歴史は必ず進歩する！　医師・松永正訓のブログ

昨日放送された「朝ズバッ！」ですが、取材VTRはおよそ10分程度だったと思います。
では、実際にどのくらいの長さにわたって取材を受けたかというと、、、。
まず、僕のクリニックでの撮影がおよそ3時間。
自宅での撮影が1時間。
大学病院での撮影が4時間。
麻衣ちゃんがクリニックに訪ねて来てくれた時が1時間。
これだけで9時間です。
麻衣ちゃんもおそらく自宅で1時間くらい取材を受けていると思いますから、合計で10時間になります。
つまり、600分です。
放送されたのが10分だとすると、全体のわずか2％に過ぎません。
従って98％がカットされたことになります。

今日、大学病院に行って診療をして来ましたが、色々な人から昨日のテレビの話をされました。
長女がピアノを弾いている場面が流れて、これに対してお誉めの言葉をたくさん頂きました。
これは僕も嬉しく思いました。
ところが、、。
放送でピアノの場面を見ていた5歳の次女は、自分が全然出ていないと言って泣き出してしまったのです。
幼稚園に行くことまでぐずる始末で、一騒動となりました。
自分も映ると期待していたんですね。
まあ、それは致し方ないでしょう。

多くの人に放送内容を誉めて頂きました。
小児外科の教授の奥さんも番組を見て、良かったと言っていたそうです。

しかし、このブログへのコメントのように、「小児科医不足」の問題と、僕が訴えたい「小児がん」の問題は関係ないのでは、という意見もいくつか頂きました。
それはその通りだと思います。
ですが、この番組は、僕の番組ではありません。
つまり僕は取材を受ける側であって、制作者ではないということです。
TBSにはTBSの番組企画の意図があって、「小児科医不足」の問題は最初から聞いて理解していました。
それは承知の上で、自分のメッセージを出したつもりです。

現に、小児がんとの闘病をしている何人もの方から、麻衣ちゃんの姿に勇気をもらったとメールを頂きました。
そういう意味では、僕の意図はきちんと通ったと思います。