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バンザイ! 星野Japan!2008年08月25日 19時28分44秒

北京オリンピックが終わりました。
感動的な場面をいくつも観ましたが、それとは逆に、本当に失望させられる場面も観ました。
それは、何といっても野球でしょう。

勝てば官軍負ければ賊軍で、星野さんはマスコミから叩かれていますが、僕からするとああいった論調には違和感があります。

その最大の理由は、批判が手ぬるいこと。
それから、なぜ戦う前に批判しなかったかです。

星野Japanのダメなところを3つあげましょう。
まず、何といっても「星野Japan」という呼称です。
僕はこういう個人崇拝が大嫌いです。
あんたは、スターリンかとつっこみを入れたくなります。
五輪というのは、それぞれの国と地域が、名誉と誇りを賭けて最高のパフォーマンスを競い合う場です。
それが何で個人の名前が被せられているのでしょうか??
Japanは、我が祖国・日本の代表チームであって、星野さんの徒党ではありません。
この名称はマスコミが付けただけ?
いえいえ、そうなら星野さんがマスコミに向かって、そのような名称を使わないように言えば良かっただけの話です。
要するに星野さんは「いい気になっていた」だけのことです。

2つ目の問題点は、組閣です。
そんな星野さんがコーチに選んだのが、自分の友人たち。
田淵幸一と山本浩二。
山本さんは守備コーチらしいですが、一度も経験の無い仕事を五輪の大舞台でいきなりまかせ切っていました。
いい気になっていた星野さんが、チームを私物化していた訳ですね。

3つ目は、ヘッドコーチの田淵さんのセンス。
この人は、選手起用に、選手の血液型を参考にしていたと言います。
このことは、かなり前に僕はこのブログで批判しています。
血液型が人間の性格に関係するというのは、完全に間違った迷信です。
議論の余地もありません。
現在、「自分の説明書」という血液型別の解説書がベストセラーになっています。
これを買う人間を批判するつもりはまったくありませんが、ここで書かれていることに、科学的な根拠は一切ありません。
しかし、人間って、迷信と分かっていても「北枕」では眠れないもの。
そういう心理がある以上、こういった本が売れるのも分かります。
だからといって、国家を代表するナショナル・チームが血液型で選手を起用したらどうなるのか?
こんなオカルト・チームが勝てる訳がありません。

星野さんは、ストライク・ゾーンの違いを最大の敗因に挙げて「選手が可哀想」と言っていました。
ちょっと意味が分かりませんが、これって日本だけに不利な判定をされたという意味でしょうか?
それとも、国際審判に、日本の基準に合わせろと文句を言っているのでしょうか?
選手が可哀想?
参加した全チームの中では桁違いの金持ち集団ですよ、Japanは。
そうでは無いでしょう。
可哀想なのは、こんなチームに期待してしまった日本国民です。

4位という結果には全然驚きません。