歴史は必ず進歩する！　医師・松永正訓のブログ

僕のクリニックは千葉市若葉区というところにあります。
人口15万人の広い地域です。

この冬のインフルエンザはなかなか流行が治まらず、今日も10人くらいの患者さんが見えました。
今年のインフルエンザAソ連型は、ほとんどがタミフル耐性と言われていますので、僕は積極的にリレンザを使っています。

効果はタミフルもリレンザも変らないように思えます。
ただ、リレンザは、内服薬ではないので、体内に蓄積していかないことがママたちには安心感を与えるかもしれません。

欠点を言えば、リレンザは自力で吸入しなければ何の効果もありません。
ですから僕は5歳以上のお子さんには、全員、まず初めにリレンザをおすすめしています。

そんな僕のクリニックですが、何と、リレンザの処方数が若葉区でNo.1になってしまったそうです。
もちろん、大人のクリニックも病院も含めてすべてのなかで第一位だそうです。

なぜでしょう？
不思議だ。
他の先生たちはA型のインフルエンザでも気にせずタミフルを使っているのでしょうか？
業者さんの話によれば、単純に僕のクリニックは患者さんが多いからだということですが、いえいえ、そんなことはありませんよ。
うちは普通です。

ま、僕はあくまでも公正にそして科学的に薬を処方するだけです。
患者にとってのベストは何かと考えているだけ。
その結果が今シーズンはリレンザNo.1になったということでしょう。