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なぜ、ももいろクローバーZを聴くか2013年02月08日 22時07分51秒

音楽に関してはもっぱら聴くのが専門で、歌ったり楽器を演奏することはできません。
しかし耳はけっこういいと思います。
中学の頃からレコードを買い始め、父親が所有するかなり立派なオーディオで聴いていました。
日本のフォークも若干聴きましたが、最初から興味があったのはブリティッシュ・ロックです。
柔らかいところではクイーン。
ハードなところでは、ディープ・パープル、レッド・ツェツペリン。
プログレ系では、イエス、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、、、といった感じです。

40歳を越えて突然ジャズに開眼。
1950年から1960年のモダンジャズからアバンギャルドが好きです。
エリック・ドルフィーとかオーネット・コールマンとか。

J-POPには全然詳しくありませんし、ましてやアイドルには何の関心もありません。
ただ10年くらい前に「スピード」の女の子たちは歌がうまいと感心したことがあります。
さて、ももクロです。
これから書くことはファンにとっては常識かもしれません。
あるいは逆に、ぼくの書くことは的外れかもしれません。
ま、ブログなので勝手に書きましょう。

ももクロの結成は2008年。
現在リーダーの百田夏菜子は当時14歳だったはずです。
その頃の動画をYou Tubeで視聴可能ですが、まったくのへたっぴ。
つまり素人ということです。
代々木公園での路上ライブから活動を開始し、車中泊は当たり前で全国を回ります。
マイナーレーベルからレコードを出し、やがてメジャーデビュー。
昨年大晦日での紅白歌合戦では視聴率アップに大きく貢献したことはみなさんご存じの通りです。

代々木公園の隣にはNHKホールがあり、彼女たちは紅白歌合戦の出場を夢見てきました。
だけどそれって、どんな芸能人でも考えることで、あんなへたっぴな歌唱力でよくもそんな大胆なことを発言していたものです。

ですがその夢は現実になり、ライブ会場は次第に大きくなっています。
今年の夏には7万人収容の日産スタジアムでライブを行うそうです。

現在18歳になった百田夏菜子の5年後、10年後はどうなっているのでしょうか?
あの激しい踊り、激しい歌。
ああいった活動が、30歳になってもできるということはあり得ないでしょう。
また、「ももクロ」というのは、「AKB48」のような「システム」ではありませんから、メンバーが入れ替わって新陳代謝を図るということはあり得ない。
つまりももクロは「システム」ではなく、百田夏菜子ら5人に対する呼び名なんですね。
従って、ももクロには近い将来、終焉が訪れることになります。

路上ライブから出発して日産スタジアムまで上り詰めるアーティストなど滅多にいないはず。
だけど、何十年かのスパンで見れば、いなくはない。
それをぼくは今、生で目撃している訳です。
音楽を聴くというのは、知的アクティビティーの一つです。
ぼくの能力は大したことはありませんから、そのアクティビティーが続くのは、還暦までのあと9年くらいと自分では思っています。
その9年に、ももクロの上昇と頂点、そして結末を見ることになるでしょう。
生き物としてのアーティストの盛衰を体感できるのは、ももクロを以てぼくの人生の最後だと思われる訳です。
そういう意味で目を離すことができない。

ぼくの心の真ん中にいたディープ・パープル。
彼らはぼくが15歳の時に解散しました。
それからおよそ35年の歳月が流れ、ぼくは自分の人生の締めくくりに合わせるように、ももクロという5人のアーティストが昇華する姿を見届けようとしています。

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