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トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」 (中公新書) 山本 紀夫2016年04月03日 15時11分03秒

トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」
世界史であると共に文化史でした。
まさに All About the トウガラシ。

大変面白く読むことが出来ました。
サトウキビを発見した人は、その味の魅力をすぐに理解出来たと思います。
だって甘いんだから。
ぼくは「甘い物」が好きではありませんが、甘味の魅力はちゃんと分かっているつもりです。
トウガラシは辛かったので、その魅力(あるいは無害であること)に気付くまでは少し時間がかかったでしょうね。
しかし理解できてしまえば、「病みつき」になります。
砂糖に「病みつき」になる人は稀でも、辛さの虜になる人はたくさんいます。

辛いという舌の感覚はないとは知りませんでした。(前に勉強したはずですが、忘れました)
辛いのではなく、痛いのですね。
このカウンターパーツとしてエンドルフィン(脳内モルヒネ)が分泌され、快感に変わる訳ですね。

ですが、日本では七味唐辛子の一味を構成しているだけで、あくまでも脇役です。世界によってこれだけ使われ方が違うとは、本当に不思議ですね。

トウガラシだけで1冊の本を書ける筆者の力量も大したものです。

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