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黒澤明「天国と地獄」を観る2010年10月06日 18時46分42秒

数年ぶりに「天国と地獄」を観ました。
この映画の特徴を一言で言えば、「面白い」に尽きます。

なんでこんなに面白い脚本が書けるのでしょうか?
黒澤明は、ハリウッドで言うところの「監督」ではなく、「脚本家」であり、「美術監督」なんですよね。

その黒澤さんの天才ぶりが遺憾なく発揮された作品です。

そして三船敏郎がいい。
この人は声も良いし、目が良い。
こんな存在感のある役者さんは空前絶後でしょう。

たしか何年か前にテレビドラマで「天国と地獄」がリメイクされたけど・・・・あれはちょっとレベルが違っていました。
ま、それは製作費を含めて条件が全然違うので、比べるのはナンセンスでしょう。

実に見事な映画です。
「七人の侍」に匹敵すると思います。