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売れなかったらどうしよう?2008年06月01日 12時36分42秒

山積みの命のカレンダー
モノレールとJRを乗り継いで、千葉駅まで行ってきました。
駅前のそごうの中に入っている三省堂が目的です。
というのは、とある情報から、三省堂で僕の『命のカレンダー』が手に入るということを聞いたからです。
新刊コーナーか、医療ノンフィクション・コーナーにひっそりと1冊、棚に収まっているんでしょうか?
店に入って最初に目に入るのが新刊を山積みにしている所。
ここは関係ないでしょう、、、て、
おお! なんと僕の本が積み上げられているではないですか!?
15冊くらいありますぞ!
心臓がドキドキします。
念のため、医療ノンフィクションのコーナーへ。
お! ここにも10冊くらい積まれています!
なんと『余命1ヶ月の花嫁』の隣です。

し、しかし、こんなに大々的に売り出して全然売れなかったらどうしよう?
講談社の人、怒っちゃうかな?
返品の山になったりして。
「出版は失敗でしたね」なーんて言われたりして。
こうなったら、行き交う人たちに買ってもらえるように「念」を送りましょう。

あ、1冊売れました!

さらばSさん2008年06月02日 19時54分42秒

余命1ヶ月の花嫁の隣
講談社の編集者、若くて美人で知的なSさんが、編集部から他の部署へ異動になるそうです。
今夕、その報せを聞いて、本当にがっくりしました。
『命のカレンダー』は、言ってみれば、僕とSさんの共同作品です。
そのSさんがいなくなると、この本がこの後、どのように育ってくれるのか、本当に不安になります。
しかし、、、。
まあ、一期一会だったということでしょう

講談社と僕との間を取り持ってくれたのは、毎日新聞の藤原君。
彼の新聞記者生活はほとんどが海外。
ところが、日本に帰ってきたわずかな期間に、そういうチャンスを僕に与えてくれました。
そして講談社のSさんだって、ちょうどタイミングよく、僕の本作りに関わってくれました。
こういった人の巡り合わせに、僕は昔から強烈な運の強さを持っています。
僕が人に自慢できるのは、この、人との巡り合わせの強運だけかもしれません。

藤原君はイタリアに異動となり、再会は5年後。Sさんとは一緒に仕事をする機会は今後無くなるかもしれません。
しかし、しかし、いつかまた会うでしょう。
Sさん、お元気で。この感謝の念は一生忘れません。

『命のカレンダー』が、『余命1ヶ月の花嫁』に負けないくらい多くの人の心をとらえてくれるように、昨日撮影した写真を載せておきますね。

日経新聞に載ります2008年06月03日 22時22分22秒

げげげの女房の隣
さっき講談社のSさんから連絡があって、『命のカレンダー』は6月8日(日)の日経新聞の朝刊に広告が出るそうです。

聞いたところ、講談社の販売部の話では、男性からけっこう評価が高いそうです。手術の場面とかの臨場感が男性読者にも受けていると。
なので、新聞広告は敢えて男性をターゲットに日経新聞を選んだそうです。
そうですか、では、8日の朝は駅へ走りましょう。

ところで、本のほうは、けっこう小さな本屋でも手に入る状態になってきました。
今朝、家内が近所の本屋で平積みになっている『命のカレンダー』を見つけました。
さすがに嬉しかったそうですよ。
でも、『ゲゲゲの女房』の隣って、、どうよ?

