こういった人間は全部、法律違反です。
周囲に危険をまき散らしていますから、形式犯ではありません。
平気で法を破る人間に毎朝、何人も出会います。
こういった人間が、大震災に巻き込まれたら、急に道徳的になるなんてことは「絶対に」ありません。

こんな連中は列に「ずるこみ」するだろうし、「かっぱらい」もするだろうし、もしかしたら白昼堂々と「略奪」するかもしれません。

現に福島の避難区域の家々では何が起きていますか?

しかし、「桜木」「都賀」の一帯をなぜ警察は取り締まらないのか?
ぼくは19年間、「亥鼻」の大学病院に通いましたが、あちら方面は法律違反はあまりなかった。
こっちは、国道などの幹線道路、京葉高速道路、JRの駅など、交通の往来が多いせいでしょうか。

ぼくは、可能ならば64歳くらいでクリニックをやめて引退したいのですが、その理由の一つは、毎朝、マナー破り・法律無視を必ず見せつけられるので、「みつわ台」へ向かうと憂鬱になるからです。

ケータイを読みながら歩道を走っている自転車乗りを見ると、ぼくは気分が悪くなって吐きそうになります。
血圧も上がって、くも膜下出血で運転中に死ぬかもしれませんね。

片貝海岸まで走る2011年11月03日 14時57分22秒

今日の地図
なんとか海まで走りたいと思い、Googleマップを睨みながら、いろいろとルートを考えて来ました。

東金街道か大網街道が最も単純なんですが、交通量が激しく、路肩が狭いことからこのルートは無理。
で、東金街道に並行して走る道を見付けました。
それがどんな道なのかは、それこそ「未知」。
道路の幅はあまり広くないようなので、交通量はそれ程多くないでしょう。
とにかく行ってみないと分からない。
冬に向かって季節は進みますから、行くならば今のうちです。

で、今朝、行きました。

東金道路に並行する裏道は、実にひどい悪路でした。
車が少ないのが救いでしたが、路面がひび割れて、まるで石畳のよう。
それが何キロも続きます。
そして激しい下り坂。
「11%」という標識を見た時はもう帰ろうかと思いましたが、思い切って進みました。
すると今度は「14%」の下り。
帰路で、上がれなければ、自転車を押して登ってもいい。
どうせオレは老人の初心者だ。
そう開き直って裏道を抜けました。

ここで迷子に。
こんな時はiPhoneのGPSが役に立ちます。
進行方向を調整して再出発。
東金市に入ると、路肩が狭い上に車が非常に多い。
こういう状態が延々と何キロも。
だけど基本的に、車の運転手さんは自転車に優しい。
たまに猛スピードでぼくの右肩あたりを追い越し行く車もありますが、たいていは距離を開けてそっと抜いて行ってくれます。

そして片貝海岸に到着。
家内が作ってくれた塩お握りを頬張る。
うまい。元気が沸く。
ちょっとだけ尿意を感じ、迷いましたがトイレへ行きました。
自転車をほとんど建物の中まで入れるようにして。
だけど尿はほんのわずか。

さて帰路です。
足が軽い。
東金市の中心部では行きの時と同じように、車が多く警官も多数出ています。
赤信号で駐まった時に尋ねてみると、「産業祭」という地元のイベントだそうです。
なるほど。
普段の日曜日ならば、もっと交通量は少ないのかもしれません。

東金市を抜けて、自転車は左へ大きくカーブ。路肩が狭く、車も多い。
左へカーブということは、前方は何も見えないということです。
と、その時!
目の前に中学生のママチャリが正面から突っ込んできます。
急ブレーキをかけてぼくは右に逃げる。
その瞬間、車がぼくの右肩を通過。
中学生はサーっと走って行く。

「こら、坊主、待ちなさい。君は道路交通法を知っているかね? 自転車は車道の左を走るのだぞ!」
と言う間もなく消え去って行きました。

そして、例の裏道へ。
11%と14%の坂は、結局は大したことはありませんでした。
坂の前後にアップダウンの起伏があるので、登りもギヤを落としてクリア。

53Kmを過ぎたあたりからは、車が少なく快適に走ることができます。
家までもう少し。
だけどその思いが油断になったのか、60Kmくらいから急に力が入らなくなってきました。
(今から考えると)エネルギー切れになりかかっていたのでしょう。

