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かかった人は必要ない2009年11月10日 22時26分01秒

新型インフルエンザワクチンの接種がそろそろ始ろうとしていますが、これは完全に報道先行。
うちのクリニック、いえ、千葉県のすべてのクリニックにはまだワクチンは届いていません。

接種がすでにルーチンとして始っているかのような報道は、事実を正しく伝えていません。
報道機関は「新しい話」に飛びつくのではなく、ワクチン接種が「遅れている」ことをこそ、報道すべきです。

接種場面がテレビや新聞で伝えられていますが、こういった取材に応じる医者にも問題がある。
取材される人間は取材意図を聞いて、賛同できなければ取材に応じるべきではありません。

さて、新型インフルエンザにかかった人は、新型ワクチンをどうするか?
かかったものが「新型」とは確定できないので、ワクチンを受けておいたほうがいいでしょう、、、みたいなことを以前にここで、書きました。
しかし、どうやら接種は不要という意見がメジャーになりつつあります。

千葉県のデータでは、今の時期インフルエンザにかかるとそれはほぼ100%新型であるそうです。
であれば、ワクチンをうったのと同じ効果があります。

2010年の1月にもう一度、流行のピークがあるのか、それは新型か季節型か、今の時点では分からない部分もあります。
新型にかかった人ももう一度かかるかもしれない。
ですが、今かかった人は、ワクチンをうった人と同様に、おそらくはその時に重症化しないでしょう。
何度も言いますが、新型ワクチンの目的は、「かからない」ことではなく、「重症化を防ぐ」ことです。

新型インフルエンザにかかってしまった人は、新型ワクチンは接種しなくて良いのではないでしょうか。

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