健診に行ってきました2008年06月04日 19時20分05秒

みつわ台のややはずれに源小学校というこじんまりとした小学校があります。
僕はこの学校の学校医になっています。
今日はその健診の日。
各学年が1クラスずつ。朝から始めてお昼まで、ゆっくりと診察を行いました。
生徒一人一人がとても礼儀正しく、とても感じの良い学校でした。
限られた時間の健診でできることは何だろうかと、少し戸惑う部分もあるのですが、聴診は丁寧にやりました。

開業医仲間の話を聞いていると、こういった学校医を複数引き受けている先生がたくさんいます。
地域医療を支える義務感からでしょう。
しかし、僕の場合は、毎月1回の大学病院での診療(これは無報酬のボランティア)がありますから、これ以上、学校医や園医をお受けすることはできません。
今後、仮に依頼があってもお断りすることになるでしょう。

明日もまた生きていこう2008年06月05日 19時11分26秒

明日もまた
今朝、家内が近所の長崎屋さんへ行ったら、新刊コーナーに『命のカレンダー』が平積みされていたそうです。
で、早速、写メール。
ふと気付くと、ここでも『命のカレンダー』は、『明日もまた生きていこう』の隣です。
どこの本屋でも同じぐあい。
なぜでしょう?
発売日が一週間ほどしか違わなくて、内容が共に命を扱っているからでしょうか?
しかし、向こうは著名なバレーボール選手の作品。
僕は完全な無名の市井の開業医ですから、注目度は全然違うでしょうね。
売り上げも桁違いかもしれませんね。
でも、こっちだって良い本ですよ。

ゴールデン・サークル2008年06月06日 20時22分39秒

ジャズに名曲無し、名演ありと言いますが、本当にそう思います。

僕がエリック・ドルフィーと並んで好きなのが、オーネット・コールマン。
この人のライブ・アルバム『ゴールデン・サークル』は、最高の一枚です。
通常盤に加えて先日、高音質盤も買いましたが、こちらにはボーナス・トラックが入っています。
1曲目と2曲目の別テイクが、それぞれ録音されているのですね。
ところがこれが、「本テイク」と「別テイク」では、まるで全然別の曲。
最初のテーマは同じなのですが、アドリブに入ると全然違った音楽が展開していきます。
こうなると同じ曲だとは思えません。
つまりジャズを聴いて良いなあと思う時は、曲が良いのではなく、演奏が良いということになります。

しかし、何でこんなことができるんでしょう?
プロのジャズ演奏家の脳の構造は一体どうなっているのか、誰かに文学的に説明して欲しいと思います。

1冊ひっそり2008年06月07日 19時35分12秒

1冊だけ
蘇我のアリオさんへ行きました。
ここにはくまざわ書店が入っていて、かなり大きな本屋ですから『命のカレンダー』も平積みになっているのでは、、、。
ところが、案に反して平積みコーナーには僕の本はありません。
新刊書のコーナーを見ると、1冊だけひっそりと置かれていました。
まあ、これが普通の姿ですよね。
そごうの三省堂みたいに10数冊が平積みになっているのが、例外なんでしょう。
記念に写メールしておきました。

さて、発売からそろそろ1週間。
読みましたよという感想もぼちぼち聞かれ始めました。
今日は、診療中に患者さんからお願いされてサインもしましたし。

後輩の小児外科医、照井エレナ先生は、手術などの医療場面の臨場感が良かったと誉めてくれました。
同時に、女性読者にはちょっと読みづらい、もしくは、そういった場面を読み飛ばしてしまうのではないかという危惧を頂きました。
講談社内部でも、手術シーンの迫真性から男性読者に反応が良いのではないかという意見があり、明日の広告は三大新聞ではなくて、日経新聞に載ることになっています。
エレナ先生は、講談社のその判断はとてもよく分かると言っていました。
ちなみに、ご主人の照井慶太先生は、泣いて読めないそうです。
まあ、治療を行っていた当事者ですから、ちょっと感情が入り込んでなかなか読めないかも知れませんね。
僕だって涙を浮かべながら書いていましたから。

明治(薬品会社)のKさんからは、構成がすごく良くできていると誉めて頂きました。
うん、これはね、我ながらすごく良くできていると思いますよ。
この構成の妙は、僕と講談社のSさんの共同作業です。
いや、Sさんが考えたのかも知れませんね。
すごいですね、編集者っていう仕事は。

