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「書くことが思いつかない人のための文章教室」 (幻冬舎新書) 近藤 勝重2011年11月09日 20時35分51秒

書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)
先日読んだ黒木先生の「知的文章とプレゼンテーション」という本には、人の知性に「文系」も「理系」もない、みたいなことが書かれていました、その説は面白いと思うものの、ぼくには賛同できない部分があります。
黒木先生の文章は典型的な「理系」頭脳の文章だし、本書の近藤さんの文章は「文系」そのものの書き方です。

この本は、どう書くかということを述べています。
うなずける部分も非常に多い。
そして近藤さん自身の文章はとてもうまいと思います。
だけど、ではなぜ、そういう文章が書けるかという解析が弱いと思います。
これが「文系」なんです。

名文家という人は実際にいて、実にうまい文章を書きます。
だけど、うまく書けちゃうから、その書ける理由が自分で分からないのではないでしょうか?
ですので、この本の一番よろしくない部分は、「読点」の打ち方です。
近藤さんは感覚で打っている。
そしてそれでよしとしていますが、ぼくにはものすごい違和感があります。
この辺りは悪い意味での「文系」で、なぜ、どこに「読点」を打つべきか、そしてどこに打ってはいけないかの理屈が欠けていました。

ぼくは、近藤さんみたいな天賦のセンスはありませんから、理屈で文章を書いていくことになるでしょうね。

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