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100人越えた2009年07月16日 23時19分49秒

7月の真夏日に、クリニックは100人を越える患者さんがお見えでした。
喘息のお子さんはあまりいなくて、ほとんどが風邪です。
「熱カゼ」「熱+咳カゼ」「熱+下痢カゼ」。
暑さのせいもあるのでしょう。
本当に発熱しているお子さんが多い。
まるで真冬のクリニックみたいです。

先日、抗生剤の話をブログに書いたせいではないでしょうが、今日は4人のママから「あのー、抗生剤は要らないんでしょうか?」と聞かれました。

「そんなもん必要ありません!」
などとは当然言わず、なぜ抗生剤が必要ないかを丁寧に説明しました。
みなさん、納得したような表情で帰っていきました。

僕は常に、自分の子どもだったらどうするかを考えます。
僕には二人の娘がいて、二人とも人並みに風邪を引いたり、高熱を出したりしますが、抗生剤は使ったことはありません。
治りますよ、それでもちゃんと。

しかしこの時期に100人を越えるとは、一体どうなっているのでしょうか?
僕のお昼休みは10分しかありませんでした。

100人を越えたと言えば、自民党の両院議員総会の開催に必要な署名が128人を越えたとニュースになっていました。

報道ステーションを見ていたら、時事通信の田崎史郎さんが興味深いコメントをしていました。
組織というのは外に敵を見る時は強い。
しかし内側に敵を見ると、組織は壊れて行くのだそうです。
要するには、組織が窮地に立たされた時に、責任のなすり合いがはじまり、本来味方であるその仲間が真の敵に見えてくる訳です。
田崎さんは竹下派分裂を間近で見てきたからそれが分かるのですね。

竹下派分裂の中心にいたのは小沢さんです。
彼はそのことを知り尽くしているのでしょう。
民主党は、自民党の内ゲバをただ黙って見ています。
これこそが最高の戦略です。
麻生降ろしの果てに、結局、麻生さんのままで総選挙に突入するというのが小沢さんの描いたシナリオではないでしょうか?

田崎さんの解説によれば、麻生さんは結局、逃げている訳です。両院議員総会から。
そこで吊るし上げられるのが怖いのですね。

小泉純一郎さんが面白いことを言っていました。
「チャンスじゃないか! 議員にも、国民にも自分のメッセージを伝えられるじゃないか!」
うーん、なるほど。
この人の胆力とか、政局の勘は本当にたいしたものだと思います。