さて、明日の日経新聞の広告、みなさん、見て下さいね。

津田沼のTSUTAYAさん2008年06月08日 21時52分52秒

TSUTAYAさん
津田沼のモリシアの中のTSUTAYAさんに『命のカレンダー』が入荷されました。
大学病院時代、僕の患者だったR君のママがここで働いていて、本を入荷してくれたのです。
ここのお店が、他のお店の平積みと違っているのは、ごらんのようにPOPが立っていることです。
これは嬉しい。
こんな扱いをしてくれたのは、TSUTAYAさんが最初です。
どうです? 立派なものでしょう?

さて、今朝は家内の車で都賀駅まで行ってきました。
お、載っていますね。日経新聞。
この新聞の紹介はまた明日。

日経300万部2008年06月09日 19時29分40秒

日経新聞
昨日の日本経済新聞の朝刊に『命のカレンダー』の広告が載りました。
日経新聞といえば、読売・朝日・毎日に続く販売部数を誇る新聞です。
いえ、最近では毎日新聞とほとんど差がないと言います。
その販売部数はおよそ300万部。
ものすごく単純に言ってしまえば、昨日は、300万人に向かって『命のカレンダー』という本を宣伝したことになります。
僕が友人・知人のツテをたよって宣伝するのとは、まるで次元が違いますよね。
300万人のうちのほんの一握りでいいですから、本屋でこの本を手に取っていただけたら嬉しいです。

昨日のブログのコメント欄にも、見知らぬ人からとても有り難いコメントが届いています。
本は100人いれば、100の読み方がありますが、この本は何かを皆さんの心の中に残すと思います。
それが何かを知るためにもぜひ読んでみて下さい。

禿げが治った2008年06月10日 19時22分00秒

自分が「禿げる」タイプと気付いたのはいつごろのことであろうか?
自分の父親は、禿げてもおらず、また白髪も多くなく、年齢の割に髪の毛が多く黒い。
従って自分はそういうタイプであろうと、ぼんやり考えていた。
後輩の幸地先生(東京女子医大八千代医療センター・小児外科准教授)が、40歳になる前から、自分が禿げることを異様に気にしていたが、私は他人事と思っていた。
後輩の大塚先生(船橋中央病院外科)は、もし自分が少しでも禿げたらすぐにスキンヘッドにすると言い切っていた。
これまた、私は他人事として聞き流していた。

ところが2年ほど前であろうか、つまりクリニックを始める頃。
決して心労では無いと思うが、私の頭髪の生え際はシャープにM字になり始めた。
自分は「禿げる」タイプと思った最初である。
いいであろう、禿げも。
しかしまだ自分は若い。
禿げはいいが、若禿げは嫌だ。
そこで、薬用医薬品の増毛剤の無料お試しサンプルをM字に塗り始めた。
効果があれば、買おうと思ったのである。
ペタペタ、ペタペタ。
毎日塗った。いや、おでこを叩いた。
しかし。
毛は生えなかった。
この頃である。
クリニックのK嬢に、「僕ってブルース・ウイリス? それとも渡辺謙?」と聞いたのは。
もちろん、心中、渡辺謙という返事を期待していた。
ところが、返事はブルース・ウイリスであった。
私は落ち込んだ。

そして時は流れた。
あのまま行っていれば、今ごろブルース・ウイリスであろう。
ところが何と禿げが治ったのである。
確かに人は私をM字と呼ぶであろう。
しかし、シャープではない。
平凡なM字である。
私は禿げを克服したのだ。
それも自然に。
何故であろう?
それはおそらく、禿げのことを忘れていたからだ。
もし、あの時、禿げにまかせてペタペタ、ペタペタやっておれば、禿げを気にして余計に禿げになっていただろう。
私は悟った。禿げは禿げのままが一番である。
今のM字が私は好きだ。