だけどようやく、我が町へ。
あと500メートルで自宅。
と、その時!
目の前に熟年女性がママチャリで現れ、意味もなく急ブレーキで停車!
ぼくも駐まるか、右にふくらむか一瞬迷ったのですが、ぼくの右耳には背後からの車のエンジン音が。
で、無理して急ブレーキ。
前へぽんっと両足で着地するべきなのですが、バランスを崩して左足をつま先立ちで伸ばす形で停車。
激しくふくらはぎと足の裏がひきつる感覚。

あぶなく肉離れを再発させるところでした。

結局、自転車乗りの敵はママチャリということですね。
車のドライバーが、自転車を敵視するのも分かります。

走行距離、約67Km。
消費カロリー、1940Kcalでした。

海まで走るのは、自転車を始めた時からのささやかな夢でしたから、ちょっと嬉しいです。

昨日の写真2011年11月04日 23時05分19秒

片貝海岸で


片貝海岸で塩お握りを頬張った後の1枚。

サイクルモード 2011 に行く2011年11月06日 21時25分15秒

COLNAGO
家内と二人で幕張メッセに出かけました。
自転車の展示ショー「サイクルモード2011」のためです。
これは「モーターショー」の自転車版というところでしょう。

10時開場とのことですので、9時50分頃にメッセに到着してみると、すでに入場待ちの長蛇の列ができています。
その長さは相当なものでした。
列の最後に並びましたが、ぼくらの後にも大行列が。

結局、会場内に入ることができたのは10時20分でした。
ですが入ってみると、中が大変広いせいか、それ程大混雑という訳ではありませんでした。
じっくりと展示品を観ることができたし、写真もたくさん撮影できました。

一番印象的だったのは、「Giant」「Specialized」「Cannondale」という最もメジャーなメーカーがこの展示会に参加していないことでした。
どんな理由や利害関係があるのか知りませんが、ファンの心を理解できない会社とは実に悲しいものです。

そんな中、最も良かった展示は「Colnago」です。
イタリア車の華麗な色彩と造形は、観るものを圧倒します。
ちょっとこれは実力の無い人間には乗れませんね。

サイクルモードは、いろいろな自転車を試乗できることが「売り」なのですが、結局それはしませんでした。
ぼくのささやかな経験では、自転車って数キロくらい走らないと、その真価が分からないので。
楽しむにはいいかと思いますが。

1時間半ほど歩き回って、さすがに足が疲れました。
だけど大変楽しい時間を過ごしました。
来年もまた行こうっと。

友人・知人にメール、FB2011年11月08日 19時08分36秒

拙著、第三作「がんを生きる子」。
発売日が決まり、カバーデザインの画像が講談社さんから送られてきたので、友人や知人にお知らせしました。
メールを使い、そしてFacebook(FB)を使い。
その数は正確には数えていませんが、おそらく100は軽く超えているでしょう。

FBは、そこからさらに拡散していきますから、その効果は計り知れません。

友とは本当にありがたいもので、早速20人くらいの人がアマゾンなどで予約を入れてくれました。
その結果、今朝のアマゾンでは本のランキング3000位くらいになっていました。

うう。泣く。
嬉しいじゃあ、ないですか?

近いうちに、告知のポスターを作って、クリニックの中でも掲示して宣伝しましょう。

「書くことが思いつかない人のための文章教室」 (幻冬舎新書) 近藤 勝重2011年11月09日 20時35分51秒

書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)
先日読んだ黒木先生の「知的文章とプレゼンテーション」という本には、人の知性に「文系」も「理系」もない、みたいなことが書かれていました、その説は面白いと思うものの、ぼくには賛同できない部分があります。
黒木先生の文章は典型的な「理系」頭脳の文章だし、本書の近藤さんの文章は「文系」そのものの書き方です。

この本は、どう書くかということを述べています。
うなずける部分も非常に多い。
そして近藤さん自身の文章はとてもうまいと思います。
だけど、ではなぜ、そういう文章が書けるかという解析が弱いと思います。
これが「文系」なんです。

名文家という人は実際にいて、実にうまい文章を書きます。
だけど、うまく書けちゃうから、その書ける理由が自分で分からないのではないでしょうか?
ですので、この本の一番よろしくない部分は、「読点」の打ち方です。
近藤さんは感覚で打っている。
そしてそれでよしとしていますが、ぼくにはものすごい違和感があります。
この辺りは悪い意味での「文系」で、なぜ、どこに「読点」を打つべきか、そしてどこに打ってはいけないかの理屈が欠けていました。

