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「ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年」小島武夫2011年02月06日 11時11分25秒

ろくでなし
小島武夫という名前を知っている人は、このブログを読んでいる人の中にはほとんどいないでしょう。
麻雀を、いろいろな意味で生活の手段にしていた、いわば我が国の「麻雀プロ第一号」といったところです。

その小島さんの自伝が本作。
大変面白く読みました。

ですが本として、どこまで深く書くかというのは本当に難しいものです。
いっそ、漫画にしてしまえばもっと売れるだろうし、「マルコムX自伝」みたいに深く書いたら誰も買わないだろうし。

内容的には、いわゆる「タレント本」をやや上回った感じはありますが、もっと深く深く自分を書いて欲しかったと思います。
それくらい、小島武夫という人間には興味を持つことが可能です。

僕が学生の頃は、娯楽と言えば、麻雀と酒を飲むことくらい。
玉突きもやったな。
ですが今は、ゲーム、ケータイ(スマートフォン)、ネットの時代ですから、麻雀なんてできる大学生はほぼ絶滅でしょう。
それを考えると、貴重な本なんだけど、あまり売れないかもしれませんね。