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インフルエンザはいない2009年08月22日 10時16分39秒

新型インフルエンザが流行期に入りました。
「流行」とは何かというと、一つの医療機関で1週間に診る患者数が「1」を越えるということです。
はい、うちのクリニックもこの1週間で1人のインフルエンザのお子さんを診ました。
逆に言えば、まだその程度です。

クリニックには現在夏風邪で熱を出しているお子さんが多数お見えです。
発熱のお子さんが100人いれば、
99人が夏風邪で1人がインフルエンザと言った感じでしょうか。

しかし、ほとんどのママたちが「インフルエンザではないでしょうか?」と聞いてきます。
「死者もでてるらしいですけど?」とも。

テレビというメディアはほとんど「文字」を伝えることができませんから、新型インフルエンザの実情を伝えるのは不可能かもしれませんね。

さて、しかし、今後大流行するのは間違いありません。
そこで次に掲げる「注意点」を作成し、クリニックに掲示・配布することにしました。

新型インフルエンザについて知っておくべき注意点

・ 2009年の秋から冬にかけて爆発的大流行が予測されます。
・ クリニックも大混雑が予測されます。
・ 高熱に加え、けいれんや呼吸困難がある方は、はじめから入院施設のある病院を受診することをお勧めします。
・ 38℃以上の熱が出たら、1日は自宅で様子をみてください。12時間以上経過しないとインフルエンザの診断はできません。
・ 自宅で様子をみるためにも、小児用解熱剤(アセトアミノフェン)を常備してください。
・ クリニックに来る方は、絶対にマスクをしてください。
・ インフルエンザ・ワクチンには季節型と新型があります。季節型ワクチンは、新型インフルエンザには効果はありません。