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鯨が食べたくてたまらない2010年01月09日 22時40分29秒

日本の調査捕鯨の船と、シーシェパードの妨害船が衝突する映像は、大きなインパクトがありました。
鯨の調査捕鯨を行うことは、国際的な取り決めで認められていることなのですから、暴力的な妨害行為は絶対に許されません。

ところがオーストラリアなどでは日本に対する反感が噴出しており、反捕鯨の感情もさらに高まっているようです。

こういう事件が起きると必ずナショナリズムが高揚します。
日本人の大多数は、今回の事件に腹を立てていると思います。
その気持ちは僕も同じです。
しかしこれは国際的にはどうやって決着を付ければいいのでしょうか?

僕が幼少の頃には、鯨は、食材を筆頭に日本の文化の中に完全に入っていました。
しかしそういう鯨文化は私たちの身の回りから消えて長い年月が経っています。
みなさん、1年に何回、鯨を食べますか?
「鯨が食べたくてたまらない」と思いながら毎日を過ごしている人っています?
もちろん、ゼロではないとは思いますが、そういう人ってあなたの周りに何人いますか?

つまり我々日本人は、すでに、日常の中では鯨のことなど全然意識していない訳です。
ですが、外国からこうやって暴力行為を受けると一気にナショナリズムが吹き上がって、捕鯨に賛成だとか、昔食った鯨、ありゃ美味かったとか急に言い始める訳です。

シーシェパードのテロに屈するということでなく、なぜ、日本は調査捕鯨を続け商業捕鯨を再開したいのか、なぜ野生動物である鯨を殺して食べたいのか、もっと論理的に肉付けしないと、世界を説得できないと思います。

日本が国連の安保理の常任理事国に入れない理由の一つは、商業捕鯨を再開しようとする日本の態度にあります。
水産庁は必死なって世界の舞台で捕鯨を認めさせようとしていますが、一番迷惑を蒙っているのは日本の外務省と言われています。

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