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歳を取ると許せない2009年10月15日 21時11分20秒

先日、大学の同級生と話をしていたら、あと1回、暦が回ってくれば還暦だという話になりました。
うーん、そうですか。
12年なんてあっと言う間ですから、僕の人生も完全に後半戦。
いえ、晩秋の黄昏ですかね。

歳を取ったと実感するのはやはり体調が常に悪いこと。
目も見えないし、体のあちこちが痛い。
つい数年前まではテレビでイチローの「レーザービーム」を見ると、凄いなあと感嘆しましたが、最近では見ると何だか自分の肩が痛くなってしまいます。

体調以上に老化したのは、精神面です。
若い頃には「許せた」ことが、歳を取ると「許せなく」なるんです。
人生の残り時間が少なくなったからでしょうか?

クリニックを経営していて、腹が立つことは殆どありません。
しかしプライベートでの他者との付き合いとか、過去の人間関係とか。
昔、上の人間にこういうことを言われたとか、下の人間からこういうことを言われたとか。
大学の時にあんなことがあったとか、高校・中学でどうだったとか。

老人は怒りっぽいと言いますが、今の僕はそうなりつつあるのかも知れません。

しかしこういった喜怒哀楽が薄れてしまうと、「人間力」まで衰えてしまうと思うのです。
許せない時は、大いに怒って、人間としての力を損なわないように生きていきましょう。