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g2, Vol.12 をどうぞ2013年02月06日 22時29分57秒

ムック「g2」を読みました。
17人の作家さんによる作品集ですから、興味のあるものを中心に。

一流の作家さんがずらりと並んでいますが、一番「芸風」が文章に出ているのは久坂部羊さんではないでしょうか。
久坂部さんの作品は、名前を伏せたとしてもその文章と内容で久坂部さんが書いたと分かる自信がぼくにはあります。
ええ、つまりファンだということです。

「特集」の「生と死をみつめて」はどれもいい作品でした。
ぼくの興味にぴったりとはまっているからでしょう。

スポーツ・ノンフィクションもよく掲載されますが今回は伊良部投手。
文春の「ナンバー」のようにいつもレベルの高い作品が掲載されますよね。

森健さんの原稿は、ビッグデータ社会の陥穽について。
森さんの得意とする分野のうちの一つです。

「g2」はwebとも連動しており、webに会員登録している人は1万人にのぼるそうです。
ムックがどれくらい売れているか知りませんが、こういった良質のノンフィクション雑誌は、半永久的に継続してもらいたいですね。

新聞広告で見かけることはまずありませんし、本屋さんでもひっそりと置かれている印象ですが、なんだか勿体ないですね。
集英社の「kotoba」もそうですが、もっと目立つ存在になって然るべきだと思いますよ。
本好きの人、ノンフィクションが好きだという人は、ぜひ、手に取ってみてください。

お勧めです。
ぼくもweb版で、微力ながら「著者インタビュー」でがんばります。