ぼくは、近藤さんみたいな天賦のセンスはありませんから、理屈で文章を書いていくことになるでしょうね。

ストレス解消して、いい医療!2011年11月10日 22時38分33秒

毎朝、ストレスを抱えて通勤していることを先日ここで書きました。
で、ふと、考えつきました。
通勤ルートを変えればいいのだと。

そう言えば、家内は都賀駅に出る時に裏道を使って大きく迂回して行きます。
あ、これだ。
早速その道を使い、「桜木」を避けてみると、まあ、何ていうことでしょうか。
渋滞は少ないし、法律違反の走行も見られません。
遠回りなんですけど、クリニックにはいつもより数分早く到着しました。
何で今までこれに気がつかなかったのでしょうか?
5年間くらい無用なストレスを抱えこんでいた訳ですね。
気分良く診療所に到着すれば、患者さんにもさらに集中力を高めて診療ができるというものです。

ストレスと言えば、このブログへのコメント欄を閉鎖してしばらく経ちます。
以前は友人・知人・患者さんなどから暖かいコメントをたくさんもらいました。
ところが1年に2〜3回、怖くなるようなコメントがくるんですね。
便所の落書きと同じです。

自分の名前は名乗らない。
悪口雑言罵詈讒謗の数々。
その言葉、全部まとめてその人に返してあげたいけど、匿名ですので対処のしようがありません。
なぜ匿名なのでしょうか?
答えは簡単です。自分の言っていることに全然自信がないか、自分の言っていることが間違っていると自覚しているのでしょう。

ですが、本当のことを言うと、本人がいくら匿名と思っていても、正確にはそうではありません。
ここにコメント付けるとIPアドレスが残るのです。
しかし、そういう便所の落書きを見ると、日本人とはちっとも美しい民族ではないとつくづく思います。

ま、そんな訳で、ここのコメント欄は閉鎖しました。
友人・知人との交流はfacebookで行っています。
患者さんと対話できなくなったのは正直淋しいけれど、この歳になって不要なストレスは抱えたくありません。

人間関係も同じです。
無理して、ぼくの人生に必要の無い人に合わせて生きて行く気持ちはありません。
人生の残り時間なんて後わずかです。
無用なものは切り捨てて、さっさと駆け抜けて行かなければ、後悔を抱えてあの世へ行くことになるでしょう。

「がんを生きる子」(講談社)は、こんな本2011年11月11日 22時36分45秒

前の2作と大きく違う点がふたつあります。
一つは長編ということ。そしてもう一つは、本の骨格が家族へのインタビューで成り立っているということです。
このインタビューは11カ月に及びました。

本作は、主人公の「ゆうき」ちゃんが生まれる9年前に話が始まります。
家族の歴史がスタートし、「ゆうき」は3歳で大腿の横紋筋肉腫(小児がん)に冒されます。
骨に転移をしたがんを治すため、壮絶な治療が行われます。
この辺りの記述は家族の側から視点と、ぼくの視点と両方から描かれます。
そして、命と引き換えに「ゆうき」は肢体不自由の障害者となるのですが、家族は学校と力を合わせて、その障害に立ち向かっていくという闘病記です。
最後の方は、もうぼくの手を離れるので、ぼくはあまり登場しません。
およそ20年の家族の歴史を描いたことになります。

技術的なことを言えば、元の原稿の不要な部分を削りに削りました。
最終的には、一つの言葉、一つの文字に拘って本を完成させました。

本を書くのはこれで最後、そういうつもりで書きましたから、最後の最後まで神経を集中して推敲しました。
渾身の一作です。
これまでのぼくの本の中で明らかに完成度の高い作品に仕上がったと思っています。

「家族」とは「生きる」とは「人生を選択する」とは、どういうことなのか、「何かを得るために、何を失う」とはどういうことなのかを丁寧に描いたつもりです。

ぜひ、読んでみてください。
256ページで、1575円(税込み)です。
予約できます。

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062173506/gansenka-1-22/ref=nosim

装画は、お気づきの人も多いとおもいますが、いわさきちひろ様です。