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6月は忙しい2008年07月03日 19時39分50秒

1年間を通じてクリニックが混むのは、3月、6月、10月、11月、12月というのが僕の印象です。
10月から12月はインフルエンザの予防接種もありますから、1日の来院患者数が100人を越えることは珍しくありません。

6月が混むというとみなさんは意外に思うかもしれませんが、春休みから時間が経過して集団生活が深まっていますから、感染症が多い。そして喘息。
ところが今年は喘息発作が昨年に比べると数分の一ではないでしょうか??
その代わりと言っては何ですが、「発熱のみ」「長引く咳」「下痢」のお子さんが多数お見えです。
結局、6月にお見えになった患者さんは1430人くらい。
行列のできるクリニックから見れば、たいした数では無いと思いますが、僕としてはここらあたりが体力の限界。
僕には見切れない患者さんは、大学の小児科や小児外科、そしてこども病院にお願いしている状態です。

今、うちのクリニックの診察券番号は3700くらいですが、これだけの患者さんを診れば、そろそろ確率的に「小児がん」に出会うのではと思っています。
胆道拡張症は昨年に一発で診断を付けましたから、今度は悪性疾患でしょうかね。
自分の専門分野ですから、これは絶対に見過ごしたくありません。
だからと言って、「羹に懲りてなますを吹く」のも嫌ですから、ここが難しいところですね。
まあ、一人一人丁寧に診察しましょう。